リアルタイムで見たのと、そのせいで注意力散漫になったのも含め記憶が怪しいですが、面白い作品は是非とも紹介したいので。
まずオープニングアニメーションが素晴らしい
主人公がギャルゲーにハマっているということで、全体的に電子世界（二次元の世界）をイメージしていると思われるのですが、色合いといったらいいのか、実に電子っぽくて良い。そして動きがあって良い。さらに曲が映像とマッチングしているのも良い。個人的に最も良かったのは、半分より後よりでテンポが変わる所。何ともいえない気持ちにさせてくれます。
オープニングアニメーションの作画監督は川村敏江さん。調べてみると、プリキュアシリーズの作画を相当数、担当されているようです。また絵コンテ・演出の出合小都美さんは、調べてもあまり情報が出てきませんが幾つかのアニメの演出を担当していらっしゃったり、ミチコとハッチンという作品にかなり関わっておられたようです。
媚びすぎてなくていい
「うわぁ、萌えに媚び過ぎだろう…」といった感想しか残らない展開ではなかったのが○。例えば、エルシィ（公式によると、エルシーではなくてエルシィらしい）が初めて出現するシーンも、それほど苦痛に感じない。これが素晴らしい。また、本編を通してパンチラはしないが腋が見えるのも評価が高い。
明らかに媚びたキャラで媚びた設定なはずなのに、そう感じさせない演出にしているのが凄い。このへんが、堅実な作りのアニメ、といったところでしょうか。万人受けしやすい、とも言い換えられます。
上手く媚びをコントロールしている要素の一つに、主人公である桂木桂馬があると私は思います。時折女の子が暴走して可愛くなりすぎる（つまり媚びている）シーンが続くことがあり「うわぁ、媚びている」と思いそうになるところで、主人公のツッコミが入るため、その感情がすっ飛んでいってしまう。また、そのツッコミ自体も主人公の心のそこからの本心のツッコミのため（例えば、俺は2次元にしか興味がない等の発言）素直に受け入れられやすい。
2話以降に大注目
この手のアニメは、1話は良かったけど…タイプと、2話以降も安定して見られるな！タイプにまずは大きく分かれる傾向があると私は思うので、2話に期待したいと思います。
おそらく、新キャラも次々と投入されていくでしょうし、楽しみな作品です。今期はまだ新作アニメのオープニングを殆ど見ていませんが、現時点では間違いなく一番。ぜひオープニングを見てください。
