ロゴ自体はノイタミナとは (ノイタミナとは) [単語記事] - ニコニコ大百科、
集中線はgimp2により作成。
最近、私のフォロワーさん界隈と言うか、アニメクラスタ界隈でノイタミナに関する談義が行われたので、忘れないうちに幾つか、まとめておこうかなと。
100%のものを書こうとすると時間が足りないので、できる限り簡潔に進めます。なおツイートを幾つか引用させてもらっていますが、どうしても一部分を切り取らざるをえないので、ツイートしている方の前後の文脈と食い違っている可能性があります。
ノイタミナはオワコン?
ノイタミナと聞いてすぐに「オワコン」という言葉を思い浮かべた人は、半分正しくて半分間違い。間違いの部分は、「そんなレッテル貼りしてていいの?」。正しい部分は「確かに売り上げ的には厳しい作品が多い」「今後のノイタミナの方向性」。
以下のようなツイートを私はしました。
CってBD合算でも1巻平均1200枚くらいしか売れてないわけですよ、売り上げ的には。もちろん、放送は楽しんで円盤は買わなかった層が沢山いらっしゃるのは知っているんですが、やはりちょっと寂しいという思いはある
幾つかリプライをもらいましたが、リプライをくださった方はノイタミナをdisってるとは全くの正反対で、現実を直視して、そして意見を述べていらっしゃる。
@thun2 個人的な話ですが、ノイタミナの作品でBDを買ったのは未だフラクタルだけですね。売上と作品の質がイコールで結びつくとは思ってませんが、確かに売上が伸びないと寂しい気持ちにはなります。
2011-12-20 23:47:36 via web to @thun2
順に、@shiroikunaさん、@rikio0505さん、@einbeltさんのツイートを引用。
売り上げ的な話をすると確かにあの花なんかは売れたけど、ネットの大勢として「ノイタミナ枠は売れない」というのが出来上がっているくらいには、私の肌感覚もそう言っている。
ノイタミナっぽいアニメとは何か?
では売り上げがイマイチだからイコール、ノイタミナはオワコンなのかと言えばそんなことはなく、むしろ始まっていくコンテンツだとすら私は思う。もちろん今後の展開次第という予防線はあるけれど。
ちょっと極論すると、例えば『C』という作品が生まれる余地がある所が、ノイタミナ枠のすごく好きなところ。本作品は「お金(経済)」と「未来」という二つのキーワードを持っていますが、これはまさに私たちの実際の、現実のものと深くリンクしており、まさしく一般向け・現実向けだと言える。
『C』BD4巻小冊子で、中村健治監督は、Cのコンセプトの最初のきっかけをこう仰っています。
――いつ頃からテーマをお金にしようと考えていたんですか?
「最初に8〜9人くらいのコア・メンバーで、ブレーンストーミングした時、『ノイタミナ』なので、『普段アニメを見ない人でも見るような枠かもしれないねぇ』ということから、これまでのアニメよりももっと普遍性のあるテーマに出来ないかと。ただ愛とか、そういう漠然としすぎているのは、ちょっと厳しい。モチーフとしてはもっとハッキリしているものを探して、いろんなアイデアを出したんです。その中でお金というのが出たんですが、すぐ『いや、これは止めましょう』みたいなことになりました」
その後、紆余曲折あって最終的にはお金がテーマとなったわけですが、こういう企画が通るのも良いところなのかなと私は漠然と思います。
アニメのうさぎドロップって、もしかして中高生はおろか十代がほぼ出ていないのか? 30歳独身男が主人公とか、まず今の深夜アニメでは企画すら通らないレベルだよな。。
@einbelt あの枠だからこそですねえ。まあアニプレもそういう企画を立てて欲しいんですけども。。
2011-12-19 23:10:53 via Tween to @einbelt
@rikio0505さん、@einbeltさんのツイートを交互に引用。
ところで、ノイタミナっぽいアニメとはなんでしょうか? ハッキリとした定義はありませんが、元々ノイタミナは女性向けというか、普段アニメを見ないような層向けに作られた(企画)枠というのが私の認識です。
ノイタミナらしいストーリーってなんだろうな。 P「こういう感じの内容で誰かやらない?」監督「じゃあ、やりますか」 こういう流れですか? わかりません><
2011-12-19 23:26:53 via web
@thun2 方針転換してますから、らしいってどの時点を指すのかによっても変わりますけど、開始当初のOLにも見てもらえるアニメ、ということではないでしょうか?
2011-12-19 23:29:32 via ツイタマ to @thun2
下、@uraakaneさんのツイートを引用。
もちろん、ノイタミナ作品をさらにセグメントに分けたりとか、そういう作業だってできる。
@einbeltさんのツイートを引用。
まぁ、小難しいこと言わず感情論的に言うと、心に残る作品が多いんですよ、ノイタミナは。暴論ですか? いいえ、愛です。
@einbeltさんのツイートを引用。
ちょっと余談
DVD(BD)を買う買わないの理由の議論は終わりが見えない気がしていて、それは個人によって理由が違いすぎるからだとは思うんですが、それでも幾つか考え方はあります。
ミクロな視点で言うならば、ストーリー・キャラクター・脚本…といった構成要素を自分が気に入るかどうか。購入へ踏み切らせるに足る内容であったか、ということ。
@rikio0505さんのツイートを引用。
しかしそういった「購入たらしめる内容ではなかった」以外の理由も、やはり存在することは事実なのです。
実は作品はものすごく好きでもBDを買わない理由の一つに「ストーリーものをもう一度がっつり見たいと思わない」というのがあることを聞いて、なるほどと思った。ギャグものとかキャラものは、一話一話で見返してもエッセンスを楽しめるんだけど、ストーリーものはそうはいかない、という。
この考え方は、まさしく『C』という作品が大好きだけどもDVD(BD)を購入されなかった方からお聞きした話なんですが、なるほど、と考えさせられました。
DVD(BD)を購入するかどうか、これ一つとっても人それぞれなのに、アニメの評価なんぞ、さらに人それぞれとしか言いようがない。
「工作員や邪魔は入るだろうけど、絶対に流されるなよ。」