隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

ストーリーの本質的な部分に入っても視聴者離れをさせないアニメは面白い

狂乱家族日記を第9話まで視聴しまして、ますますこのアニメにはまりそうな私なのですが、8話9話ではこのお話の深い部分が語られた結構重要なストーリーだったと思います。確かにいつものギャグっぽいノリでは進んでは行くのですが、いわゆる「シリアス」と表現してもいいストーリー構成だったと思います。
今までギャグ展開だったのに、急展開で180度ガラリと内容が変わると視聴者側としてはただ「見てるだけ」になってしまいがちだと私は思います(もちろんそこにネタ性を見出したりするのもアニメの視聴テクニックではありますが、今回はそれは置いておく事にします)。例えば巷で「何か(話が)わけがわからんようになったから見るのやめたわ」というフレーズをよく耳にしますが、これなんかは結構顕著な例じゃないかなぁと私は思うわけです。もちろん、そのアニメにもともとそこまで思い入れが無かっただとか流し見程度だったとか、いろんな条件があるので一概には言い切れませんが、原因として「急に話の方向性が変わった(ように見える)」というのが多いのではないかと私は推測します(ちょっと言葉が曖昧ですが)。
作り手側としては、最近の深夜アニメならわずか1クールや2クールでストーリーに起伏を作らなければならないので、さあ大変です。人によってそのアニメをどう感じるかは違いすぎるのであれなんですが、ちょっとばかしアニメの例を出してみますと、例えばハルヒなんかはその典型例ではないかと。典型例というのは、つまり途中から超展開になるよ、ということです。しかし原作未読の視聴者を置いてきぼりにすることなく見事に大ヒットとなりました。例えばこどものじかん。ただのロリコン御用達アニメなのかと思っていたら、中盤からのシリアスなストーリーに感動してしまった、なんて感想も結構目にしました。例えばゼロの使い魔シリーズ。ルイズにひたすら萌えるアニメかと思っていたら急にシリアスになりだして、「シリアスはいらないからエロをもっとやれ」なんて感想を結構目にしました。例えばセイントオクトーバー…と列挙しだしたら止まらないわけなんです。
どのアニメにとってもストーリーの本質的な部分というものが絶対あると思います。そしてそれは避けようがないもので、うまくいけばさらに視聴者をその物語に引き込むことができますが、やり方を誤れば先ほど述べたような「わけがわからなくなった」人を生み出してしまうことにもなります。私自身はどんなアニメでも楽しく見られるテクニックを多少は持っているつもりです。例に出すと悪い気もするのですが、キスダムなんかは当初の期待を見事に裏切られ、途中からネタ視聴に切り替えた典型的な例だったりします。ですがみんながみんなそうではないと思います。いわゆるそのアニメを「切る」という表現がありますが、この原因の一つにこれまで述べたような理由があるんじゃないかと思います。
結局何が言いたいのかというと、ストーリーの本質的な部分に入っても視聴者離れをさせないアニメは面白いなぁ、という事です。自分としては「このアニメはシリアスに入っても面白いなぁ」という感想はかなりの賛辞だなぁと思います(もちろん使い時にもよるのですが…)。
関係ないですが、ぱにぽになんかはずっとギャグのアニメでしたね(異論が沢山ありそうですが)。ぱにぽにの2期をずっと期待して待っているのですが一向に2期決定のニュースが入ってこないので泣きそうです。というわけで、ここまで読んでいただいてありがとうございます。何かご意見やご感想などがあればコメントや、最上段にメッセージボックスなどあったりしますのでお気軽にどうぞ。