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アイカツ筐体プレイを実際に自分でプレイする前に、事前に調査はしておきたかった。何回地球がひっくり返ろうが、アウェーはアウェー。であれば、事前に準備を怠らないのがアイカツおじさんになろうという者の義務ではないだろうか。
なんていうことを考えながら休日に別の用事で自転車でだらだら走っていたのだが、ふと「あそこのスーパーの3階には小さなゲームセンターがあったはず」と思い出し、ちょうど帰り道だったのもあり自転車を停めた。エスカレーターで3階まで登ると、そこにそれは存在した。アイカツ筐体である。正直なところちょっと興奮した。あぁ、あるんだ、と。
筐体には幼女先輩が陣取り、プレイをしていた。私はちょっと離れた後ろから、そのプレイを観察することにした。
ふと周りを見渡して気づいたことがあった。事前にWikiで調査をしたところによると、アイカツを始めデータカードダスシリーズはICカードなるもので、独自のセーブデータのようなものを作ることができる(ICカードでアイカツ!をもっと楽しく☆ - あそびかた | データカードダス アイカツ!)。マイキャラを作ったり、スペシャルオーディションにチャレンジできたり、と継続プレイするならほぼ必須のカードだ。そのカードを販売している販売機が無いのだ。
そこで思い出す。アイカツWikiや公式サイトに記載のあった文言、「アイカツ!オリジナルICカード(400回)は現在バインダー及びスタータセットへの付属と、自販機(一部地域のみ)にて販売しております」。つまり、このスーパーにはそれがなかっただけなのだ。
閑話休題。気を取り直して幼女先輩のプレイを見る。お金を入れて、ICカードを読み込ませ、次にオーディションとかそういうのを選ぶ。そしてコーデ。カードをかざすと、画面上のキャラクター(最初は下着姿)が、素敵な可愛い服でコーデされていく。
さて、その後実際に音楽ゲームが始まるわけなのだが、何に驚いたかというと、幼女先輩の手際が凄くいいことだ。お金を投入し、ICカードを読み込ませ、ボタンをタンッ、タンッと連打し、コーデカードをサッ、ピロリン、サッ、ピロリンと流れる動作で読み込ませていく。
当初は驚いたものの、よくよく考えれば、このぐらいの年齢の子供というのは、すぐに「慣れて」しまうものである。私の弟も一時期ムシキングにハマっていた時期があったが、こちらが何も教えずとも、勝手にいわゆる「ルーチン」を作り出していた。だから、幼女先輩が「慣れて」いるのも普通の光景なのだと、その一瞬で納得した。
かわるがわる幼女先輩がプレイするのを4ループほど見終わって感じたのは、「面白そう」という率直な感情であった。ゲームセンターなどもう随分と通っていなかったが、毎週通う価値があるのかもしれないな、とまだプレイしていないのに強く思った。
大体30分ほどウォッチしていたのだが、その間、全く列が途切れることが無かったのが印象的だった。いつの時代も、この手のカードゲームは子供に人気なのだと改めて気付かされた。