目が見えなくなった主人公、それだけでなく記憶までも退行してしまう。そんな琢磨を気遣い、琢磨が昔お母さんと暮らした家に住むことにするはやみ。一見楽しく過ごしているように見えましたが、どこかその日常の中に違和感を感じてしまいます。そしてそれは、琢磨の記憶にありました。何気ない日常、しかしふとしたきっかけで琢磨のすべての記憶がよみがえり、視力が戻り、そしてすべてを受け入れたとき…。なんとまぁ、欝な展開を最終回に持ってくるもんだと思いました。暗転、時が立ち再び村に戻ってきた琢磨たちが描かれる。最後のシーンでは、はやみちゃんが好きだった巨大な風車をつくり、喪に服していた琢磨。あぁ、なんて欝な終わり方なんだ、と思っていたらなんと突然ロリ音羽が登場。そして「会議でお願いするの大変だったんだから！」と言葉を残して立ち去ります。後はお察しの通り、はやみちゃん復活。いやぁ、このまま欝で終わると思っていたので、この良展開には感動しましたね。やはりアニメは欝な展開で終わるよりもハッピーエンドですよね。そんな、私の願望を叶えてくれた脚本の人やスタッフには感謝ですね。ご都合主義な終わり方をするアニメもたくさんありますが、このエンドは良かったですね。いい最終回でした。
