隠れてていいよ

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Rain Songにユイの過去を妄想してみる

今、少なくとも個人的には話題のアニメ、Angel Beats!。劇中ではGirlsDeadMonster、通称ガルデモというバンドが存在し、ライブシーンが描かれているのは視聴している方ならご存知でしょう。CDも続々発売されており、第1弾の「Crow Song」、第2弾の「Thousand Enemies」は発売中、第3弾の「Little Braver」は6月9日発売予定で、さらに6月30日には「Keep The Beats!」というアルバムも発売予定です。
本来ガルデモというバンドは、岩沢というキャラクターがリーダーだったのですが、自分の生きる道を見つけたことにより、存在が消えてしまいます(みんなに岩沢の記憶はありますが)。その後、岩沢に代わりボーカル&ギターをこなすのがユイというキャラクターなのです。

さて、ユイが新ボーカルとなる最初のお話で、「岩沢が消える前に作った最後の曲」にユイが歌詞をつける、という設定があります。これは第2弾発売の「Thousand Enemies」という曲で、劇中で演奏されました。その第2弾のCDのカップリングに「Rain Song」という曲があります。歌詞の引用はしませんが、非常に切ない恋愛ソングです。具体的にストーリーを追っていきます。歌は女の子視点で描かれます。

ずっと一緒に過ごしてきた男女がいました。おそらく二人は小さい頃からの幼馴染。一緒にいる事は呼吸をするほど当たり前のことだったのでしょう

しかし二人はいつまでも小さいままではありません。そしてある時、女の子は男の子から「遠くへ行く」という事を聞かされます。女の子には唐突過ぎて理解などできるはずもありませんでした。突然のことに、何も考えることができません。

男の子との今までのことを思い出します。二人はずっと一緒にいる約束だったよね。それは私しか覚えていなかったのかな。

君との繋がりを必死に探す。誕生日にプレゼントをもらったよね。あれは何処に行ったかな。どうして、どこにいったの。

意地悪してばかりだったのに、どうして君の事を愛してしまったんだろう。君の事を、忘れられるはずがない。

始めてあったときの事を思い出す。初めて会ったとき、君は大雨の中、公園で泣いていたよね。

どうして君だけがいなくなってしまうのか。今は私が、大雨の中、公園で泣いているよ。


と、歌の大まかなストーリー・内容です。ただし、これは歌詞をストレートに受け取ったものです。男の子が「遠くへ行く」とは「死んでしまった」事を暗示している、と解釈している方が多いのかな、と思います。私もその内の一人です。

さて少し話を戻します。劇中では「Thousand Enemies」のみ、ユイが歌詞をつけたようにも思えますが、「Rain song」もユイが歌詞をつけたのではないか、というのが私の考え方です。公式・製作者側としてはユイがボーカルのガルデモは「新生ガルデモ」だということらしく、先ほど紹介したアルバムもボーカルはユイのみで、公式サイトに


1stマキシシングル「Crow Song」収録曲は、全て"ユイが歌うバージョン"として収録され、岩沢が歌う曲は収録されません
と明記されるほどです。
また話がそれてしまいましたが、つまり「Rain Song」はユイが歌詞をつけた、つまりユイの生前の事が描かれている可能性が高いのではないか、ということです。

ここ数話のひなユイのカップリング推しは、ひなユイ大好きな私にとっては素晴らしいの一言なんですが、ふとRain Songの歌詞を思い出してしまいます。もしかしたらユイは日向と「ずっと過ごして行けるんだ、私は日向先輩に必要とされてるんだ」という想いを持ってしまったら消えてしまうんじゃないだろうか、という懸念です。今現在、日向はユイに対して、実際はどうかは分かりませんが、優しい一面を出していないように思います。夫婦漫才風味。

しかし7話も終わり、物語は急速に動き出しています。一度消えかけた日向ですが、前日譚であるTrack ZEROの主人公であるというのも含めて、もう一度掘り下げられる可能性が高いと踏んでいます。そして、その時はユイの過去も含めて説明されるのではないかなと考えています。その場合、日向のみが消えるのか、ユイのみが消えるのか、二人とも消えてしまうのか。

天使ちゃんが消えるのも嫌ですが、日向とユイが消えてしまうのも耐えられない私。何を持ってハッピーエンドというのか分かりませんし、またどういったエンドにしようとしているのか分かりませんが、できるかぎり、みなが笑って終われるような、そんな終わり方をしてほしいと思います。単体としては天使ちゃんが一番好きですが、カップリングとしてはひなユイ一番好きです。

最近、Rain Songを聞きながら、ユイのことばかり考えているのでした。