隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

アニメ「C」の真朱が可愛い。真朱にエロいことさせよう。

「アセットはアントレの言いなりになるしかない」

「C」第5話より、真朱の言葉

アセットとは、金融街のプレイヤー「アントレプレナー」の資産でありパートナーである。現実世界ではミダスカードというアイテムを用いて交信することが可能である。

Cを見ている方にはもう当たり前の設定ですが、初見の方にはちんぷんかんぷんだと思います。簡単な導入記事、ノイタミナ枠アニメ「C」は、もっと評価されるべき、を書いていますのでよろしければどうぞ。


5話 cultivation(修練)では、アセットについての描写が多めでした。具体的には、主人公である公磨のアセット「真朱」の主観的な思いが沢山語られました。例えば「アセットだって不意打ちでダメージ食らったら痛いんだから!」。


アセットとはどういう存在なのでしょうか? 人間らしくはあるものの、怪我が直ぐ治ったりもする謎仕様。資産を擬人化しただけだよ! って言われたらそれまでなのですが、考察する余地はありそうです。
考察とか書くと「また小難しいことを…」と思われるかもしれませんが、タイトルにあるように最終的には「エロさ」に持って行きますので是非最後までお読みいただければと思います。

アセットの形状

アセットの形状は大きく以下の3つに分類できます

人間タイプ
真朱や、三國壮一郎の「Q」に代表されるアセット。可愛い女の子タイプが多い(ように感じる)。
動物タイプ
実際には動物に少し手を加えたようなアセットが多い。5話では馬の顔のアセットが印象に残った。
それ以外
ロボットなどの無生物や、上記人間タイプと動物タイプの悪いところを取り出したようなアセット。4話5話に登場した、和服を着た製薬会社社長が使用するアセットが分かりやすいか。

さらに上の3つのタイプの中に、可愛いタイプ、キモイタイプ、それ以外が存在するようです。人間タイプ+可愛いタイプが正義。


各キャラクターに個性的なアセットがいますが、アセットの形状はどうやって決まるのでしょうか
2話で初めてアセットを手に入れた公磨に、奇妙な風貌をした金融街の銀行員「真坂木」はこう言います。「アセットは、アントレの未来を体現したものです」

未来を体現…よく意味がわかりません。そこで、公式スペシャルコンテンツで見ることができる用語説明から「アセット」を参照してみましょう。


アニメ「C」公式ウェブサイト「スペシャルコンテンツ」:「アセット」の用語説明


少し具体的になりました。アセットはどうやら、アントレプレナーの資質」に大きく影響されるようです。

ここからは推測です。
アセットはアントレの未来を体現したものだそうです。この未来には願望も含まれていると考えられます。つまり女性に対して何かしら感情的なものを持っている人は、女性が具現化されやすいのではないかということです。
例えば公磨は、同級生の羽奈日を寝取られた感覚に無意識に陥っていたのではないか。本人は女性を意識していないのかもしれませんが、実は無意識的に求めているのではないか、ということです。


5話では公磨が真朱を少し意識するような場面がありましたが、恋愛的要素が絡んでくるのかどうか…楽しみです。

アセットが持っている感情

5話で最も印象にのこっているシーンは、Aパート終了直前、公磨がカップ麺を食べるシーンでした。このシーンでは、アセットの感情について掘り下げられます。


例えばアセットには食いもん、食べ物という概念がないようです。さらに言えば、食事や「おいしい」という概念もない。「なんのためにそんなことするの?」と素で聞き返すほどなのです。
では感情がないのか、と言われればそうではありません。冒頭紹介したように「痛み」はあるようですし、また「楽しいこと、嬉しいこと」は理解できるようです。


ここからは私の推測です。
真朱はディールに凄く真剣です。「勝つ」ことに執着があります。ディールに誇りを持っているのでしょう。そしてディールが現在の真朱にとって「楽しい」ものであり、これを追求し続けることが自分の存在意義だと感じているし、また快楽なのではないでしょうか。だから「ディール」以外には殆ど興味がないのではないか。


カップ麺のシーンを思い出してください。公磨がカップ麺を「楽しいものだ」と言ったとき真朱は公磨に(カップ麺を食べる行為を)「やらせて」と言います。純粋無垢な少女が、自分の知らない遊びを「やらせて」と言ってくるような、非常にエロくてそして興味深いシーン。

食事に対しては「何のためにそんなことするの?」と興味を示さなかったのに「楽しいこと」には興味があるのです。

ここから考えるに、現在の真朱はディールで戦うこと以外に「楽しいこと」「快楽」を知らないのではないか。「ディール以外になにするの?」という程度には、ディール馬鹿なのではないか、と思うのです。
こんな純粋無垢な少女が、別の楽しいことを教えられて興味を示さないわけがありません。エロい、実にこのシーンはエロい。


以下の○○には、あなたのお好きな言葉を入れてください。

あぁ、○○してたんだよ。

「エロいことだよ」
「エロいことって、なに?」
「え、エッチなことだよ」
「だから何?」
「アセットってエロいことしないのか」
「エロ…、よくわかんないんだけど」
「こういうの」
「うえー、気持ちわるー。なんのためにそんな事するの」
「栄養補給。よーするに、元気になるんだ。気分が良くなる。楽しいとか嬉しいとかが近いんじゃないかな」
「ふーん、やらせて。それ、楽しいんでしょ」
「あ、あぁ」
「ちょっと、ほら」
ここで真朱は何の疑いもなく、背伸びをしながら口を大きく開けてこちらに迫ってくる。

NTR的要素もある

このアニメ、NTR的要素が強いと思います。例えば現実世界では公磨の同級生「生田羽奈日(いくた はなび)」がそうです。
直接描写があったわけではありませんが、公磨はきっと心のなかで、「確かに羽奈日を女性として意識したことはない…いやあったかもしれない。でも恋愛感情とかじゃない。でもただ何となく、自分に好意を持ってくれているものだと思っていた。だけど実際は金持ちの彼氏と付き合っているんだ…彼氏に胸を押し当てているシーンを見て絶望した!」と思っているに違いありません。


またアセットにもNTR的要素があります。以前も書きましたがアセットには一体につき固有の『株』を10株保有しているという設定があります。
勘の良い方ならお分かりでしょう。そう、全株を取得できればそのアセットの所有者となれるのです。つまりどんなに献身的にアントレプレナーに尽くしてきたアセットでも、新しいアセットの言う事を強制的に聞かなければならないのです。

終わりに

Cはとても面白いアニメだと思います。ストーリーを楽しむことはもちろんですが、こうやって別の方向で盛り上がることもできます。

これからまだ一盛り上がりも二盛り上がりもありそうで、期待ができます。是非、ご覧になってみてはいかがでしょうか。