隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

大正野球娘はお嬢様面白い

前クールのアニメで溜まっているものを何とか消化しようと「大正野球娘。」を8話まで視聴しましたが、大変面白いです。
当初1話2話の辺りではなんだかなぁっと思っていたのですが回が進むごとになんといいますか、愛着がわいてきました。この面白さはなんだろうなぁと考えていたんですが、連続テレビ小説的面白さなんじゃないかと思いつきました。

どういう事かといいますと、まずストーリーがさくさく進むことが重要です。つまり何か壁に突き当たるような事があっても割りとすぐ解決したり良い方に向いていくという感じです。
次にコミカルなシーンが多いということが重要です。ギャグとまでは言わないまでもくすっと笑えるような小さな笑いがちりばめられているんです。
そして3つ目は、ヒロインが誰かと結ばれるという所(この辺はまだ8話までしか見ていないのでなんともですが)。

いきなりアニメの内容とは違う話なのですが、この大正野球娘っていう作品は実写化したらものすごく面白いんじゃないでしょうか。なんというか、おてんばな子たちのお話ってものすごく見ていて楽しいんです。時代が大正というのも、実写化するにはもってこいのような気がします(セット的な、また視聴的な意味で)。別に実写化を推奨したいわけではないのですが、ふとそんなことを思ったりしていました。

さて、内容ですがやはりキャラクターを抜きには語れなさそうなアニメです。というのもメインヒロインの鈴川小梅(すずかわこうめ)を筆頭に8人の主要キャラが登場します。
野球は9人でするスポーツなのでメインはこの9人。その他、個性的なキャラが多数登場することも忘れてはいけません。
冒頭にも書きましたが、最初2話くらいまではキャラが多すぎるしストーリーも淡白といってはなんですが軽く見えてしまっていました。
ですが、回を追うごとに少しずつですがキャラクターの良さが掘り下げられていきました。ポイントとしては特定のキャラは除いて1話を使って丸々掘り下げる回が少なかったという事。
登場キャラクターの中では優遇キャラ冷遇キャラと確かにいるんですが、どちらかといえばみなでわいわいしている時間の方が多いのであまり気になりません。それに、ストーリーの中軸となる事となっていることが多いのでそういう面でも気になりません。

ストーリーですが、女学院に通う良家の子女たちがひょんなことから野球を始めるというお話です(ものすごく大雑把です)。
つまりは野球もやの字も知らないような女の子たち(一部除く)が頑張って野球しようぜっていうお話です。
その中でいろんな困難にぶつかりながらもそれを時には仲間と共に解決していく成長物語と言っても良いでしょう。

先ほども述べましたが、朝ドラ的な面白さ(詳しくは前述)であると私は思います。ただそれ故に何度も何度も繰り返して視聴して深く理解していくようなタイプの作品ではないような気がします。
ですが見ていて本当に素直に笑えるのは素晴らしいと思いました。

特に、7話「麻布八景娘戯」(辻打ちのお話)と8話「麻布の星」(映画の主演のお話)は本当に面白く、爆笑させてもらいました。
7話の泥棒と捕まえるシーン(泥棒に向かってボールを投げてスルーされたかと思うとそれを打ち返して泥棒に当てるシーン)ではそのテンポに「そう来たかっ」と思わずうなずいてしまい、8話で橋から飛び降りるシーンは腹を抱えて笑ってしまいました。
もちろんこれ以外にも、このお話以外にも見所はたくさんあるのですが、全編通して笑いを提供してくれることは間違いありません。時間の関係で8話までしか見れていませんが、また最終話まで見たら総評したいと思います。日常に何かもやもやしているものを抱えている方は、ストレス発散に見てみてはいかがでしょうか。

そういえばゲーム化するらしいということですが、前述した「特定のキャラは除いて1話を使って丸々掘り下げる回が少なかった」という理由からこのゲームは大成功なんじゃないかと(売れるかどうかは別として…)。個別に話を割いていないが故に、もっとこの子の事を知りたいという欲求が沸いてくるのは確かです。

どうやら選択肢によって自分の視点(女の子の視点のようです)が変わるそうなので、意中のあの子の視点になってみるのも良いし、その子にアタックを仕掛けるのも良いでしょう(出来るのかはわかりませんが)。調べていると、CEROレーティングはDつまり17歳以上対象だそうでワクワクしますね。

発売日は10月の29日だそうなので興味のある方はご購入されてみてはいかがでしょうか。たくさんのプレイ報告お待ちしております。というのも私がPSPを持っていないという事なんですが…。コミケが近いので出費が厳しい現状ではちょっとPSP購入までは踏み切れないところです…。

後、どうでもよい話ですがTBSの公式サイトのグッズ情報のページの「カテゴリ」の部分の「グッズ情報」へのリンクが間違っているようですね。