隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

第十二話(終) 桜色の未来たち

みかんのばいばいから始まった最終回。ついに終りを迎えたこのアニメ。非常に感慨深いものがあります。1年飛んで卒業式から。次期生徒会も決まり、まなびたちは卒業後の進路についての話題で盛り上がる。むっちーは実業団、ももは専門学校、めぇーちゃんは大学、まなびはフリーター、そしてみかんはアメリカへ。このアニメの中心は誰なのかと言われたらやはりみかんだった、というのが正しいのかなと思います。これまでみかんによる不思議な映像がたびたび流れるシーンがありました。そういった伏線もちゃんと回収してくれたので満足しました。
最終話、ももはいつも通りの活躍をするでしょうと私は予想していたのですがとんでもない。いつも以上に素晴らしかったです。何が一番嬉しかったかというと、登場時間が多い、多いというかみんなと同等以上に出演していたということ。これは、本当に感無量でした。しかも出るだけでなくセリフが多い多い。もしかしてこの12話だけで11話までのセリフ量を超えてるんじゃないかとも思いました。メロリンQというポーズも超絶かわいく、癒され続けました。この最終話のももを見て、コミカライズされた漫画のようだなぁと感じました。漫画の脚本ももちろんアニメ版ストーリーディレクター金月龍之介氏が書かれているものなのですが、漫画ではももにかなり登場回数があります。そういう意味では、やはりアニメ化にあたり、果たした役割は役目は置いておいて、ももの出番自体を減らしたのは演出だったのでしょう。そこにどういう意図があったのかはいくつか予想したりもしましたが、これもまた気が向いたら書こうかと思います。
最後の空港でのみかんとの別れからBGMが流れ始めスタッフロールが流れ終了。かと思いきや1年5ヵ月後に飛びましたね。さっき別れたばっかりなのにもう登場か、なんて無粋な突っ込みは不要。もうね、最後のOPに繋げるシーンは鳥肌立ちました。元々そういう演出に弱いという私もあるのですが、でも感動しました。そして、あぁなるほど、と思わざるを得ませんでした。話もきっちりまとまりましたし、いい最終回だったと私は思います。そしてこの最終回を見て完璧にDVD購入は決まりました。当初4話くらいで購入意思はあったのですが途中マンネリしてしまった感が私の中であり、やっぱりやめておこうかなぁという気持ちに一度なったのですが、ももを追っていくうちにまたまなび熱が再燃し、そして今回の話で意思は固まりました。
ところで最後の疑問なのですが、それは消えるスプレーの話。OPが7話からスプレーが消えていく演出になったのですが、これははたして例の視聴者からのクレームのせいでそうなったのか、そもそも最終話に向けての演出だったのかということ。もし、視聴者からのクレームのせいだったら、それだけで最終話のストーリーが変えられてしまったということになるので、まずこの可能性は無いと思います。となると次は、なぜ7話から突然その演出に変えたのかという疑問が残ります。やはり演出だったのかなぁとは思っているのですがここだけちょっとすっきりしないなぁと思っていたりします。しかし、何はともあれいいアニメと出会えて良かったです。