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アニメ『犬とハサミは使いよう』1話は「適応能力高すぎ」案件、だけどそれもいい

TVアニメ「犬とハサミは使いよう」


1話を見たのですが、すっごくスッと入ってくる1話で高評価!
何がいいって、視聴者に対して説明責任を果たさずどんどん先に行っちゃうところが素敵。主人公が犬になる、という一点を取っても全く説明がなく、それがさも普通であるかのように進む。いわゆる「適応能力高すぎ」案件なわけですが、そこに意識を持って行かせない作りになっていたと想う。
具体的には、ヒロインである夏野霧姫(CV:井上麻里奈)の「心の声が読めてしまう」という部分と、主人公の春海和人が「犬になってしまった」という部分の表面部分を描写し続けている。「心の声が読めてしまう」ことに対するツッコミではなく「心の声が読めることによって犬との会話が生まれる」、その会話に焦点が当てられている。「犬になってしまった」という事象そのものよりも、活字中毒である主人公の「本が読みたい」という欲求に焦点が当てられている。両者は二人の「会話」で描写されるのですが、その会話が中々にテンポが良くてですねぇ……矛盾とかどうでもいいわ! ってなること請け合い。

主人公が活字中毒という設定は結構新鮮で、何かクセのある作品になりそうだなぁと今からワクワクしております。
ところで公式サイトのほとんどが画像埋め込みなのはどうにかならんですかね。コピペできないよー。でもちゃんと代替テキスト書かれているのは好印象だよー。


20130707214213



以下のPVを発見したのですが、ワクワク感が伝わってくる良PVだと思います。これを見て興味が出たら、本編を見ても楽しめると思います。