隠れてていいよ

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true tears 再視聴 第1話 ボーイミーツガール

true tears BDBOX入金締め切りは1月8日金曜日までです。特典としてオーディオコメンタリーの収録も決まったそうです。
さて、今日からtrue tearsを改めて見ていこうと思います。私はDVDを購入していませんので、ソースは放送時のものになります。OP後のCMがキミキスだったりと時代を感じます。
オープニングを見るのも本放送時ぶりでして、2008年1月から3月までの放送であったことを考えると実に2年ぶりの視聴となります。ある意味で2年も完全に距離を取っていたのにも関わらず作品は好きだったというのは不思議なものです。前置きはこの辺りにしまして、本編の内容の方へ移って行きたいと思います。
改めて1話を見直して思ったのは、1話の完成度がやはり高いということでした。私が1話に求めるものはこれまでにも何度か書いたことがあるのですが、その中でも「キャラクターの印象が残る」事は重要なものの一つだと思っています。原作を知っていてすでにそのキャラが自分の中で出来上がっているという状況は別として、初見で果たしてどんな印象を視聴者に与えるかというのは1話以降に大きく響いてくるわけです。
1話では、主人公である眞一郎、同居している比呂美、可愛いけれど色んな噂が立っている乃絵、眞一郎の同級生の三代吉、そしてその三代吉の彼女であろう愛子、また眞一郎の両親が登場します。1話を見終わって感じることは、「みな色々な問題を抱えているな」ということではないかと思います。決して和気藹々としてません。眞一郎は自分の将来や比呂美の事に対して悶々としてやりきれない思いを抱えています。比呂美と眞一郎の間には心の壁があるという描写も見受けられます。また、第1話のタイトル「私…涙、あげちゃったから」とあるように乃絵に対する描写が雷轟丸の死を絡めて書かれています。また愛子に関しては、三代吉と付き合っていると思いきや気持ちは眞一郎にあるということがミスリードではない限りすでに読み取れます。そして眞一郎と両親の間にも普通ではない壁があるのだろうという事も表面上からは読み取れます。
このように、1話にして主要な登場人物が全て登場すると同時にそのキャラクターたちの何となくを掴むことができ、また同時にそれぞれがどういった問題を抱えているのかが深くは分からないも、何となく読み取ることが出来ます。何となくというのは別に表現をごまかしているというわけではなく、実際1話では理解度はそんなものだろうという意味です。だからこそ2話が楽しくなるわけです。1話の引きで2話の内容は間違っても想像が出来ないと思います。
ここまでは全体的な評価ですが、もう少し感情的に個別の事を見ていきたいと思います。乃絵を久しぶりに映像で見ましたが、なんとまぁ可愛い。ずっと可愛い可愛いと思ってましたがやっぱり乃絵は可愛いです。木から降りられなくなり、手をバッと広げて「眞一郎、今から飛び降りますよ」と合図を送るシーンが最高でした。この乃絵を見てときめかない人はいないと思います。本当に乃絵は感情が豊かですね。まだ眞一郎と出会って間もないのに、怒ったり貶したり笑ったり褒めたりと、ここまで感情を表に出せるのはすごいなと思います。本放送時にも少し書いていましたが、乃絵の素晴らしいところの一つとして、人を真っ直ぐに褒めることが出来るところがあると思います。そしてそれが結果的に心疲れていた眞一郎の心を癒し、動かす事となるのですが、それは一時的なものであったと当時は私は結論付けていました。告白回前後に差し掛かった時にこの辺りについては掘り下げたいと思います。
比呂美も1話は本当に清楚で、それでいて活発な子ですね。1話で眞一郎の気持ちが比呂美に完全に向いているという事を理解できるべきでした。いや、1話では理解できなかったというのが正しいのでしょうか。しかし幼馴染という絆の強さを覚悟しておかなければならなかったのかもしれません。1話では眞一郎と乃絵の出会いが強烈に描かれていますが、実は軸には眞一郎と比呂美の事が描かれていたように思います。幼馴染というフラグは強し。
1話にしてすでに感情が揺れているのですが、頑張って2話以降も視聴していきたいと思います。本放送時は4話にして乃絵の魅力にとりつかれてしまっているのですが、一体どういう点が魅力的だったのかもさらに考えていきたいと思っています。