隠れてていいよ

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true tears 再視聴 第5話 現実の女の子もこんな感じらしい

5話は、比呂美の部屋での騒動が眞一郎と比呂美の両視点から描かれる演出がある回です。この演出は当時ネットでは評価されていたように思えます。
さて、5話でもますます比呂美の心情が描かれています。特に何度も繰り返しになりますが、比呂美の眞一郎への思いがより顕著に分かるようになってきました。また同時に愛ちゃんの眞一郎への思いも露骨になってきてましたね。当時はあまり比呂美の事を見ていなかったせいか何も思わなかったのですが、今回見直すと比呂美の腹黒さに引きそうになります。でも、現実の女の子はもっともっと腹黒い、って友達が言ってました。だからこそ、純粋な乃絵に私たちは惹かれていくのではないかなと。こういった女の子の腹黒い考え方というのが、アニメ作品には受け入れられにくいのでしょうか。裏がある、という程度の黒さではなく、誰かを陥れようとしたり自分の利益を一番に考えている類の腹黒さは時に視聴者を不快にさせてしまいます。そういった事により抵抗がある層が乃絵派に流れているのではないかと考えていました。
前回で思いつかなかった4番の意図ですが、今回で一つ考えましたのは、眞一郎が「乃絵と付き合ってくれ」という事に「はい、分かりました」と即答するはずが無い、そこで比呂美の話題を出してやれば現在乃絵に興味を持ち始めている眞一郎を乃絵から切り離し比呂美へと集中させることが出来る、という4番の意図があったのではないかと。妹のためならなんでもするような人が、自分と妹との関係を壊す可能性がある眞一郎に対して助言なんてするはずが無いんですよね。
それにしても乃絵は眞一郎曰く変わった子なわけなんですが、腹黒い比呂美よりも私は受け入れることが出来ます。先ほども少し書きましたが、いわゆる乃絵派な方々には比呂美のこの腹黒さが、心の内では一体何を考えているんだろうというこの黒さが気に食わないんだろうと思います。そして、話が進むごとに比呂美の内面がより描かれることによりさらに比呂美離れが進み、反対に乃絵はいいなぁという気持ちになりそして乃絵に傾倒しすぎたばかりに納得がいかない終わり方だと感じてしまうという末路をたどるのかなと…。
本放送時の感想 => 「時々なら、男と食べてもいいでしょ」