隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

自分の好きなものが王道になったらどうするのか

いわゆる「みんなが大好き」が好きになれない - かくいう私も青二才でね

この手の話題は、オタクではない人にとっては全く無意味です。「あなたは何のためにアニメを見るのか?」の問いに対して答える必要もなければ答える意味もない、ということと同義です。
そういう前提で、この記事を書く私も、冒頭の記事を書くあなたも、この記事を読むあなたも、それなりに「意味を求める」オタクだと信じてこの記事を書きますが、あなたは王道だからという理由で何かのコンテンツを楽しむのか。

自分が好きだったマイナーなものがメジャーになった時のあの独特な気持ち、は別に揶揄されるものでも批判されるものでもない。好きだからこそ感じてしまうジレンマなのだから。
同時に、「昔から俺は好きだったんだぜ」と言うことの何が悪いのか。もしあなたがその言葉に不快感を感じるならば、それは言った人やシチュエーションが気に入らなかったに他ならないと私は思う。
「最近○○という作品がやたらと持ち上げられるが、俺は初期の初期からずっと目を付けてたからな! そこらの奴らとは違うからな!」って言われたたら誰でも気分は良くならない。
「最近○○という作品がアニメ化されたけど、初期からずっと読んでいる漫画で楽しみです。この作品は△△ですが、□□なので素晴らしいですよ。最初から読んでいた冥利につきます!」って言われたら、気分は悪くならないかもしれません。誰がどんな文脈で何を語るかで変わりうるものです。


脈絡なく続きますが、次に、王道が好きになれない自分が好きなのか、王道が好きになれないのかをはっきりさせたら良いと思います。また、王道が好きな人や好きになれない人に対して自分がどういう態度を取り、それがどういう捉えられ方をするのかを明確にしておくべきです。
私はどんな作品であっても、それを楽しんでいる人がいれば絶対に邪魔をしたくありません。「えー、それが好きなのー? 理解できない」などの言説はただ人を不快にさせるだけの自分よがりです。結果でしか人はあなたを捉えませんよ。



もう終わるのだけれど、最近強く思うのは、それお酒の席でなら許されるだろということ。他人が何書こうがどうでもいいという前提を置いておいても、ほんと一方に偏り過ぎな言説はシラフにはきつい。この記事もそうなのだろうけれども、酔っ払って書いているんで許してもらう。