みなさん、アニメ『中二病でも恋がしたい』の1話をご覧になりましたか?私は30分を通して、イライラという感情を抱いてしまいました。
理由は多分分かっていて、「みんな幸せそうだなぁ」というのが、これでもかと感じられたからです。一見して、矛盾しているように思われるかもしれませんが、そうでもないんです。
ただ単に幸せであるという事を描いているというよりは、「幸せだなぁ」と感じられてしまう、ということが原因。
- モブキャラに至るまで全てのキャラクターが平均以上の顔であり且つ良い人
- 前向きなストーリー(中二病に病的に悩む話じゃなかった、少なくとも1話では)
- 女の子とまるで「偶然」仲良くなっていくようなシチュエーション、流れ
特に3つ目が主要因なのかもしれないと感じている。
主人公が中二病だったから女の子と出会えたようだ、というシチュエーションが、ひどく不安というか、変な気持ちに感じる。つまり中二病が非常にプラス方向に働いている。さすがに2話以降、主人公が過去に中二病だったことが悪い方向に生かされてお話が進むのだと信じているんですが……そうでなかったらどうしようかと今から心配で眠れません。
いや、でもちょっと公式サイトで見れるスタッフコメントを見る限り、どうも面白おかしく描くらしい(以下引用は、スタッフコメントより引用)。
監督の石原立也さんのコメントでは、
(略)
わりと青春期のダークな部分なので
ガチでこのテーマを扱うと凄く暗ーいお話になってしまいそうになるのですが
この作品ではそういうのはやめて、なるべく面白おかしく描いていこうと思っています。
でも、花田先生なら何とかしてくれる、してくれるに違いない。シリーズ構成であり、暗黒(シュバルツ)筆硯者(シュライベン)、花田十輝先生なら!
何!? 気付いてる? どうやら君も能力者のようだね。僕のことは、名乗らなくても知ってるだろ?
そう、暗黒(シュバルツ)筆硯者(シュライベン)、花田十輝さ。
そして更に問題なのは、このアニメが面白いということなんですよ。
- 女の子が皆可愛い、且つ格好も性的
- 女の子の仕草が可愛い、特に小鳥遊六花
- 妹がいる、しかもお兄ちゃんのことを嫌いではない
- ニーソが映える
- シリーズ構成が花田先生
- 薄い本が今から楽しみだなぁ
……特にニーソが映える点は押したい。
風景というか画のタッチというんでしょうか、それらが柔らかいからこそ、小鳥遊六花の真っ黒なニーソが映えること映えること。
色彩設計の竹田明代さんのコメントいわく、
(略)
可愛い女の子達がますます可愛く見えるよう、明るい色を心掛けています。
影色にピンク色を混ぜてみたりとか。彩度高めにしてみたりとか。
でも六花の選ぶ私服は黒い(暗い)色ばかり…
白ニーソも縞ニーソも、私はニーソは全体的に愛していますが、1話を見た感じでは、小鳥遊六花は黒ニーソが映えに映えていたし、これがベストなのではないかとという直感がある。
ニーソが好きな方は、ニーソのためだけにでも1話を見るべきだと思います。
終わりに
不安定な気持ちと面白いという気持ちが交じり合って、微妙な気持ちになっています。制作が京都アニメーションだからって言うことも関係していると思います(今後、持ち上げられるんだろうなぁとかそういう想いもある)。
とは言ってもまだ1話。判断を下すにはまだ早い。良い意味でも悪い意味でも、2話以降、楽しみにしたいと思います。