◯◯さんは「智花ちゃんになりきるスレ」を全スレ読み直す所から初めてはいかがでしょうか。でないとお話にもなりませんので。
我々は「きてる」「たまんね」「智花ちゃんになりたい」「智花ちゃんと結婚した」「小学生は最高(マジレス)」で全ての意思疎通が行えるんですよ。歴史と訓練の積み重ねでここまでやってきたんですよ。あなた出来ないでしょ?あなただけですよ。そんなの。
悪い。オレもそれはつきあいきれない。
ついでに指摘すると、その手の高度に内輪で最適化された言説が、世代を超えて浸透/伝承されることはない。
これ、ジジイの経験則な。
コメント欄の「きてる」という
捨てハンの主張…えーと、ディープな萌えオタクってそういうものなの?いやまあ、なんJもそうだけどディープなコミュには特定の
ジャーゴンってありますが…
我々萌えオタクは、自称アニメオタクさんとアニメを語り合ったときに萌えの話題が通じず歯痒い思いをした、という経験をおそらくみな一様に持っています。
友人知人関係はもちろん、
アニ研・
漫研・
mixi・
Twitter。リアルでもネットでもこの悲劇を何度も繰り返しています。
ところが萌えオタクの間では一切の遠慮無く伝わってしまうんです。
それを端的に表しているのが
こち亀のこれ。
http://livedoor.blogimg.jp/shake1728/imgs/0/5/052c46a0.jpg
もちろん萌えオタクは萌えを追求しているんで当たり前なんですが、この萌えオタクというのが非常に少ない。
よく
まとめサイトで「ぶひいいいいいいいい」などとレスが消費されているのを見るので萌えオタクが多いのかもと思いがちですが、レスを丹念に見る限り数えるほどしか居ません。
Twitterにはアニメーターすら上回る知識を持つガチな作画オタクの方から、にわかと呼ばれるカジュアル勢までいますが、萌えオタクなんて数える程度。
新たに参加しようとしても冒頭の悲劇が繰り返される恐れがあるのです。
このような背景があり、我々萌え豚はお互いにシンパシーを感じ、馴れ合いの感情を抑え切れないことが多くあります。
「なあ」「かわいいよ;;」「すげえわかる・・・」「智花ちゃんマジ天使」
萌えオタクの会話はこんなのばかりです。
「きてる」「たまんね」「智花ちゃんになりたい」「智花ちゃんと結婚した」「小学生は最高(マジレス)」「『パパ聞き!』のひなちゃんの笑顔を見ていると、あぁ生きてていいんだなって思う」「おいたん、だえ? だけで100年は戦える」はお互いの存在を確かめ合う言葉なんです。
今まで書いたのもネタとかではないのですが、それとは別の視点から。
萌えオタクが少ないというのを書きましたが、たまに「キャラクターが圧倒的に可愛いアニメを挙げるスレ」みたいなまとめを目にすることがあると思います。
わりとカジュアルに色んな人が語り合っていて、ブクマも結構ついたりします。
これはつまりキャラ萌えということを話しているスレなんですが、そのスレで語っている人たちにそういう意識はあんまりないです。
というか心の奥底から「かわえええええ」という感情が沸き上がってくることについてもそんなにわかってないです。
小学生だからこそのシチュエーション、小学生設定を納得させるための装置、パンツなぞ見えなくても存在だけで神々しいということを分かっていなかったり、ひどいときにはモブ幼女を見逃すことすらあるのです。
そんな人たちでもある意味萌えを語れているんですよね。
しかし萌えのアンテナは萌えオタクにしかついてないんです。
我々萌えオタクは丁寧な萌えの描写を非常に好みます。
具体的にどんな萌え描写が好まれるかについては
ぱにぽにの
ベッキーや夢色
パティシエールのいちごちゃん、
最近のだと『C』5話の真朱がカップ麺を初めて食べたいと言うシーンとか
神様はじめましたの重力スカート、
みんなが観てそうなのだと
アイカツの「私の熱いアイドル活動、
アイカツ! 始まります! えへへっ」って導入を思い出してください。(だいぶ系統違うけど丁寧ではあるということで)
こういう描写にスゲェ!と目を見開いてしまうのは萌えオタクだけなんです。
そして萌えというのは語るのが非常に面倒くさい。
粘っこいエフェクトとか派手なサーカスとか全然ない。
そのうえ下手なこと言うと突っ込まれて
優越感ゲームが始まってしまう。
萌えオタクの
教養主義たる所以です。
でもお互い共通認識は持っている。
もう「たまんね」でいいでしょ、だってたまんねえんだもん、となります。
最近
羽生善治が演技だ演技じゃないって盛り上がってましたよね。
増田で貼られてた動画観ましたがプロ2人の解説でもすごい素晴らしい天才だくらいしか言ってないんです。
僕は将棋わからないんですが、それほどたまんねえ一手だったんでしょう。
たまんねえものにはたまんねしか言えないんですよ。
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