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隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

赤松健さんの漫画『UQ HOLDER!』にハマる

UQ HOLDER! 漫画

先日本屋に寄ったときにたまたま目に入ったのが漫画『UQ HOLDER!』でした。
作者である赤松健さんの前作品『魔法先生ネギま!』が週刊少年マガジンで連載終了したのが2012年。その翌年2013年から連載が始まり、2016年の第30号までは週刊少年マガジンで、それ以降は『別冊少年マガジン』にて連載が続けられている作品です。


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ネギまの連載終了が2012年だったことに、もうそんな前なのかという意味で今更衝撃を受けていたりもしたのですがそれは置いておいて、赤松健さんの次回作をなぜか急に読みたくなったので一気買いをしてしまいました。
2016年11月17日に最新12巻が発売されており12巻分を読破したわけなのですが、読み終わって感じるのは、あぁ面白い漫画のやつや……という気持ちでした。
本作品はネギまの未来を舞台にしています。魔法が世に知られてから10年が経過した世界であり、あまり詳細を述べるとネタバレになるのですが、ネギまのただの学生さんだったキャラクターがまだなんとか生きている……ぐらいには進んだ未来です。



読者の皆様方にとってはどうかは分かりませんが、私にとってとても重要な事実の一つで且つ本記事で伝えたい大事な事実は、この作品のヒロインがエヴァだということです。あの吸血鬼のエヴァちゃんですよ。
私はネギまのキャラクターで一番誰が好きかと言われたら、多分エヴァと答えます。強いし、か弱いし、頼りになるし、可愛いし、ツンデレだし……そんなエヴァのことがたくさん掘下げられ、あぁこれは甘酸っぱいぞ! と、エヴァに対してはこれまで中々抱くことがなかった乙女の一面をこれでもかと見せつけてくれる作品が『UQ HOLDER!』です。

もう1つ伝えたい大事な事実は、本作品がラブコメしているということです。12巻を通して読むと、フェイトやエヴァなど「ネギまのキャラクターがネギに恋している」作品であるという根幹が変わっていないことが分かり、それはそれで美味しい展開ではあるのですが、それは一旦置いておいて、この『UQ HOLDER!』のオリジナルキャラクターたちが織りなすラブコメ模様が本当に素敵なのです。

本作品のテーマは「ネギマの未来」だけではありません。不老不死の力を持っている・持たざるを得なかった者たちが織りなす物語という点もとても重要なポイントです。不老不死なキャラクターたちのラブコメはもうそれはそれは屈折しているのだから最高なのです。みんな自分の人生というか生き様というか、そういったものに対してどこか悩みを持っているのですが、そんな悩みと恋愛がうまく混ざったことによって発生するラブコメは至高です。特に不老不死と恋愛観は切っても切り離せないもの。時間が無限にあるからこそ生まれるもの、生まれないものというものがあるのです。わかりますよね、皆さん。

またこのラブコメをラブコメたらしめる大きなポイントのもう一つは、主人公である近衛 刀太(このえ とうた)です。上記画像の真ん中に写っているのが主人公なわけですが、見た目通り純粋で正直で……つまりはラブコメにおける天然な存在とは天然ジゴロに他ならないわけで……つまりは女の子をボンッとさせる存在なのです。悩むヒロインズとそれに絡む天然ジゴロ……ラブコメ好きには損はさせないストーリーがたくさんあると自信を持って勧めます。


本当は色々書きたいのですが、ネタバレになってしまうので是非読んでいただきたく思います。しかしそれでもあえて言うならば、桜雨キリヱというキャラクターが私は大好きで、もうこのキャラクター設計は中々に完成されていると思っています。不老不死な世界観なのですからもちろん見た目はロリで年齢はそれ以上。ロリを強調する眼鏡と帽子。ツンデレだけど基本はドSな正確。主人公をいつも「むのー」呼ばわり。人のプロファイリングが好きなくせに自分の核心を突かれるようなことを言われるとうろたえる……顔をすぐに赤くする……私にとっては非の打ち所のないキャラクターです。

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UQ HOLDER! 6巻より引用。この可愛さにピンときたら即購入した方がいい


ネギまとの関わり

さて本作品は、当初こそネギマとは直接クロスしないオリジナル要素がとても強いと感じていたものですが、作品が進むに連れ徐々にネギまの世界観というかキャラクターまでもが結構干渉してきます。これをどう感じるのかは個人に依るのですが、個人的には結構ワクワクしています。私がネギまという作品が好きなことがとても大きいと思っていて、心のどこかで「いつネギマのキャラクターが絡んでくるんだろう」と思っていたからこそ、徐々に交わりが増えていく感覚がとても心地よかったのだと思います。このあたりはバランスだと思います。

ただ12巻最後にして、いよいよ本格的にネギま世界観が強烈にやってきており、正直なところこの先の展開が読めないというのが正直なところです。ここのハンドリングをミスるといろいろとまずい気がするので是非赤松先生には頑張っていただきたいのですが(上から目線)、果たして果たして……という感じで。なんというか、期待と怖さが混じり合っているといいますか、これは凄く嬉しいけど一体どうやって収拾がつくんだろう……みたいな。怖いもの見たさの面白さというか。このあたりは読まないとわからない空気感があるので、是非手に取っていただけたらなと思います。

終わりに

一番最初に「あぁ面白い漫画のやつや」と書きましたが、これは赤松先生の作品はやはり漫画の基礎ができているというか、安心感を持って読み進められるなぁという意味です。怖いもの見たさの面白さとか書いていて矛盾しているじゃないかと思われるかもしれませんが、そんな高度な感想が出てくるのも物語の基礎やキャラクター設計の仕方が本当に上手いからなのです。良くも悪くも、抑えるところをキチンと抑えているのはさすがというところです。

本作品はネギまを好きだった人には手放しで進められる作品ですし、エヴァを好きだった人にも手放しで進められる作品ですし、ラブコメが好きな人には少なくとも12巻までは手放しで進められる作品です。
ちなみにお色気要素は抑え気味ですが、その分ラブコメ要素で妄想が捗ります。薄い本を探さないといけません。

漫画『UQ HOLDER!』、面白いので是非是非。