隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

ミルキィホームズは誰向けのアニメなのか全く分からない

本当の意味でネタアニメが来た。薄桜鬼もネタアニメなんですが、また違った方向でのネタアニメです。笑わせに来ているはずのギャグが本来の意味ではない面白さを発揮してしまっているタイプのネタアニメです。

ゲームの販促すぎる作り

気合が入った作画があったかと思えば、あれー?と思うシーンも多数(原画の人数がやたらと多い割には)。気合が入ったシーンは、確かにキャラクターが皆可愛いのです。つまり、ゲームのイベントシーンCG的な美麗さですね。ただしそれ以外は特筆すべきものがないというのが、実際のところ。

どこらへんがぶっ飛んでいるのかというと…

基本的にストーリーには解説が全くありません。その割にはガンガンストーリーが展開していくので、理解が追いつかないというのが違和感を感じる一番の原因かと思います。いわゆるネタアニメ耐性ない人にとっては、1話切りの対象となってしまうタイプの作りです。

1話の中で色んなイベントが起こりますが、それらがまるで継ぎ接ぎのように感じられます。つまり、流れが、テンポが悪いということです。ただしそれがまた、変な面白さに繋がってしまっているのです。私はツボに嵌ってしまったので笑い転げてましたが、受け入れられない人にとっては絶対に無理なタイプのテンポの悪さです。

「なんだこのアニメは!ふざけてるのか!」と思うか、「誰向けのアニメ化全くわからない」と、ある意味で奇妙な笑いが出てくるか、どちらかに偏るのではないかと思います。

確かにキャラクターは可愛いと思う

ですが、もしこれをゲームの販促アニメと割り切るのならば、もっとキャラ萌えに特化したほうが良いのかなと思いました。露骨なエロいイベントを1枚絵をバンバン出す。そうして、アニメのストーリーではなくてキャラクターの可愛さにベクトルを向けさせる。キャラゲーとして買ってもいいかも、と思わせたら勝ちだと思います

万人には受けないが…

ネタアニメ大好きな人にとっては大好物な作品だと思います。1クールに1本は必ずこういうアニメがあるから、アニメ視聴はやめられません。