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アイカツ! 冬休み期間限定無料配信開始! 新年はアイカツから始めよう!




表題の通り、アイカツ恒例の冬休み期間限定無料配信が開始されました。
今回無料配信されていますのは、1年目第40話「ガール・ミーツ・ガール」から2年目第63話「紅白アイカツ合戦!」です。1月13日(月・祝)17:59まで配信される予定です。
配信先ページはこちら http://www.aikatsu.net/story/haishin.html
インフラはバンダイチャンネルっぽくてですね、画質はそれほど悪くありません。またストリーミング性能もかなり良くて、ストレスなくシークバー移動させてくれます。


さてこの記事では、63話までを5つのフェーズに区切って、どういった内容が描かれているのか、をざっくりとではありますが書いていこうと思います。もちろんアイカツを見ている人にとっては今更の話になるのですが、「最近アイカツがネットでちょくちょく話題になっているけれど見てないなぁ。でもこれを機会に見てみようかな」という人にとっては40話からとかどうなの? とかいろいろ思うところがあると思うんです。

なので、40話までのあらすじも交えつつ、楽しくアイカツを見るための情報を提供していけたらと思います。ただしネタバレをしすぎないようにも配慮しているため、ちょっと物足りないなと感じられるかもしれませんがご了承くださいませ。

第1フェーズ 美月を目指すいちご 第1話〜17話

アイカツは単純には、ヒロインの星宮いちごちゃんがアイドルを目指すお話です。友人の霧矢あおいに誘われて、アイドル育成学校「スターライト学園」に編入するところから物語は始まります。スターライト学園の生徒は全員アイドルです。その中でひときわ目立つ存在、それが神崎美月です。スターライト学園ではもちろんのこと、アイドル界でもトップ中のトップのアイドル、それが彼女です。
星宮いちごを始め、霧矢あおい、紫吹蘭の3人は神崎美月を目指してアイカツをします。1年目はここがベースとなります。

この「神崎美月を目指して」というところが結構重要で、物語を追っていくと、いちごから美月への想いがだんだんと変化していくことが分かります。一番最初は、アイドルのアの字も知らなかったいちごが、アイカツして徐々に成長して、まずは同じ舞台で踊ることができた。そこから、美月をリスペクトしつつもいちごはいちごらしさを発揮しようともします。対して、美月もいちごに対する想いが強く、また変化していきます。

神崎美月は、物語内でも幾度と無く描かれますが、孤高のアイドルです。
いちご・あおい・蘭の3人のような切磋琢磨して成長する仲間が昔から誰も居ませんでした。なぜかというと、それは美月が本当にトップアイドルだからで、つまり誰も美月に着いて行けなかったのです。しかし、美月はいちごを見て、この子なら追い付いてきてくれる、という想いを持つことになります。その想いは、いちごの努力、成長をその目で見るたびに、明確に強くなっていきます。
こういった一番最初の変化までが描かれるのが、第1話から第17話「ドッキドキ!!スペシャルライブPART2」までぐらいとなります。第16話、17話でいちごは初めて神崎美月と同じ舞台にたつことを許され、そこで美月に必死に食らい付こうとします。私はあまりの感動に冗談でなく涙しそうになりました。

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第2フェーズ アイカツらしさ満点 第18話〜26話

18話から26話では、メインであるいちご・あおい・蘭の3人以外のキャラクター、すなわち有栖川おとめ、藤堂ユリカ、北大路さくらにフォーカスが当たります。ライバルであり友達である、という事を伝えるお話が続きます。この辺りが、ある意味では一番平和なアイカツだなぁというイメージ。
ちなみにユリカ様推しの話が多く、このへんでユリカ様ファンが一気に増えたのかなと思います。このフェーズでは、私達は「アイカツの空気」のようなものをこれでもかと感じることができます。緩すぎず固すぎず時に笑って、でも本気でやっているという、あの独特の空気です。

第3フェーズ 変化そしてトライスター編へ 第27話〜39話

フレッシュガールズカップという、年に一度、トップアイドルの神崎美月に挑戦できるイベントがあります。お話的には、第27話・28話の2話で完結するのですが、この2話はアイカツにおいて非常に重要な意味を持つ話の1つです。それは「変化」です。
美月がよりいちごを強く意識し、いちごのことを「太陽」と評すのが28話です。またいちご・あおい・蘭の3人がただの仲良し3人ではなく、それぞれが目指すべき道、自分の姿を意識するのも28話です。1年目を見終えた今、この27・28話を見ると感慨深いものがあります。それは、あからさまではあるかもしれないけれども、伏線が貼られていたということです。

33話からは、美月が三人組の新ユニット「トライスター」を結成する、そのためのメンバーを選抜するというお話が始まります。このトライスター編をどこまで「トライスター編」と言うのかには議論があるかと思いますが、その後をスターアニス編とくくるのであれば、第40話までぐらいまでをトライスター編と読んでよいかと思います。

このトライスター編は本当にすさまじい程に、恐ろしいほどにアイカツの魅力が詰まっています。いちご・あおい・蘭、3人それぞれのアイドルへの想い、仲間、別れ、決意……それが圧倒的に凝縮されていて、というか凝縮されすぎていてもう毎週目が話せなくて、涙なしには語れない、そんな内容になっています。新顔の一ノ瀬かえでが出てくるのもこのトライスター編です。第33話から始まり第39話「それゆけ、ソレイユ!」までは、アイカツ1年目の中でも屈指の名話ばかりです。

第4フェーズ それぞれの想い、そして別れもしくは飛躍 第40話〜50話

いちごが美月を目指していることは当初から変わりませんが、しかし当初のような「足元にも及ばない」というレベルとは全く違います。それは美月も感じているし、いちごも感じています。
今回配信が行われている40話からは、いちごの力強さを目にし続けることになります。物語は「スターライトクイーンカップ」、その年のNo.1アイドルを決めるイベントに向けて、全てが動き出します。
1年目最終第50話「思い出は未来のなかに」までで、あなたはアイカツの、星宮いちごの本当の強さを改めて感じることができることでしょう。努力そして友情……まず間違いなく、涙なしには見れません、保証します。これは、是非あなたの目で確かめてほしいと思います。

第5フェーズ 2年目 ドリアカ勢きたる 第51話〜

そして2年目は第51話から。「何か1年目殆ど見てないし、40話から見るのもあれだなぁ」とお思いなのでしたら、敢えて2年目の51話から見るのは「あり」だと私は思います。
ドリームアカデミーという、スターライト学園のライバル校が登場し、新アイドルが続々と登場してきます。

  • 「あなたがドなら私はレ」、ラララな音城セイラ
  • オケオケオッケー☆ ブレインサンダーキメまくりの冴草きい
  • クルクルキャワワ ボヘミアンスカイな風沢そら

63話までに3人の新アイドルが登場していますが、どの娘も魅力的。いちご・あおい・蘭とはライバル関係ではありつつも、切磋琢磨する仲間でもあります。
「前回までのアイカツ!」という、これまでのあらすじが第52話から始まったことでも分かるように、これまでの流れをきちんと意識しつつも、新たに見始めた層にも優しい作りになっています。

2年目だからといってこれまでのアイカツと違うかというと、そんなことはなく、アイカツ空気の安定感は1年目よりもあるかもしれません。それは2年目の余裕、というものでもあるのかもしれません。安定しているからといってつまらないというわけではなく、これまで以上に神回の連続です。保証します。
覚悟しておいたほうがいいですよ、本当に毎話面白いですからっ ほんとすごいですから!!!



また3DCG新モデルも投入され、1年目と比較して目に見えてパワーアップしています。1年目が悪かったというつもりは本当に全くないものの、2年目のCGが魅力的なのもまた真実です。しかと目に焼き付けて下さい!


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終わりに

あらすじ、詳細に書こうと思えば、実はもっともっと書けるんです。だけど、是非皆さんには、その目で見て欲しいとの思いから、あえて中途半端に書かせてもらいました。1年目を今から見るのが難しいのであれば、是非2年目からでも結構です、ご視聴をオススメしたいと思います。
女児向けアニメだから、という理由で忌避されているのだとしたら、是非今回だけでもその垣根を取り払って、こっちの世界に少しだけでも足を踏み入れてみませんか?


何が言いたいかっていうと、是非皆さん、アイカツを楽しんでみてください。アイカツは本当に勇気と笑顔をくれる作品です。たまらんですよー。明日からの生きる糧になりますよー。私が保証します。



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