隠れてていいよ

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花咲くいろはの今後の展開は無限大!

第8話「走り出す」、9話「喜翆荘の一番長い日」を視聴しました。綺麗にまとまっていました。人によっては、綺麗にまとまりすぎていたと感じたかもしれません。

2クールものでここまできれいな話ばかり続くと「これをずっと続けられるの?」と不安になることがあります。ですが花咲くいろはに関しては心配の必要は無いでしょう。

幾つか理由がありますが、最も大きいのは旅館以外をメインにした話がまだまだ残っていることです。具体的には高校編、緒花の地元編です。さらには旅館に誰かが訪ねてくるドタバタ編や、過去編もあります。

まだまだ制服を見たい - 高校編

9話までで高校を舞台に話が進んだのは第4話「青鷺ラプソディー」だけです。
この4話も厳密にはAパートのみが高校舞台であり、さらに高校生活メインというよりは民子の告白イベントに端を発した徹さんへの絡み、民子掘り下げが主でした。

花咲くいろはは旅館ありきではあるものの、恋愛話をさせるとなるとやはり高校という舞台を活用したほうが映えると思います。
また恋愛だけでなく、人物を掘り下げるためのイベントを発生させやすいのも学校かなと思います。文化祭、体育祭、テストなどは鉄板でしょう。

今後、高校を絡めた話が増えていくと予想しています。まだまだ制服姿の民子を見たいです。いや、見せてください。

そうだ、孝ちゃんに会いに行こう - 緒花の地元編

旅館の話ばかり続くので、緒花の地元設定が忘れられがちです。
9話のように孝ちゃんが緒花に会いに来るというのが王道ですが、その逆、緒花が地元に帰るのも面白そうだなと思います。

1話時点の予想でも書いたのですが、2クールという尺を活かしての大胆な地元編をやってもらいたいなぁと思うのです。6話くらい使ってはどうでしょうか。
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しかし8話9話の孝ちゃんは残念でしたね。「孝ちゃん、どうしてこうなった」と誰もが思ったでしょう。
この体たらくは孝ちゃんが原因の部分が多いものの、緒花一途な孝ちゃんらしいとも思いました。

緒花に会いたい、俺はお花のところへ行くぞ! → 緒花が街に居ることが分かる → 直ぐに街へ引き返そうとする

一途一途とはいうものの、上の流れでいえば最初の電車内で緒花に連絡したときに「緒花に会いたいけれど、どこへ行けば良い?」と一言聞けていたら展開は変わっていたのかなと思います。
どこにいるの? と緒花に聞かれたときに「なんでもない」と答える孝ちゃんは少しへたれでしたね。

旅館に誰かが訪ねてくるドタバタ編

緒花の関係者が喜翆荘を訪ねてくるという展開は、今後の肝になるのかなと思います。なぜなら、このままダラダラと旅館話をやるとメリハリがないからです。もちろん旅館周辺の人物だけでも起伏を作ることは可能でしょうが、より劇的な変化を起こすには外部の人間が不可欠でしょう。
もちろん既存キャラだけではなく、新キャラの登場も期待しています。

各キャラクターの生い立ち - 過去編

過去編の素晴らしい点はキャラクターの考え方、生き方を知ることができることです。
5話の民子回想では、民子がどうして喜翆荘に居るのかが描かれました。また2話の緒花回想では、緒花の思想の原点(母親)が描かれました。

しかしまだまだ描かれていないことが沢山あります。1度掘り下げられた民子にしても、どうして板前になりたかったのか語られていません。

というわけで、キャラクターの掘り下げのために今後どんどん過去編が挟まれると思います。2クールだからこそ、丁寧な各キャラの掘り下げができる。2クールの良い点です。

終わりに

花咲くいろはのクライマックスは、緒花が自分の生き方に自分で答えを出すことだと思っています。現在の緒花を形作っているのは間違いなく母親なのです。その母親思想と自分思想の間で悩んでいるのが緒花なんです。

旅館で様々な経験をして、自分の生き方の答えを見出す緒花。そこへ母親が訪ねてきて最終決戦…という流れを想像しています。
様々な経験を、今後2クールかけてじっくりやっていくのでしょう。楽しみです。