隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

タスケテタスケテタスケテ

次の話までには必ず見るようにしていたマイユアなのですが、今週はちょっと時間がなくて先週の分と今週の8話の分を一気に見ました。というわけで7話8話あわせての感想となります。
さて、7話で朱里、修輔の家庭の話が掘り下げられました。事前に朱里のセックス発言があるぞ、ということで期待していたのですが、実はもっとネタ的な意味で用いられるものと思っていたので、緊迫した修羅場シーンにはドキドキさせられました。そして、朱里たちの家庭状況がかなり厳しいものだということがよくわかりました。7話だけだと微妙でしたが、8話もあわせて考えると、この問題を解決するのは修輔だと思います。佐菜はおそらく多少関わってくるかもしれませんが、基本的には修輔と朱里の問題であり、そして7話であまり修輔に焦点が当てられなかった事からも、これから修輔が絡んでくるのだと思います。朱里の問題が描かれる一方猫の埋葬話も気になる所です。この伏線は回収されるのでしょうかね。
さて、8話です。8話は完全に菜々香回でした。星野さんと佐菜が意図せず抱き合ってしまっていたところを偶然に目撃してしまう菜々香。相変わらず不幸体質だなぁとニヤニヤしながら見ていたのですが、その後の展開は非常に暗いものでしたね…。サブタイにもあった「秘密のポスト」、今になってポストを開けてみると大量にあふれ出る手紙、そしてタスケテタスケテの赤文字…タスケテタスケテはちょっと戦慄がはしりましたよ。最後には、佐菜が「俺が守る」ENDだったのですが、最後の、菜々香と佐菜のポスト前でのシーンはなんかこう、もやもやしたものが少しだけ残ってしまいました。佐菜はもっと菜々香の事を考えるべきなのです。実際、佐菜は別の学校へ行っていたし、きっと菜々香のことも忘れていたでしょう。なんせ1話で菜々香を見ても「はじめまして」なんて言う奴ですから。別のところへ行っていたし、だからこそ佐菜は菜々香のことを考えることはできても何もすることはできなかったでしょう。実際菜々香もそれは分かっていたのでしょう。だからこそ、佐菜が今、その話を聞いて駆け寄ってきてくれた事が嬉しくて、そして佐菜に体を預けたのでしょう。「助けに来て欲しかったのに」という菜々香のセリフが全てを物語っているような気がしました。でも、そこまで分かっていても私はこの佐菜という主人公には何かイライラというか、足りない気がするんですよね。一つ一つの言葉の重みが無いまではいきませんが、とても軽い気がするのです。芯が通ってないとでも言いましょうか…。ただ、これは私が、これまで佐菜に対して空気読めないと言い過ぎていて、その先入観のようなものがあるせいなのかもしれません。
とりあえず佐菜のことは置いておいて、問題は菜々香以外の女性キャラです。どういうことかというと、これでほとんど完全に菜々香ルート確定な匂いがしてしまいます。むしろ、これで別キャラとルートができてしまったら佐菜はもう救いようがなくなってしまうでしょう。こうなると一番不憫なのは麻緒衣。まさかこのまま何も起きずにただの幼馴染として終わってしまうのでしょうか、いやそれは無いのはわかっているのですがそれでも今回の菜々香と佐菜のやり取りを見ていると不安を覚えます…。
佐菜について散々文句書きましたが、面白かったことは確かです。次回はアニメンジャー、雛子も出るようで良かったです。来週の話の方向性が見えません。