いやぁ実に面白いです。ここまで面白くなってくるとは。今回は、持田雛子という新キャラが登場するお話。なんと小学五年生という設定。これはなかなか良い設定ですね。さらに、クラスの男の子にいじめられているところを修輔に助けられ、惚れてしまうという設定。佐菜にフラグが立たないあたり良いですね。
と、最初はこの持田雛子というキャラのただの萌え話になるのかと思っていたのですが、実はそうではありませんでした。もちろんこの雛子というキャラが前面に押し出され、そしてこの子からいろんな話が広がっていくのは確かなのです。が、それ以上に修輔が人間的にとてもできているという事がわかったのと、麻緒衣の個性爆発に笑わせてもらいました。
まず前者なのですが、最初は違うのかなと思ったけれど、雛子の告白を断る修輔のセリフを聞いてあぁそうなのかと理解できました。「恋人ってわけじゃないけど、それと同じくらい大切にしたい人がいるから、今は恋愛とか付き合うとか、そういうことって全く考えられない」。この大切な人ってやっぱり朱里だと思うのですよね。後からもう一度見返してよくわかったのですが、好きな女の子のタイプを佐菜に聞かれたとき、修輔は毎回朱里と比較するんですよね。そして、大抵朱里はまだまだできていないことが多くて、修輔はそれが放っておけないんじゃないかと思います。けど、何度か見返しているうちに、朱里とは関係ないのかな、とも思えてきます…。今後修輔に大切な人が現れたらどうしましょう。
で、後者なのですが、麻緒衣って突如テンションが上がるときは今までにもありましたが（例えばウォータースライダーを最初怖がっていたけれど、ありえないほどのテンションで滑り始める、など）、今回はそれらのレベルを遥かに超えていたと思います。雛子にお姉さまと呼ばれ始めるあたりからの麻緒衣のテンションが異常なほど高かったと思うのです。そして普段とは考えられないほど饒舌になり、積極的なトークをするのは見てて笑えましたし面白かったです。佐菜が雛子を押し倒したような形になっているところを目撃した麻緒衣の反応が面白すぎて、何十回も見返してしまいましたよ。
さて、ここまで修輔と麻緒衣についてばかり書きましたが、別に雛子というキャラが弱いとかそういうことではなかったです。今まで全く登場していなかったキャラが、今回の話だけで十分に感情移入できるぐらいまでの活躍を見せてくれたのはすごいと思いました。このアニメの構成とか脚本の人はとてもすごいんじゃないかと最近思えてきました。
と、今回は自分的には今までで一番面白かった回でした。今期開始アニメNO.1に早くも推したいと思います。しかし、小学五年生に告白される修輔。なんと素晴らしいシチュエーションでしょうか。次回以降この雛子というキャラは絡んでくるのでしょうかね。
