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隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

狼と香辛料を久しぶりに見たら面白かった

狼と香辛料 (電撃文庫)

ふとしたきっかけで、狼と香辛料の1期を6話まで見ました。本放送は2008年1月ということなので、3年半前の作品でしょうか。
原作は現在16巻まで発売されており、17巻で完結するそうです。厳密には16巻で本編が完結、17巻は短編集だそうです。私はというと、15巻くらいまでは既に購入済みなのですが、6巻くらいまで読んで残りは積んでいる状態。これを機に、読み進めようかなとも考えています。ちなみにアニメは2009年7月から2期も放送されました。

本作品、アニメ化ペース・形態が健全です。1期1クールで原作2巻までを忠実に再現、2期は4巻を飛ばし3巻と5巻を忠実に再現しており、綺麗にまとまっています。
なぜ忠実に再現する余裕があったのかというと、原作の内容が1冊で完結しているからだと思います。「この展開を持ってくるには、ここまで進めないといけないから、ちょっと無理して進めるか」などという余裕の無い構成が必要なかったのではないか、と推測しています。



主人公のロレンス(CV:福山潤)とヒロインのホロ(CV:小清水亜美)、この二人が居るだけで物語が成り立つわけなんですね。ただの日常会話が理知的で、さらに扱う話も経済・商取引なので、実に面白おかしく楽しめるのです。一般的に言う「萌え」作品とは少し違います。
じゃあ、ただむさくるしい会話が繰り広げられるだけかというと、もちろんそうではありません。今回久しぶりにこの作品を見返して思ったのですが、やはりホロが圧倒的に可愛いのです。「わっち」という一人称のなんと素晴らしいことか、と改めてかみしめることができました。もちろんホロ以外も可愛い子が出てくるのですが、メインはホロ。ホロです。


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画像は公式ウェブサイトから引用。アニメでは可愛めのキャラデザになっている。


キャラが立っていて且つストーリーも重厚。少なくとも原作6巻まで、アニメ1期までは自信を持って「面白い素晴らしい作品だ!」と勧められます。

6話までの出来が良い

私はライトノベルが原作のアニメは、クールの中の一旦の区切りまでの展開を評価する傾向があります。もう少しいうと、原作1巻程度をどのように再現できたか、表現したのかを評価の対象としているということです。
なぜこの部分に評価の軸を置くかというと、ストーリーの前半では「キャラクターの説明、物語の説明、日常から非日常へ…etc」と、(未見の)視聴者を作品に上手くのめり込ませる必要があるからです。のめり込ませるためにどういう工夫をしてるのかな? と考えるのが好きなんですね。

この最初の部分で、視聴者を虜にさせればこっちのもの。後は、きっちり作品の深い部分を描いてゆけるのだと私は思っています。いわゆる、「シリアス展開に入っても面白い作品」の一つの要素だと思っています。

そういった意味で、狼と香辛料の6話まで(原作1巻まで)の作りは素晴らしい。ホロという謎のキャラクターをうまく溶けこませること、ロレンスの人間性をうまく描くこと、商取引という一見理解が難しい内容をうまく説明すること…と1巻の内容は実に難しいと思うのですが、それを6話で描き切りました。7話以降、「二人のやりとりをもっと見たい!」と私は思いました。だって、見てるだけでニヤニヤできるのですもの。


繰り返しになりますが、二人の聡明なしかし冗談交じりの会話、頭をつかう商取引(人間関係)…と幾らでも見ていたくなるのです。良い作品です。

まとめ

というわけで、久しぶりに見た狼と香辛料の簡易感想でした。このまま1期を全部と2期も見てしまおうかなと思っています。さらに原作も読みきろうかなと。まだ本作品を見たことがない人は、原作を読むもよし、アニメから入るも良しだと思います。アニメの雰囲気に肌が合えば原作も間違いなく合うと思います。是非是非。