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隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

もやしもん9話とテレコム・アニメーションフィルム

もやしもん8話9話、いわゆるフランス編のクライマックスに近い部分なのですが、もう、とんでもなく面白かったんです。
少し前に原作に手を出しフランス編が既読であることは差し引いて考えても、もの凄く絵に魅力を感じたのです。特に9話、長谷川さんのあまりの素敵さに奇声が出てしまうほどでした。



20120901092649
via もやしもん リターンズ 醗酵22日目
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/anime/1345769304/



こういう「すごい!」と直感的に感じる時というのは、誰かしらだとか、何かしらの要因が働いていると思うわけです。こんな素晴らしいお話を提供してくれたのは一体誰なんだろうか、という思考に向かうわけです。

そこで以前バカテスの際(バカテス7話までの振り返り、そして8話の過剰演出の素晴らしさ)でもやったように、スタッフさんを書きだしてみたんですね。それが以下。

脚本
高橋ナツコ
絵コンテ
矢野雄一郎
演出
小山田桂子
作画監督
高須美野子
西真由子
原画
道旗義宣 横堀久雄
大谷理恵 西原千恵
西真由子
水野悦明 八崎健二
石井哲哉 北山景子
武田薫 千光寺海登
安田祥子 林隆祥
長部州太
第二原画
齋藤未享 寳田斐子
白井裕美子 スタジオキャブ

私は作画だとかアニメーターさんの知識に疎いのですが、それでも少し調べれば分かることはあります。
もやしもんシリーズのアニメーション制作は、「白組」及び「テレコム・アニメーションフィルム」です。テレコム・アニメーションフィルムの歴史、みたいなのは私に語る資格はありませんので、以下公式サイトを眺めていて感じたことを。

テレコム・アニメーションフィルム公式サイトは、ある種古臭く、そしてアニメに対する愛のようなものが見えます。それはアニメーション制作とは、というような現場を意識したコンテンツだったり、お仕事インタビューと称してスタッフさんのインタビューが沢山載っていたりすることでも分かります。

さて脚本の高橋ナツコさんはフリーの方なのでちょっと違いますが、それ以外のスタッフさんの名前を調査していたら、テレコム・アニメーションフィルムの主要スタッフさんばかりのようなんですね。

公式トップによると現在のテレコム・アニメーションフィルムの在籍スタッフは60名ほどらしいのですが、その中でもお仕事インタビューに載るようなベテランの方々が今回の9話のスタッフさんとして参加されているということです。

矢野雄一郎さんは、もやしもんリターンズの監督でありそして今のテレコム・アニメーションフィルムを引っ張っている存在だそうです。演出の小山田桂子さんはお仕事インタビューによるとアニメの仕事を始められて28年の大ベテランだそうです。横堀久雄さんは25年の大ベテラン、誰もが知っている作品に多数参加されています。その他書ききれませんが、少なくとも私がちょっと調べただけでも、「あぁ、多分良い人が集まった回だったのかな」みたいな推測はできるわけです。私が紹介するのも憚られるぐらいです。
作画やアニメーターさんの知識、アニメーション制作の歴史に碩学な方にはぜひ語って欲しいなと思ったり思わなかったり。



かくして、私の気持ちの遷移としては、
もやしもんリターンズの9話がすっげー面白かった → これほど素晴らしいものを創ったのは誰なのか、こういう素晴らしいものを見せられる要因は何なのか → どうやらテレコム・アニメーションフィルムさんのおかげらしい! → これからはテレコム・アニメーションフィルムという名前を見たら色々と調べてみよう
となったわけです。



すこし話は変わりますが興味ってやっぱり、純粋な「気になる」という点から始まるんですよね。私自身、ハッキリ言ってアニメスタッフさんにそこまで思い入れがない人なんです。とは言っても、やれ新房さんだとか、やれヤマカンさんだとか、やれナベシンさんだとか、やれ水島努さんだとか……もちろん他にも名前を見ただけで「あぁ、あの人か」と分かる人はたくさんいらっしゃいます(ミーハー的ですね、分かります)。
ではそういう人達やアニメーション会社について、よし調べてみようと思ったりだとか、そもそも記憶に残っている理由というのは、作品に対してとてつもない感銘を受けたからなんですね。
例えば上記に挙げた方々だと、新房さんは『ぱにぽに』という私のアニメの原点とも言える作品の監督さんでしたし、ヤマカンさんはハルヒらき☆すたかんなぎで虜になりましたし、ワタナベシンイチさんはヤマトナデシコ七変化で強く意識しその他演出を担当された回が印象に残りすぎたし、水島努さんはこれまた私の原点ともいえる撲殺天使ドクロちゃんクレヨンしんちゃん、またくじアンとかケメコデラックスなどで大ハマリしましたし……。

そういう経緯を踏むことは多分誰しもあると思っていて、ただしそこからスタッフさん方面に走る人もいれば作品方面に走る人もいれば両方に走る人もいれば……と百人百様だと思うわけです。私は多分作品寄りです。じゃあ作品寄りだからスタッフさん寄りに近づかないだとか敵視したりだとか、そういうのは不毛だとは思うんですね。
とは言っても私はまず作品ありきだとは思っていて、そこがきっちりと語られていないのにいきなりスタッフさん語りから入られても、とは思います。このあたり、ずっとジレンマを感じているところだったりします。まぁどちらにしても、非常にハイコンテクスト的なものだとは思いますが……(あぁ、多分に極論なので悪しからず)。




と、当初の内容からはずれてしまいましたが何はともあれ、もやしもん9話が面白かったということです。