隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

第十話 「集う仲間たち」

このアニメは色々な事を考えさせてくれるので楽しいですね。今回も思うところがたくさんありすぎて困ったくらいです。
今回の流れとしては、生徒会室だけが全焼するという謎の爆発が発端で、昔使われていた寮を新しい生徒会室にリニューアルするという感じ。その過程でそれを手伝う生徒が増えて、そして盛り上がり、最終的には嘆願署名は目標の70%を大きく上回る76%に達する。つまりはこの新しい生徒会室を作るという運動だけで44%もの追加の署名が得られたのです。44%って50%に達しないまでも、ものすごい数の署名が集まったって事ですよね。正確な生徒数なんかは発表されていないので何人ということはわかりませんが、それでもすごい数だとは思います。では、どうしてそんな膨大な数の署名が集まったのか。それはやはり最後のみかんの「まなびちゃん、私思ったんだけどね、これって学園祭みたいだよね」という言葉に収束するのかなぁと。なにかの目標に向かって「みんなで」なにかを成し遂げようとする、その連帯感のようなもの、それが学園祭の醍醐味であると思います。それを、今回は新しい生徒会室を作るという目標に向かってみんなでそれに向かって突き進んだ事で連帯感が生まれ、そして皆、その楽しさを思いだした、発見した。そして、その楽しさがわかったからこそ、本来の目的だった、学園祭を中止にさせたくない、いや学園祭をやりたいという事に繋がっていったのだと思います。みんなの連帯感が高まる感じがとてもよく描かれていたと思います。