隠れてていいよ

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同時進行的に物語が進む、夢喰いメリー

おさらい&あらすじ

夢と現とその境界、という3つが舞台のお話です。メリーというヒロインは、元々は夢の世界の住人だったらしい。が、ある日突然こちらの世界、つまり現へ来ていた…らしい。夢の世界へ戻るために足掻いているが、中々うまくいかない。そんな時、夢と現の境界空間を見つける。その空間では、夢魔(むま)と呼ばれる生物?が、現の人間を乗っ取ろうとしているのだった。夢の世界への手がかりを見つけるために、メリーはこの夢魔を探し続けている。

分かりやすいようで分かりにくい設定。2話までをそれぞれ2回ほど見直してみて、自分なりに理解してみました。夢魔はどうやら、乗っ取るだけでなく、共存することも可能だそうです。その例として、ショートの赤髪の娘が登場しました。ロングの赤髪転校生もいるので、ややこしいですなぁ。

ところで、2話の冒頭、橘 勇魚(たちばな いさな)というキャラが出てきましたが、一瞬、どうして勇魚が突然出てきたの?と理解ができませんでした。しかし、よーく思い出してみると、実は主人公はこの勇魚というキャラの家に居候させてもらっているんでした。この設定を完璧に忘れておりまして。思い出すまで、ちんぷんかんぷんでした。

同時進行的に、複数の人間の物語が描かれる

主人公の夢路、ヒロインのメリー、ショートの赤髪の子、ロングの赤髪転校生など。それぞれの考えていることがあり、それぞれが描写されます。皆考えていることが違い、それぞれの思うところがある、と。ストーリー展開としては、これらが段々と一つに繋がっていくスタイルを取るのかなと思います。
しかし、放送が始まってまだ2話。設定が深く理解できていないせいもあるのか、ピョンピョン場面転換されると、「あれ、どうなった?」と感じることが多いです。上記のあらすじ程度がちゃんと頭に入っていれば、置いていかれることはないのかなぁと思いますが、ここまで自分の頭で理解するのは、1回の視聴では難しかったです。

“キボー”という言葉

2話のサブタイトルは「夢もキボーも」。エンディングテーマは「ユメとキボーとアシタのアタシ」。キボーという言葉には、明るいイメージがある一方、叶うはずのないという形容詞が付くこともあるように暗いイメージもあります。また夢という言葉もキーワードになっているわけですが、こちらも同様です。この物語は1話から暗い雰囲気が漂っており、2話も明るいよりは暗いお話でした。果たして、どんな展開になるんでしょうねぇ…。

女の娘の魅力が、ジワリと伝わってくる

媚びすぎていないのに、キャラの良さが、ジワリと伝わってくるのが素晴らしい。風呂シーンも、あざとく感じない不思議。お風呂シーンはやっぱり、自然が一番。変な光が差し込んだりするのはもうコリゴリです。
2話までで登場した女の子は、幼馴染の勇魚、正ヒロインと思われるメリー、赤髪ショートの子、赤髪ロングの子だったと思いますが、皆、よさげ。かわゆい。

もっともっと盛り上がってくる

メリーは、話がシリアスになってくると面白くなってくるパターンかなと。というのも、2話までで、既にストーリーが暗い。そしてある程度は設定が説明されているからです。だから、このままシリアス展開に突入しても、視聴者をそれほど置いてきぼりにしないのではないか、と思っているんです。ただ、一度の視聴だけで全てを理解できるのかどうか、と言われると、ここだけはちょっと疑問なんですね。私も1話2話を2回見直しての、この理解です。1度だけだと、ちょっと分かりにくい部分があると思いました。

ただ、それは今後どんどん明かされていくことで、納得出来るのかもしれません。どちらにしても、この先楽しみな作品であることに変わりありません。