隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

『じょしらく』は見易さが素敵

アニメはいろんな見方ががあって、いろんな楽しみ方があるんですが、その中でも最近は「見ることが疲れない」という点について考えるところがあります。
何言ってんだ、そんなこと当たり前だろうと思うかもしれませんが、本当でしょうか。少なくとも私は無意識のうちに強いられていることがあったりします。

らくーに見れるアニメというのは確かに存在するのです。
例えば2012年1月始まりだと、『偽物語』や『モーレツ宇宙海賊』、『男子高校生の日常』、4月始まりだと『めだかボックス』『ヨルムンガンド』『咲-Saki-阿知賀編』『這いよれ! ニャル子さん』あたりは、本当に楽に見れた。楽に見るどころか、何度も見返したりしていました。何でかって言うと、強いられないから楽なんですよ。何に強いられているかというと、考えることを強いられるというイメージでしょうか。
別に誰に請われているわけでもないのに、「このアニメって、ちょっと深く考えないと駄目なんじゃ」とか思う時があるんです。多分これは、Twitterクラスタによるところが大きいとは思っているけれど、そうは言ってもやはり「考えなければならないのかもしれない」と思わせるアニメはある。

だけどそういうアニメばっかりじゃ、やっぱり疲れる、だからこそ良い意味で「見流せる」アニメが必要だと私は特に最近強く思っています。
そしてそういう意味で、『じょしらく』はゆる〜い感じで良いです。


まず3話構成なこと。ABCでそれぞれ話が区切れているので、集中する→休む→集中する→休む→集中する……という感じで、パッパッパっと見ていける。次に、内容が楽。基本的にストーリーは(少なくとも1話を見た感じ)無いので、例え1話見逃しても問題無いだろうぐらいの気持ちにはなった。また、基本ギャグなので、深く考えること無く、笑うことに集中できる。「はっはっは」と声を出して笑うことが出来るのは素敵。
そして内容とは関係ないけど、EDが素敵。ちびキャラ演出素敵。ヒャダインさんの作るアニメソングは、私にとってハズレが無いです。音楽とちびキャラの連動が、素晴らしい。


久米田先生のおかげなのでしょう、会話はわりとパッパと進むのに、スーッと頭に入ってくる、そして地味に風刺されていてニヤリとできる。そこに水島努さんという、最近だとイカ娘を思い出していただければ良いと思いますが、そういうテイストが入れば、まぁ面白く無いはずがない、という仕上がりになっている。
もちろん水島努さんイコールイカ娘とか、何でもかんでも水島努さん神と言うつもりはないんですが、まぁやっぱり安定しているなぁと思います。まぁ私はドクロちゃんを見てから、手放しで水島努さんに期待してしまう人なので、話半分に聞いてもらったほうが良いと思いますが。



というわけで、じょしらく、お勧めです。誤解を恐れず言えば、何も考えなくても楽しく見れます。ある種の、サプリメント的なものとして見るのも良いんじゃないかなぁと思います。