隠れてていいよ

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『花咲くいろは』7話、キャラクターに愛着がわいている状態は最強

7話「喜翆戦線異状なし」は、巴さん視点の人間味溢れるお話でした。あえて感情的な表現をさせてもらうと、はぁ〜んってなりました。人情味溢れる巴さんにはぁ〜んってなりました。
巴さんって、おばさんぽいなぁと思うときとお姉さんぽいなぁと思うときの差が激しい。普段の巴さんはどこかおばさんぽいと感じてしまうのですが、時折ふと「あら、かわいい」って感じます。髪を下ろす下ろさないという単純なものではなく、なにかこう、巴さんは2つを持ち合わせている気がするのです。


7話の時点で、ここまで愛着をわかせてくれる本作品はとても素晴らしいと思います。本記事では、この点を掘り下げます。

各キャラを掘り下げるということ

アニメでは、今回の「巴さん回」のように誰かを掘り下げる話が必ずと言っていいほど存在します。一般的には「各キャラ回」でしょうか。

各キャラ回は早くやり過ぎると、感情移入ができずに飽きられてしまう傾向があると私は感じています。「うーん、急に掘り下げられてもなぁ…」「突然シリアスになった!」などのコメントに代表される感情です。花咲くいろはでは、7話で巴さんが掘り下げられました。皆さんはどう感じたでしょうか。


私はとてもとても感情移入できました。上にも書いたように、はぁ〜んってなりました。どうしてこんな気持ちになれたのか、それは7話までに十分感情移入できており、「もっと巴さんを知りたい!」という準備が既にできていたからだと思います。6話の時点で各キャラの立ち位置が一通り視聴者に理解されていたということです。そして理解されるだけでなく、既に愛着がわいていたのだと思います。


巴さんに限ったことではなく、緒花を始め民子、菜子その他大勢のキャラクターについても同様に愛着がわいています。6話という早い段階で、これだけ大勢のキャラクターに愛着をわかせるストーリーの作り方、これは本当に凄いと思います。

おにぎりが食べたいか?

ところで喜翆荘のモデルだと推測される白雲楼ホテルは、既に倒産しているそうです。このホテルについては、北陸廃物紀行 - 森の宮殿 白雲楼ホテルというサイトに写真から歴史的経緯まで詳しい情報が載っていますので、是非ご覧になってみては如何でしょうか。今にも緒花が出てきそうな写真が沢山あります。

残念ながら、喜翆荘に聖地巡礼しアルバイトの女子高校生が作ったおにぎりを食べることはもう叶わないようです。ですがもし、ご当地グッズの形で民子のおにぎりが発売されたら、それはとっても嬉しいなって。

最後に

6話までの時点で「もっと花咲くいろはを楽しみたい!」という気にさせ、7話では期待を裏切らないキャラ掘り下げを行った本作品はとても凄いと思います。キャラクターに愛着がわいている状態は最強ですよ。