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まよチキ第9話、どうしてスペシャルEDに突入しないのか!

なんでスペシャルEDに突入しないのよっ

第9話「しばらく旅に出ます」 - スタッフ情報

脚本
吉田玲子
絵コンテ
川崎逸朗
演出
橋口洋介
作画監督
西尾公伯/岩岡優子


終わりよければすべてよし

もったいないもったいない、本当にもったいない。第9話「しばらく旅に出ます」、実質マサムネ回。ストーリー申し分なし、心情描写申し分なし、だけど最後の挿入歌のフェードアウトは椅子から転げ落ちそうになりました…。





何がもったいないかというと、1話通してすごく丁寧にキャラクターの心情が描写されていて、感動する下地が作られていて、「よっしゃ、最後着信音きたああ」となって、挿入歌が流れて、そのままマサムネのスペシャルEDに突入するかと思ったら、音楽がフェードアウトして通常EDが流れたことです。
怒りよりも「なんでよ!」という脱力感がすごかった。




この件については、@rui178さんと幾つかやり取りをしていたのですが、以下のツイートに同意です。





私は絵コンテが誰だったとかそういうのを意識して見ていたわけではありませんが、一つの話の終わり方として、もったいないと心から感じました。

誰も劇中歌商法などと揶揄しない

ピタリ! とハマる場面での挿入歌は本当に素晴らしい。

以前、神のみぞ知るセカイのかのん編は、やっぱり冗長すぎる説、という記事でこんなことを書きました。

歌を使った演出をするのはアニメの特権でしょう。映像化されるというのは、そういった演出が可能だということです。では成功する例とは?
これは以前の記事でも書きましたが、歌はストーリーに「付随」しているものだ、という印象を視聴者に与えることだと私は思います。「劇中歌商法だなぁ」と思われるのは良いのです。ですが、同時に「いいなぁ」と思わせないと駄目なんです。歌が、そのストーリーを、キャラクターを、何百倍にも盛り上げないと―。


まよチキ9話に関しては、この意見を逆説的にしたものです。なぜ、挿入歌を効果的に使ってくれなかったのか…という悔しさ。
@rui178さんのツイートを借りるならば、作品として完成する際だったのに勿体無い

終わりに

というわけで、まよチキも最終回へ向けて盛り上がってまいりました。
まよチキは当初それほど好きになれなかったのですが、いつの間にか毎週楽しみなアニメとなっていました…キャラ萌えは無視できないポイントだと思います!