隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

ニコニコでアニメを見るということ

つい先日ニコニコ生放送で、ひぐらしのなく頃に」二夜連続放送と題して、2日間に渡り「ひぐらしのなく頃に」の1期が一挙放送されました(詳細は、以下のリンク先で)。現在は視聴することが出来ませんが、プレミアム会員であれば、今からでもタイムシフト視聴できるのではないかな、と思います。



初日の総来場者数は524,125人、総コメント数1,046,254、2日目もほぼ同数で、非常に大盛況でした。同時に50万人以上が見たわけではないものの、多くの人が足を運んだことは分かります。私自身、2日間の内、6割くらいはパソコンの前に座って視聴していました。


ニコニコ生放送に限らず、ニコニコ動画でもアニメ配信が盛んです。現在アニメチャンネルで配信されている「TV放映中タイトル」は16番組。多くののアニメが「第1話無料、第2話以降は公開から1週間無料配信!!」という方式を取っています。


私はニコニコでアニメを見るのが好きなのですが、どういう点を楽しんでいるのか? について、本記事では書こうと思っています。


ネット配信に関連して、最初にアニメ難民地域について少し考え、その後ニコニコについて掘り下げます。忙しい方は、アニメ難民地域の部分は飛ばしちゃって下さい。

アニメ難民地域のこと

ネット配信について考えるとき、アニメ難民地域のことは外せないと思います。

アニメ難民とは、放送されているアニメが少ない地域の住民のことを指します。アニメの放映本数は、地域によって随分と違います。2011年1月期都道府県別新作深夜アニメ放送本数(暫定)。(アニメの放送局に関するブログ)より引用させていただくと、以下のようになります。

(2)地上波のみ版。

15本 東京・神奈川東部・埼玉東部・千葉西部・大阪・兵庫南東部
14本 兵庫南西部・京都南部・愛知・岐阜南部・三重北中部
13本 神奈川西部・埼玉西部・群馬南部・千葉東部・茨城南部・兵庫北部・滋賀南部
12本 京都北部
10本 栃木・滋賀北部
9本  茨城北部・群馬北部・奈良・和歌山・岐阜北部・三重南部
7本  山梨・徳島
5本  佐賀南部
4本  福岡・佐賀北
2本  北海道・岡山香川・熊本・山形・鹿児島
1本  5大都市圏+岡山香川+熊本+山形+鹿児島以外の21県

2011年1月期都道府県別新作深夜アニメ放送本数(暫定)。(アニメの放送局に関するブログ)


グラフにすると、下のようになります。


アニメ放映本数別地域数を現した縦棒グラフ


人口数で考えると、どうしても首都圏組の声が大きくなりがちで、難民地域の人が話題に上がることが少ないような気がします。


こうした難民の人にとって、ネット配信はどの程度素晴らしいものなのでしょうか。
個人的な意見ですが、難民地域に住んでいる人で本気でアニメに依存している人は、ケーブルテレビに加入しているイメージがあります。その層にとっては、ニコニコ動画などネット配信はメインストリームではないと思います。

すると、ケーブルテレビなどに加入していない層について考える必要があるのですが、今回は割愛させて下さい。


さて、ここから本題。ニコニコ動画でアニメを見ることについて考えてみます。

「リアルタイムで実況できる」感

ニコニコの素晴らしいところであり、そして特徴は、何と言ってもコメントです。コメントの素晴らしさは幾つかありますが、最も優れている点は、

  • 同じ時間軸で共感できる

でしょう。
これは言い換えれば、「いつの時間に視聴しても、リアルタイムで実況できる」ことに他なりません。この利点はアニメに限らず、ニコニコ動画全体の性質・良さです。


この「リアルタイムで実況できる」感は、トテツモナク素晴らしい。
ニコニコ動画へアクセスすれば、いつでも「その瞬間」を体験できるわけです。2chTwitterなどは、自分でログを遡る必要がありますが、その過程がカットされるのが素晴らしい。また動画に重なってコメントが流れるため、視線を動かす必要がないのも良い点です。


手軽さと共感、この2つはニコニコの強さであり、そして面白さであると思います。

時を超えたネタ

現在ニコニコチャンネルで配信されているアニメの中に、「かんなぎ」があります。本放送は2008年の10月ですので、2年以上前の作品の再放送ですね。監督は、山本寛さん。シリーズ構成は倉田英之さんです。



かんなぎは好きな作品でしたので、再放送を毎週見ているのですが、これがまた面白い。作品自体の面白さは割愛するとして、なによりコメントが面白いのです。


例えば、アニメ「日常」4話において使われた「ぬかしおる」というセリフが頻繁にコメントされるのですが、これが面白い。
何が面白いかというと、かんなぎ本放送時には絶対にあり得なかったコメントだからです。もちろん日常が放送されていなかったからなんですが、この「時代を超えた」コメント、もの凄く面白くありませんか?


日常4話で使用された「ぬかしおる」というセリフのシーンを絵にしたもの(ニコニコ大百科より)
ぬかしおるとは (ヌカシオルとは) - ニコニコ大百科 より引用。


首が取れれば「マミった」、ジョークを言えば「ぬかしおる」、あり得ないことが起こったら「こんなの絶対おかしいよ」。
この何ともいえない、気持ち。見ていて震えるほど素晴らしい。この共感体験は、TSUTAYAでアニメを借りてきたり、録画しておいたアニメを見たりではできない、素晴らしい点だと思います。


流行りがコメントに反映される、ということですね。

自分のペースで視聴できる

通常放送のアニメの場合、録画機器がなければリアルタイムで見るしかありません。また、例えば3話から「面白そうだな」と思ったアニメを1話から見返す手段がありません。
つまり、「自分の見たい時にアニメを見ることができる」環境を整えるコストが発生するわけです。


それに比べて、配信されているアニメはどうか? まさに「見たい時に好きなだけ」見ることができるわけです。レコーダーに溜めておく必要もなければ、メディアに焼く必要もありません。昨今流行りのクラウドコンピューティングではありませんが、「必要なときだけ」取り出せる感覚、これは色んな可能性を秘めていますね。


とは言いつつも、私の場合、好きなアニメは保存しておくのですが…

最後に

ネット配信について書きだすと幾らでも書けるのですが、今回はニコニコについて少しだけ掘り下げました。「ネット配信」に対して、皆さんの考えるきっかけになればと思います。


関連リンク:Togetter - 「シュタゲのニコ生最速上映会と、アニメのネット配信について」


余談ですが、AmazonかんなぎのDVDについて調べていたら、2巻のパッケージ絵が非常に可愛かったです。そういえば、ざんげちゃんも花澤さんでしたね。