1話とは打って変わり、ミステリー調な内容になっています。ヒロインのヴィクトリカが探偵で、主人公の久城一弥がダメダメ助手、といったところでしょうか。
ストーリーとしては面白い。というのも、多分に恐怖感を煽る演出が多いので、見てるとドキドキします。ただし、ネタばれというか、種明かしがどんどんされていくので、余韻に浸る時間は短いと思います。
主人公に感情移入しにくい
「主人公がヘタレなんだけど、でも騎士道精神を持っている」という設定は、ハマれば「きゃーかっこいい」ってなるんですが、失敗すると「うぜー」となる諸刃の剣だと思います。というのも、普段がヘタレであるがゆえに、唐突にかっこ良くなると、ちぐはぐな感じがするのですね。ですので、キャラの背景をちゃんと掘り下げて感情移入させておけばよいわけです。が、今作では主人公である久城については、2話において多少の過去回想があったものの、まだまだ弱い。だから、感情移入が出来ない。だから、全体としてこの作品を語る際にはマイナス評価となってしまうのです。