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DOG DAYSのキャラクターが、2話以降はデフォルメされているように感じる理由

DOG DAYSの2話と3話を見ました。1話の感想、DOG DAYS はネタアニメ? ギャグアニメ?ではキャラクターのデザインについて「公式トップ絵と違いすぎる!」と言っていました(参考:公式サイト)。
具体的には、キャラクターが全然デフォルメされていないぞ! というお話でした。アマゾン・アソシエイトを利用して画像を引用させてもらいましょう。



なるほど、一見すると、全く違うようにも思えます。1話を見た後は、「どうして公式絵に近くしなかったんだ」と嘆いていました。
しかし、その印象は3話まで見ると変わりました。「あれ? 凄くデフォルメされているように感じる」と。


もしかして願いが通じて、2話からは丸みを帯びた、デフォルメされたデザインにしてくれたのか! などと思いまして、確認のために1話を見返してみました。すると「なーるほど」と思う理由を推測できました。



本記事ではその考察について書くとともに、作品の良さも掘り下げようと思います。

現実世界とフロニャルドの違い

キャラクターデザインに着目して1話を見返すと、「現実世界」のキャラクターは総じてデフォルメされずに描かれていることに気づきました。逆に、主人公が召喚されたフロニャルドの世界では、公式トップ絵に比較的近い、デフォルメされたデザインをしていることが分かります。
またフロニャルドの世界においては、女性キャラクターはデフォルメされているものの、男性キャラはモブキャラを除けば、殆どデフォルメされていません。


1話の殆どが、デフォルメされていないキャラクターの描写だったのです

1話では、半分くらいの尺を使って現実世界を描き、残りの半分でフロニャルドの世界を描きました。加えて女性キャラの登場時間が短く、多くは男達の「戦」が描写されていました。

その結果、視聴者の印象が「デフォルメされていないキャラデザ」となってしまったのではないでしょうか。


1話と違い、2話3話ではフロニャルドの世界がメインで描かれ、且つ女性キャラが沢山登場しています。
2話以降のキャラクターが全体的にデフォルメされているように感じるのは、当然なのかもしれません。

丁寧な解説が好印象

2・3話では「戦」のルールが、ちびキャラ演出で丁寧に説明されていました。敵をどうすれば倒せるのか、倒した敵がどうなるのか、勝利した国はどの程度の報酬を得るのか等々…非常に分かりやすく、視聴者を意識しているなと思います。
ここまで時間を割いて「戦」について説明するということは、今後は「戦」がアニメの軸になっていくのではないか、と推測できます。


「戦」に興じながらも、現実の世界に戻るための努力もする…実に王道ストーリーで、素晴らしい。この作品にはストーリー性が無いと思っていたのですが、「主人公が元の世界に戻らなければならない」というゴールが明確に設定されていることを思い出しました。

テコ入れシーンにも期待できそうですし、毎週が楽しみになりそうです。

まとめ

というわけで、キャラデザについては自分の中で納得がゆきました。

「キャラデザが合わない」と感じて1話で切った人が周りにおられましたら、「2話以降では可愛くなるぞ!」と伝えてあげてください。

このアニメ、今後絶対面白くなる、そんな予感がします。