AngelBeatsについて事前に情報を少しでも仕入れた方なら分かると思うのですが、本当にハードル上げに熱心なアニメでした。枚数使ってるよとか、ライブシーンが見所だよとか、挙げだしたらキリがないわけですが。そもそもハードルを上げたなと感じるのは視聴者側のハズなんですが、いつの間にか製作者側がハードルを上げようとしていたように感じます…。
さて、MBSでつい先ほどまで放送されていましたが、第一感を残しておこうかと思います。ハードルを上げるということはソレナリにキツイ視点で見られることを覚悟していないといけないわけでして。なぜなら、「あんなに事前に煽ってたのに思ったよりはアレだったよ」という感想を許してしまうわけで。
アバンで、ヒロインの「ゆり」（某ヒロインっぽい子）が登場するわけですが、まぁヌルヌル動くシーンがあるわけですね。また、スカートのヒラヒラを無駄にヒラヒラさせてみたりとか。はたしてこういう演出をどう思うかなんだと思います。おそらくですが、「うわーヌルヌル動いてるわー、さすが事前に言われていただけのことはある、神アニメ！」のパターンと「ヌルヌル動かすところ間違ってるだろ…てかヌルヌル動きすぎるのも考えものですね」というパターンが両極端に据えられるのではないかと。ちなみに私は後者、つまり動きすぎに違和感を感じちゃった派です。特にそう思った理由の一つとして、案外キャラクターの顔が崩れるシーンが多く、気を取られていたせいかなと思いました。崩れるというのは、安定しないに近いのですが、綺麗に描かれているシーンが存在するだけに少しでも崩れると気になってしまうということです。また、引き絵に関しては厳しかったなぁと。背景はとても綺麗なんですが、その背景にあまり細かく描かれていないキャラクターをポンッっと載せられても違和感を感じちゃうわけでして。
ちょちょいとシーンを飛ばしまして、ライブシーンです。良いライブシーンっていう定義が分からないですが、個人的にはそのライブシーンが映える演出が欲しいです。例えばこの作品の1話のライブシーンですと、ライブと戦闘シーンが並行して描かれていたわけです。ライブシーンがあるから戦闘シーンが際立つ、逆に戦闘シーンがあるからライブが際立つ、というのが私の理想なんです。悪くはなかったですが良くもなかったというのが正直な感想。こういった感想を書いてしまうのは、事前のハードルが上がりすぎているからじゃないかとは思います。放送前はあんなに盛り上げていたのに、いざ自分で見てみるとそうでもなかった、するとガックリ感が何割増にもなってしまうわけなんですね。
続いてキャラクターについて。1話でしたが、かなり沢山のキャラクターが登場しましたね。このアニメに限らずですが、女の子のキャラクターって無意味に登場しても許せますよね。もう少し言うと、女の子キャラは居るだけでかわゆいですよね。それに比べて男キャラは、そのキャラを好きになるのが難しい、時間がかかると思います。そんな男キャラが1話は多く登場し、主人公と長々とした会話を続けるので集中力が削がれます。主人公はまだしも、サブキャラクターに近いキャラクターにはまだ感情移入しきれません。見ているだけで、また不思議ちゃんで許せるのは女の子だけだと思います。
そうなると、天使の子はとてつもなくかわいかったわけで。いきなり主人公を刺そうが関係ないわけです。また、死んだ世界戦線側の女の子も良さそうな子がいましたね。1クール13話でどこまで各キャラを掘り下げられるのか今から楽しみです。さぞ楽しいお話にしてくれることでしょう。
1話をリアルタイムで1度だけ見た初回の感想はこんなものです。明日以降見直してみて、思うところや考え直しがあればまた書こうかと思います。
最後にもう一度。Angel Beatsはハードル上げすぎたかと思います。
