隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

もっとアニメを見たい、忙しい社会人におくるアニメ視聴環境のススメ

最近、久々にアニメ録画に失敗して、ガチで落ち込んでいました。原因は、REGZA Z9000(テレビ)で外付けHDDに録画できる番組数の上限を超えてしまったことでした。
Z9000は、LANハードディスクは1000番組、USBハードディスクは500番組までしか録画できず、私はUSBを使用していましたのでこの500を超えたということです。

週に40本アニメを録画しているとすると、1クール12話とすると480本。2TBのHDDだと1クール500本は余裕で収まってしまうので、逆に気づけなかったという。容量が大きいことが仇になりました。

環境を整える

ここ1年くらいで私が一番やりたかったことは、REGZAでUSBHDDに録画したものをBDレコーダーに移して焼いていく、ということでした。
そのために当然ながらレコーダーに移す必要があって、しかし無劣化でダビング(移動)するためには原則は東芝製のレコーダーに限られてしまいます(RECBOX経由で云々とかDiXiM BD Burnerを使って、みたなのはあるけれど)。
なのでこれまでもレコーダー買わないといけないなぁと思っていて、東芝さんのレコーダーのラインナップを眺めてはいたのですが、「今は買いじゃない」などとブツブツつぶやいていたらいつの間にか2013年になっていました。

当初は「移して焼く」という部分が問題だったのですが、最近は、そこよりも「いかにしてアニメを見ていくか」という点の優先順位が上がっていました。
最近2つの記事を書きました。


自分が忙しいせいでアニメが殆ど見れていないことを、感情的に書いてしまった記事です。


もちろん私もアニオタの端くれですから、これまでも、アニメを見る環境を整えるこということには余念がありませんでした。ただしここ1年は、ハードやソフトに頼らない方法ばかり模索していたように思います(早起きして出社前に必ず1本見るとかそういう方向)。
ただ、ソフト・ハード共にどんどん進歩しているということを軽視しており、余計な部分に工数を割いていたということを今あらためて感じています。

結論から言うと、BDレコーダーを購入しました。SONYのBDZ-ET2000というやつです。
http://www.sony.jp/bd/products/BDZ-ET2000/
そしてアニメ視聴環境は以下のようになりました。


20130331184332

  • メインはBDレコーダに。元々のREGZAの外付けUSBは塩漬け(そのうちDTCP-IP対応LANHDDのとかに移動する)
  • 持ち出し機能を用いてXperia Zで外出時視聴
  • 風呂場でのアニメ視聴はタブレットARROWS Tabで(ライブチューナー機能を使えばリアルタイムでも見れる)


ちなみにこの環境だと、風呂に浸かりながらリアルタイムで実況しながらアニメが見れることに気づいたタブレットもスマフォも防水なので)。


こんなかんじで、レコーダーとモバイル端末を揃えることで、アニメの視聴できる環境がグッと良くなりました。人によってはモバイル端末はPSPPSVITA)かも知れませんし、レコーダーはNASNEかもしれませんが、頑張ればこんなかんじにアニメの視聴環境は結構良くすることができます。今回身を持って知りました。もちろん金銭的な投資は結構ありますが。

特に持ち出し機能はかなり画期的ですねぇ。アナログ放送時代はパソコンとかウォークマンとかにもっと簡単に移すことが出来ていましたが、デジタルになってから面倒くさくなって、機器の進歩を殆ど追っていませんでした。今回色々調べてみて、確かにまだ制限はあるものの、かなりシームレスにアニメをいろんな媒体で見たり持ちだしたりすることが分かりました。まさに情弱。

人それぞれ何をしたいかによって環境の整え方は違うと思いますが、現状のハード・ソフト、あとインフラもですが、それらを加味してまずは「何ができるのか」を調べてみると、アニメの視聴環境の選択肢はぐっと広がるかもしれません。もちろん調べるのに時間はかかりますけどね。私もこの土日は殆ど調査に時間を取られてしまいました。


録画環境が整った後には、いかに効率よくBDに焼いていくかとかそういう話に今度はつながっていくのですが、とりあえず、本記事ではこんな感じで。
なお以下では今回レコーダーを購入して色々触ってみて気づいたこととかを羅列していきます。アニメとは直接関係のないことも書いていますが、何かの参考になればと思います。

ソフト・ハードの進歩に驚くなど

さて、今回このレコーダに決めた最も大きな理由は、自分が現在所持していますスマートフォンXperia Zに依るところが大きく、具体的には録画したアニメを「容易に」Xperia Zに持ち出すことが可能という点です。

持ち出しとはストリーミング再生とは違って、一度持ち出し転送の処理を行なってしまえば、モバイル端末単体で再生することが可能です(ホームネットワークに繋いでいなくても大丈夫よ、というお話)。
電波の繋がらない電車の中とかでも視聴出来ますよ、ということですね。
もちろんこういった「持ち出し」の機能はSONYにかかわらず各社機能として打ち出しています。東芝ならRZポーターがそうですね。ただ、各社が独自に提供している「持ち出し」機能は縛りがあることが多く、前述のRZポーターはレクザタブレットかレグザフォンにしか対応しておりません。

Twonky BeamというDLNA再生アプリを用いればメーカーが違ったとしてもいわゆる「ダウンロード型ムーブ」(持ち出し)が可能です(メーカーという言い方はちょっと変ですが)。
ただ

  • 今後、アプリが有料になる可能性が高い
  • モバイル端末の機種の違い・レコーダーの違い・録画モードの違いなどによって上手く再生されなかったりそもそもムーブ再生できなかったり

など若干の不安要素があったので、相性の問題から今回はSONYのレコーダーにしました。
なお、事前に見ていたAndroid版「Twonky Beam」がドコモのフルHD対応スマホに対応 − 1月末にバージョンアップ - Phile-webという記事内では、

BDレコーダーに録画したコンテンツは、ホームネットワーク内のスマートフォンから「Twonky Beam」アプリでストリーミング再生が行える。なお、シャープのAQUOSブルーレイ「BD-W1200」「BD-W520」の2機種については、レコーダーに録画したコンテンツをスマートフォンにダウンロードムーブして、外出先で楽しむことも可能だ。

とあったので、Twonky Beamを用いても今回購入したレコーダーではダウンロードムーブできないと思ったのですが、普通にダウンロードして見ることができました。

ちなみに現在Xperia Zと、タブレットであるARROWS Tab F-05Eを所持しているのですが、どちらについてもTwonky Beamを用いて

  • 家庭内WiFi環境下で、レコーダーからコンテンツをダウンロード
  • WiFiとデータアクセスを切った状態でTwonky Beamを起動、「ダウンロード済み」というディレクトリが表示される
  • コンテンツを選んで再生

という手順で普通に再生することができました。

モバイル端末の機種の違い・レコーダーの違い・録画モードの違いなどによってうまくいかない場合もあることはお忘れなきようお願いします。
特に録画モードは怪しい。いくつか試したところできないパターンもあったり。調査しだすと切りがないのでここでは書きません(ARROWS Tabさんは元からDiXiM Playerが入っているのでTwonkey Beamを入れる必要がなかったり)。

そういう意味でやはり相性問題は怖くあったので、特に持ち出す可能性が高いXperia Zに合わせる形でSONYさんを選びました。
また公式アプリとして「自動おでかけタイマー」なるものがあり、設定に従って自動で録画したデータを端末に送ることが可能だそうです。
例えば深夜に録画したアニメが次の日の出社前には自動的にスマートフォンに転送されている、という感じです。

まだ試していませんが、便利だろうとしか思えません。

自動でチャプタ打ち

REGZA Z9000(テレビ)を例に出しますが、Z9000さんはUSBHDDに録画しても自動でチャプタを打ってくれません(あ、ちなみにREGZAはとても好きなブランドです。最近のREGZAは対応していますよ。マジックチャプターはそれ)。
Z9000の発売が2009年の11月ごろですから、むしろ進歩していないほうがおかしい訳です。
このチャプタ一つとっても、視聴時間に与える影響は少なくありません。チャプタ自動打ちがないということはCMスキップができませんから、15秒・30秒スキップ系の機能で自分で探し当てなくてはなりません。

  • 放送前にCMが入る場合
  • OPからAパートの間
  • AパートとBパートの間
  • Bパートと次回予告の間

Cパートがある場合などもありますが、平均して3ステップあるとします。1回のステップに2秒〜4秒くらいなので平均して3秒とすると3ステップで9秒。
ただしこれは理論値で、「いきすぎた!」とか「まだCMだった!」というロスが結構あるので、多分20秒くらいはかかっている気がする。

すると3本のアニメの消化で1分も無駄にしていることになります(時間に加えて精神的なイライラも)。週に30本見たら10分ですよ。それを今の技術では、録画が終わったらチャプタが打ってある状態とかなわけですよ。時間的にも精神的にも、絶対に自動機能が付いたものを選んだほうが良いでしょう。

さらにBDに焼くときにCMカットすることを考えますと、既にほぼ正しくCMカットがなされているので、後はその部分を削除してプレイリストを作るだけで済むんですね。何と便利なことか。東芝のRD-XS38というDVDレコーダで、頑張ってチャプタ編集してプレイリスト作りをしていたのは良い思い出です(RD-XS38にかぎらず、当時のRDシリーズは名機だと思います)。

ライブチューナー機能が良い

全てのレコーダーやモバイル端末ではないものの、前述したTwonky BeamやDiXiM Player、RECOPLAやSONYの端末にプリインストされているはずの「ムービー」のライブチューナー機能を使えば、レコーダーで受信しているテレビ放送をリアルタイムで端末に転送して見ることが可能です。

いい時代になったもんですねぇ……。
「リアルタイムでアニメ見たいけど見てしまうと風呂に入る時間があああ、どうするどうする」とか悩む必要がないんですよ。あと前述したように、普通に風呂に入りながら実況とかできる(しなくてもいいけど)。ますます風呂の時間が長くなりそうです。

終わりに

まだまだ書けることはありそうですが、今日の所は一旦ここまでで。もう少し触ってみてから分かることもあると思いますので、その時はまた記事を書こうと思います。
記事途中でも書きましたが、BDに焼く際の効率的な方法(プレイリストの作り方、チャプタ編集)とか、録画の画質設定とBDに収める話数とかについても書きたいなぁと思っています。

皆さん、良いアニメライフを。