イリヤっていうキャラクターはいわゆる幼女、というかロリキャラなわけで。ロリキャラを語る際に何が難しいかって、「とりあえずロリだから素晴らしい」論に終始しようとしてしまうことなんですね。いや、もちろんロリキャラは素晴らしくてですね、何も言うことはないんですが。
本作品、2話まで見ましたが何が素晴らしいってタイトルに冠されているようにイリヤが中心に物語が展開するということで、もっと言うとイリヤの魅力がバシバシとこちらに伝わってくるということです。特に、イリヤのノリツッコミが可愛すぎて生きているのが辛い。「ふんふん、そうなんだ……ってええええええええええ」っていう感じのやつ。あれもうたまらん。CVは門脇舞以さん。本当蕩けそうになる。
さて、本作品を見ていて特徴的だなぁと思ったのは、塗りでしょうか。
こいつは「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」公式サイトのトップから持ってこさせていただいていますが、この塗りのままギャラが動いています。専門的な言葉で説明出来れば本当は良いのですが、ちょっとわからないので感覚的に伝えると、ベターっと塗られていて且つ色が淡い、一枚絵っぽい感じでアニメ絵っぽくない。エロゲのイベントシーンを何枚も連続してみているイメージというとわかりやすいか。ななついろドロップス的な。
さて本作の制作はSILVER LINK.で監督は大沼心さんなわけですが、チーフディレクターと、及び1話の演出に「坂本隆」という名前があったんです。この名前どっかで見たことあるなぁと思ったら、バカとテストと召喚獣にっ!の8話「ウチと日本と知らない言葉」、美波のあの素晴らしい過剰演出回の絵コンテ・演出・作画監督・原画を努められていた方です(参考:バカテス7話までの振り返り、そして8話の過剰演出の素晴らしさ - 隠れてていいよ)。
当時のブログで「坂本 隆」=「宮崎 修治」ではないかというコメントをいただいていました。私はスタッフさんに詳しいわけではないので語れませんが、当時の記事から引用すると
アニメ@wiki - 宮崎修治やef - a fairy tale of the two. - Wikipediaによると、宮崎修治さんは1期『ef - a tale of memories. 』において6話・11話の絵コンテ・演出・作画監督を、ef2期において5話11話の絵コンテ・演出・作画監督、10話においては武内宣之さん・板村智幸さんと共に絵コンテを担当されています。
まぁ細かなスタッフさんの話は置いておくとしても、仮に「坂本 隆」=「宮崎 修治」だとすれば、efを始めバカテスでも「すげぇ」と思わされてきて、またプリズムイリヤ1話でも引きこまれてしまったわけで……。「良いなぁ」と思ったときのスタッフさんを見ると共通項があったりする、というのは面白いですねぇと人並感な感想を改めて抱いてしまいました。
終わりに
本作はFate/stay nightのスピンオフの立場にあるわけですが、じゃあFateを知らないと100%楽しめないかって言うと、2話まで見た限りではそんなことはないと思いました。というのも、イリヤが可愛い。キャラが可愛い塗りがいい、イリヤの一人ツッコミとか、ステッキとの掛け合いが良い。つまり頭空っぽにして見れるアニメ。
使い古された表現をするならば「知っていたほうが楽しめるけれど、知らなくても充分に楽しめる」でしょうか。
ぜひ一度、脳をとろとろにしてみてください。