隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

うさぎドロップが辛い

やっと2話を見ました。りんを引き取り、さぁ、生活が始まるぞというお話。
今まで一人暮らしをしていた、しがないサラリーマン河地大吉(かわち だいきち)、ひょんなことから子供を育てることになる。

2話を全体で見れば、良いお話なのです。突如生活スタイルが変化し自分の時間を削られてしまうものの、りんという守らなければならないものができて、それに対して必死になって生きるという生活だって、悪くない。大吉の心の変化をググっと凝縮させたのが2話でした。

だけども、そうはいっても、その過程の描写は辛い。見ていてしんどい。何が一番しんどいかというと、小さい子が親に会えずに、だけど気丈に振舞おうとするその心、それがダメ。見ているだけで、心にグサグサ来て痛い。
りんが一時保育所に預けられたシーン。保育所の別の子に「本読んでー」って言われたときに、笑顔で「うんっ」って答えるシーン。こういうシーンが本当に辛い。
親の愛情を一心に受けなければならない子供が、事情により受けることがかなわない。更には代理親となった大吉も、日中は仕事のために愛情を注ぐことはできない。保育所という閉ざされた空間の中で、本来は愛情を受ける側のりんが、子供に本を読んであげる、慈しみを与えているのです…。


りんと大吉、二人の描写をリアルに描きすぎているので本当に辛い。

最初にも言いましたが、2話を全体で見れば良いお話なのです。だけど、細か細かの描写が精神的なダメージを与えます。心に訴えかけてくるアニメです。

原作は漫画だそうですが、おそらく私は、この手の漫画は読むと心にダメージが強すぎる気がします。
リアルすぎる描写は時に辛い。