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隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

漫画『グラップラー刃牙』を読んだら全選手入場コピペが蘇った

週刊少年チャンピオンに1991年から1999年まで連載していた漫画『グラップラー刃牙』(コミックス全42巻)、また同雑誌に1999年から2005年まで連載していた『バキ』(コミックス全31巻)を読みました。作者はどちらも板垣恵介(いたがき けいすけ)さん。
刃牙という名前はこれまでリアルでもネットでも嫌というほど耳にしていましたが、漫画をきちんと読んだのは実は今回が初めてでした。これまで自分が読んできた漫画を思い返すと、チャンピオン連載作品は少なかったように思います。ですので、久々のチャンピオン漫画だなあと思いながら読んでいました。


そもそもなぜ急に読もうと思ったのかといえば、食事シーン、そして屈強な男たちが向い合って臨戦態勢に入っているコマの画像を、まとめサイトの何かの記事でちらっと見たからです。
肉体が常人ではないであろう刃牙が美味しそうに飯を作って食べている、肉体が常人ではないだろう男たちが睨み合って今にも喧嘩が始まりそうになっている……そんなコマを見て、「あぁ、これは絶対面白い」と思ってしまいました。
あの独特の肉体の描き方、筋肉の描き方を改めて漫画という絵で見たことで、何かが刺激されたのでした。そして期待は裏切られませんでした。


本作品、緻密なストーリーがあるかといえば無いと私は思います。しかし、とにかくページを前に前に進めたくなる魅力、力強さを感じました。その気持ちを敢えて言語化すれば「人が積み上げてきた努力の結晶や天賦の才が一瞬で破壊される様を見るのが怖い、でも見たい」です。何十年以上も一つの格闘技に費やしてきたキャラクターの戦闘(破壊)シーンを見ると、アドレナリンが止まりませんでした。

中でも、愚地独歩というキャラクターは本作品内でも随一のコツコツタイプ。空手に対してひたすらに真摯であり、ずっと鍛錬を怠らない。本作品で一番好きなキャラクターになりました。そんな愚地独歩の肉体が、無慈悲にも砕かれる様は本当に刺激的で、「やめて! でも見たい!」こと請け合いなのです。刃牙という漫画は肉体破壊を本当に強烈に描きます。誰もが妄想するような肉体破壊をこれでもかと力強い絵で描くのです。
主人公刃牙が、父である範馬勇次郎を超えるための成長ストーリー……本当にそれだけのストーリーであり、そこに計算された何かがあるわけではないのですが、30、40巻を超えるコミックスを半日かからず読ませてくれるだけの圧倒的な魅力を持っているのです。
闘う、鍛える、負ける、破壊される、復活する、鍛える、破壊する、勝つ、負ける、破壊する……これが圧倒的スピードで描き続けられるのですから爽快のほかありません。「考えるな、感じろ」を地で行く爽快格闘漫画です。

グラップラー刃牙は、タイトルにも上げたように第一部『グラップラー刃牙』、第二部『バキ』に始まり

と続いています。第三部『範馬刃牙』までは完結しており、第四部『刃牙道』が2014年よりチャンピオンで連載中です。第三部を読み終わったら、第四部はリアルタイムに追いつこうと考えています。

頭を空っぽにしたい人には是非オススメです。

全選手入場のガイドライン

ところでみなさんは「全選手入場」というコピペをご存じでしょうか。
全選手入場とは (ゼンセンシュニュウジョウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

全選手入場とは、週刊少年チャンピオンで連載されていた板垣恵介の漫画『グラップラー刃牙』にて開催された格闘大会「最大トーナメント」の全選手入場――出場者のべ32名、リザーバー4名の紹介に26ページを費やした場面、もしくはそのアナウンス部分を改変したコピぺネタである。

インターネット黎明期からネットに携わっている人にとってはもはやバイブル的存在かと思います。元ネタは知らずともこのコピペは知っている、ぐらいの知名度の高さだと思っています。
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グラップラー刃牙』第21巻から始まる最強トーナメントその幕開けの選手紹介シーンですが、読み進めていてこのコマに辿り着いた時、ゾワッとしたのを覚えています。
はじめに違和感を覚えました。既視感も覚えました。「全選手入場」という言葉に、体が無意識に反応してしまったのです。「そうか、全選手入場の元ネタは刃牙だった」と、全選手入場のコピペに対する感情がブワーッと押し寄せてきたのです。そして、今更ながらに全選手入場のコピペが偉大なのは原作のパワーがあるからだと強く確信したのです。
この、「ネタが先行して後から元ネタが追いつく」現象は何なんでしょうかね。コンテンツの底力をひしひしと感じることができて本当に幸せです。

この全選手入場に登場するキャラクターたちは皆が主要キャラではなく、どう考えてもかませ、というかモブ・ネタキャラも混じっています。それぞれのキャラクターが作中でどういう扱いを受けているのか、を知ってから改めて全選手入場コピペを幾つか読んでいますと、元ネタを活かしたものがどれか、というのがよく分かりました。
久々にコピペを探していた中で、こんなのもあったんだなぁというものを幾つかチョイス。文字改変だけでなく、漫画や動画となっているものもあって新鮮でした。


やはり全選手入場のコピペは完成度が高いですねぇ。元ネタが既に完成されているので、改変には中々の労力が必要だと思いますが、それに見合う面白さが全選手入場のコピペにはあると思います。

終わりに

やはり漫画は最高だなぁとあらためて思ったのでした。終わり。