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隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

もっとアニメが見たい もっとアニメが見たい もっとたくさんのアニメに出会いたい

アニメ

延々と毎週スケジュールに従って録画されてHDDに溜まっていくアニメたちは何を想っているんだろうか

私は割りと見境無く全てのアニメを見ることを前提にアニメに接しています。なぜなら、アニメが好きだからです。

私は根っからのアニメオタクではありません。小学生の頃はむしろ漫画のほうが好きで、今だって根本には漫画オタクの血が流れているのではないかと思っています。小学生の頃、毎週かかさず見ていたアニメはと言われたら、確かに幾つかはありますが、いわゆるゴールデンとか夕方アニメをちょこちょこ見ていた感じ。見ていなくはないけれど、「元々アニメを見ていたから自然と深夜アニメも見るようになった」という感じではない。逆に漫画については、少なくともジャンプ・マガジン・サンデーはずっと読み続けていて、また小学生の頃にハマったクレヨンしんちゃんとか北斗の拳を飽きるほど読み返したりジャンプ漫画の単行本を集めたりと、最新のものを追いつつも過去のものもガシガシと繰り返し繰り返し読んでいました。

そんな私の運命を変えたアニメ作品は、おそらく無印スクールランブルだったと思う。当時高校生で、オタクの道に入ろうかどうだろうか、という時期に見た作品で、もう本当に本当に本当に本当に毎週楽しんで見ていた。そして最終回を見終わった時、最終回の凄さも相まって、本当にワクワクした。ほんとうに本当にワクワクした。アニメがこんなにも楽しいって知らなかった。今すぐ誰かとスクランについて話したくなって、気づいたら2chの実況スレに居た。

監督が誰かなんて意識していなかった。主題歌を歌っていた堀江由衣さんなんて知らなかった。小清水亜美さんなんて知らなかった。生天目仁美さんなんて知らなかった。能登麻美子さんなんて知らなかった(でも声は凄く特徴的だなぁって思ってた)。スタッフやキャストのことなんて意識していなかったけど、でも物語に完全に引き込まれていて、あぁアニメってすごいなって素直に思った。ラブコメというジャンルを今でも神格化しているのは、スクールランブルの影響が強い。「ラブコメと言えば?」と言えば今でも一も二もなく「スクラン!」と答える。原作も速攻で集めて、飽きるほど読み返した。


それから、アニメに没入した。自分の部屋にテレビがはなかったので、居間で見るしか無かった。高校生活、わりと忙しくしていたのでリアルタイムで見るなんて余裕がなかった(でもネギまの火葬回はリアルタイムで見て興奮したのは覚えている)。
だから録画した。VHSデッキが現役だった。第1話目だけはどのアニメも標準録画して、2話以降面白くなりそうだと思ったら標準録画で、そうでなければ3倍や5倍で録画した。そうでないとビデオが幾らあっても足りなかった。100均とかでもVHSテープは売っていたけど、それでも100円は当時の月々五千円というお小遣いからは大きな出費だった。だから死に物狂いでアニメを録画しながら死に物狂いで見て、死に物狂いで精査しながら録画の画質を決定していた。当然ダブ録なぞ無いので、そのクールで被ってしまっていて、且つどうしても見たい作品については、友人に頼んで録画してもらった。VHSテープを渡して「頼む!」と頼み込んだ。その友人は、私のオタク趣味を知っている唯一無二の一生のリア友である。また自動録画延長機能とか無いので、野球が延長したら手動で録画時間を変更する必要があった。当時はまだ野球がかなり優先して延長されていたので、野球を見ながら「あ、今日は30分繰り下げだな、25分繰り下げだな」と見てから録画設定していた。ほぼ毎日延長していたのでGコード録画は殆ど使っていなかった。ちなみに家族にはアニメを録画したことを隠していたが、居間で録っていたのでバレていなかったはずはないだろうなぁと思った。さんざん録画したVHSテープは、就職で東京に来る時も、捨てられず、持ってきてしまった。ダンボールに入れて部屋の隅においてある。


最高に楽しかった。こんな楽しいものを、毎週無料で見れるってすごいことだと思った。原作付きアニメを見て、原作の漫画やラノベをこれでもかと買った。お金はなかったけど、買うしか無かった。お昼代にもらうお金を全部漫画やラノベにつぎ込んだ、そのかわり昼は抜いた。スクラン播磨拳児が、お昼ごはんの代わりに水を飲むシーンがあるが、そのシーンを思い出しながら水を飲みながら笑っていた。中二病っぽい。


スクランの次にアニメ人生を狂わせたのはぱにぽにという作品だった。あまりに衝撃的で、あまりに刺激的で、あまりに楽しくて、もうどうしようもなくて、月々五千円というお小遣いだったのにDVDマラソンを完走しきっていた。4話収録で7980円という良心価格だった。当時クレジットカードは当然無かったので、セブン&アイでコンビニ受け取りで買っていた。これは家族にバレないようにという配慮もあった。月々5千円のお小遣いでどうやってDVDマラソン&OP・EDのCD&漫画、ラノベ&その他娯楽とかを切り盛りしていたのかは覚えていない。とにかく毎日もらう昼飯代を全てつぎ込んでいたのは覚えている。それぐらいアニメに必死だった。ぱにぽには私のバイブルである。だから今でも、かなり妄信的に新房さんが好きだしシャフトが好きだし、斎藤千和さんが好きだし山崎バニラさんが好きだし折笠富美子さんが好きだし雪野五月さんが好きだし、野中藍さんが阪田佳代さんが麦人さんが門脇舞さんが新谷良子さんが生天目仁美さんが杉田さんが広橋涼さんが……もう全部全部好き。今でも、「これまでに最も好きなアニメOPはなんですか?」と聞かれたら、一にも二にも「黄色いバカンス」と答える。


大学に入ってからますますアニメを見るようになった。時間だけはたくさんあった。バイトしたお金は全部オタク趣味に注ぎ込んだ。テレビも買った、東芝さんのレコーダーも買った。毎日リアルタイムでほぼすべてのアニメを見ながら2chで実況をしていた。あまりに楽しかった。全部のアニメが全部全部楽しかった。全部楽しんでた。ストーリーアニメもギャグアニメもネタアニメも暗いアニメもつまらないアニメも感動するアニメも泣けるアニメも、全部全部全部全部楽しんでた。あまりに楽しかった。こんなに沢山のアニメが会って、こんなに全部が全部楽しくて良いんだろうか、と冗談ではなく本気で思ってた。



アニメオタクになった最初から「切る」という概念がなかった。こんなに面白いもの、全部見るのが当たり前だろうと本気で思っていたし今でも思ってる。むしろ見れないものや見れなかった時に本気で死にたくなるほど後悔した。録画失敗した時は、本気で一日落ち込んで、しばらく引きずった。今でも録画失敗すると本気で落ち込む。

ブログも大学に入ってアニメを更に見るようになってから書き始めた。2006年から2007年にかけては、ほぼ毎日、全部のアニメの各話感想記事を上げていた。なぜそんなことをしていたのかというと、自分が書いた感想を誰かが読んで、そのアニメを見るきっかけになったらいいなという、そんな純粋な気持ちだった。
http://d.hatena.ne.jp/thun2/archive/200706


それからも、いろんな作品に出会って、いろいろあったけど、全部のアニメを全部全部楽しむ、そして全てをポジティブに捉えて作品の良い部分を発信していきたい、という想いは変わっていません。


だから。
アニメが殆ど映らない地域があって格差があって難しい問題であるとか沢山アニメを見られることの恩恵を考えようとか、アニメをいつでもどこでも見れるような環境を整えるべきとか、いつでもアニメに対して真摯に向き合えるように体調を整えたりだとか、アニメ制作者は命を削って作品を削り続けているとか、アニメに取っての幸せは見られる人数だけに依るものじゃないとか、GJ部が神アニメだとか、アニメ産業が今どうなっているとか、アニメーターさんがどれくらい辛いんだろうとか、記事書いている暇あったらアニメ見たらいいじゃないとか、残業をやめればいいとか、好みじゃないアニメもあったほうが楽しいとか、選べる楽しみとか、自分の好みに合った作品に出会えるとか……そんなことは言われなくても分かってる。


だけど。
感情的に、自分のしんどさをアニメにあたってしまったことは本当に反省しています。そういう、好きなものに対してあたってしまっている、という部分が記事を読んだ人に伝わってしまったんだと思ってる。すいませんでした。