隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

まなびストレートでのももの活躍

前回 まなびストレートにおける、ももの存在とは?という記事を書いてからしばらく立つのですが、その時は10話から思うところがあり書きました。
今回は1話から11話をもう一度ももに注目して見直してみてこの記事を書きます。少し長めなので隔離しておきたいと思います。

アニメは一度見ただけでは結構分からない部分というのが絶対出てくるもので、改めて見直すといろんな発見があったりするのが面白いと思います。さて私は今までももについては、扱いが悪すぎる・出番が少なすぎる・もっと活躍させてやってくれと言い続けてきました。特に上の記事では「重要なシーンでことごとくももが不在なこと。」という事に結構憤りを感じてたりしました。今回もう一度見直してみたところかなりももについての考え方が変わりました。先に私の結論を言ってしまうと、ももはそこまで扱いが悪くない、むしろかなり活躍しているという事です。

各話のももの様子を見ていきたいと思います。

まず1話、ももの最初の登場は生徒総会に遅刻をして登校している最中のまなびに聖桜はどこかと聞かれるシーン。特におかしいところもありません。その後生徒総会でめぇーちゃんの足の下から現れかなりめぇーちゃんに絡んでいます。セリフも多いですし、めぇーちゃんはかなりももに弄られていたりします。視聴者側としてはももを不思議ちゃんのような存在に感じていたと思います。

2話、早速ももの大活躍が見られます。生徒会室を改装しようと思うまなびたちでしたが、周りの協力が得られず四苦八苦していた。そんなとき、ももが報道部という地位を生かしその現場をインタビューした。すると、それを見た生徒が心を動かされ、結果手伝ってくれる生徒が大勢訪れる事になりました。本編ではももに感謝するといったシーンはありませんでしたが、一番の功労者は間違いなくももであったと思います。

3話、まなびが最後「たかちゃんが言おうとした事が分かった」というシーンで呼ばれるみんなにももが含まれていました。生徒会役員までいかなくても、仲間だという認識があるから呼ばれたのでしょう。

4話、最初の生徒会室での登場はありましたが、その後のプロモ作成シーンやラーメン屋にはももはいませんでした。ただ最後生徒総会が終わってからの屋上での、みんなでまっすぐゴーのポーズをやるシーンには登場。ポーズを決めるシーンにはしっかり参加してます。むっちーの「なぁもも、うちらが大変な時になぜ居なかったかということはあえて問わないが」というセリフにはあまり深い意味はないと私は思っているのですが、ちょっとわかりません。

5話、全体としてはめぇーちゃんとみかん二人の回でしたが、もももちょくちょく出てたりします。二人だけの生徒会室が辛いからとむっちーに相談するとむっちーはももを助っ人に呼べと言ったり、まなびのお見舞いに防護服を着て現れたり、最後まなびが復活し登校してきたシーンを眺めて微笑むシーンもあったりします。また締め切り日の夜の屋上で、めぇーちゃんとみかんが空を見ながら物思いにふけるシーンでは、残りの3人が順々に映し出され、ももが決して仲間外れなんかにされていないことはわかります。

6話、最初の生徒会室、最後の生徒会室にはしっかりとももがいます。6話は主にみかんとむっちーの話で、他の3人の扱いはほぼ同程度だったと思います。

7話、日焼けしたももが全員に見事にスルーされる回ですが、逆に言えばよく目立っていた回なんですよね。さらに、みんなで夏休みに遊びに行ったメンバーにももはしっかりいました。最後のプールでの花火大会にもちゃんといました。

8話、職員室にしもじーに抗議に行くシーンにももはいます。最後まなびがみんなに愛光の理事長との話し合いの結果を知らせるシーンではももはいます。この間の、みんなが活動しているシーンではももは登場しないのですが、これはあくまでも私の予想ですが、ももは取材をしていたのではないかと。ただこれはかなり希望的観測です。でも、8話に関わらず、ももがいないときは取材をしているという考え方は悪くないかなと私は思います。

9話、放送ジャックし分裂していたみんなを再結束させるという、ももが大活躍するお話です。初めて見た時の私は

ももは生徒会の仲間ではないのでしょうか。もし本当に仲間ならば捕まっているももを助け、その後みんなで「まっすぐゴー」をやるべきでしょう。

と書いているように徹底的にももの扱いの悪さを嘆いています。
しかし、実際は自分の事よりも仲間の事を第一に考え、分裂していた仲間の心を取り戻すために放送ジャックまでするという大役を果たしてるんですよね。つまりこの回においては一番いい所を持っていったと考えるのが筋だと思います。
また、めぇーちゃんとむっちーが自分の前を通り過ぎて生徒会室へと向かうところを見て微笑むシーンからも分かる通り、ももの役目は果たされたのだと思います。

10話、生徒会室が爆発したことをしもじーに聞かされるシーンにももはいないのですが、好意的に、8話のように解釈すれば、この時も取材に行っていたのではないかと私は思ったりします。そうじゃないとももがここにいない理由が単なる扱いの悪さに終わってしまうと思うからです。また、最後のめぇーちゃんにハイタッチをスルーされるシーンですが、当初私は

特に最後のめぇーちゃんとのハイタッチをスルーされるシーンはなんかもう笑うしかありませんでした。

と言っていますが、これはちょっと感情に任せて書きすぎたかなぁと思います。ただこれはまだ完全に否定しきる理由がないかなぁと思っています。
可能性としてまず考えたのが、めぇーちゃんがそういうハイタッチをするという好意を恥ずかしがったのかなぁという事。
みかんとむっちーがハイタッチしているシーンを眺めているめぇーちゃんの表情からはそういうった事を読みとれるのですが、ももをスルーする瞬間のめぇーちゃんの表情は素だったのでちょっと説得力に欠けるかもしれません。

そして11話、ももがした事はかなり裏方仕事。ライブリハーサル中のボーカルさんと、おそらくまなびに最後ステージに上がらせて歌わせるという段取りを話していたと思われます。そしてライブ終了間際にはまなびを探して連れてきて、ライブ終了後は隠れて花火を打ち上げたりしていました。まさに大活躍と言っても過言では無いでしょう。

さて、長くなってしまいました。もっとまとめろよ!と突っ込みをもらいそうです。
上記の事を読んでもらえれば、ももへの考え方が変わらないでしょうか。
私は一度視聴しただけの感想ではももは完全に扱いが悪く、もはや生徒会の一員ではないのではないかという事まで言い続けていました。
でも、その考え方は置いておいて、もう一度最初から見直してみると全くと言っていいほど考え方が変わってしまいました。

もちろんかなり好意的に解釈している部分もあると思っています。また登場シーンが少ないというのも事実です。
でも、ももが果たした(果たしている)役割というのは実はかなり大きいし、とても活躍しているのではないかと私は思います。もう一度最初に書いた結論を書きます。

ももはそこまで扱いが悪くない、むしろかなり活躍している。時間がある方はもう一度1話からももに注目して視聴してみてはいかがでしょうか。最初は見えなかったいろんな部分が見えてくると私は思います。
そして、私はまだ見ていない最終回なのですが、おそらく特別ももが目立つという事もなく、もも回になるという事もなく無難に終わるのだと私は踏んでいます。

ももはもう十分活躍したと思うので、最終回はまなびやみかんに焦点が絞られるのだと思います。長くなりましたがこの辺りで終りにしたいと思います。意見・感想などあれば、気軽にコメントやコメントフォームにどうぞ。