前記事:アイカツおじさんへの道 ― 筐体初体験! アイカツ処女プレイ 前編 ―
前回までのアイカツおじさん!!
ここからプレイ部分の内容が始まりますが、書くに当たり、落ち着いた文体では上手く書けなかったので、文体を変えてお送り致しております。いつもよりも多少感情が高ぶった表現があるかもしれませんが、ご容赦下さい。また、プレイ本編の内容よりも、私のアイカツへの思いの部分のほうが多いことがあるかもしれませんが、重ねてご容赦下さい。ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願い致します。
アイカツ筐体をプレイするにあたり決めていたことが2つありました。1つは選ぶキャラクターで「星宮いちご」。もう1つは選ぶ曲で「アイドル活動」。
突然ですが、今、私は、星宮いちごちゃんのお陰で生きていられると言っても過言ではありません。本当に過言ではありません。大事なことなので何度も言いますが、いちごちゃんを見て勇気をもらうことで、辛い毎日を乗り越えられています。アニメを見始めた頃からずっといちごちゃん一本で来ていて今後もそれは変わることはないだろうと思います。それぐらいいちごちゃんを愛しているし、また助けられています。「だからこそ」という言葉を使うことすらおこがましいのですが、しかし敢えて使わせてもらうとすると、「だからこそ、私は初めての筐体プレイではいちごちゃんを選ぼうと決めていました」。
そして、曲は「アイドル活動」。初めての曲は何にしようかな、と考えた時に最初に、すっと浮かんできた曲でした。
アイカツで使用される楽曲は、正直なところ、本当に素晴らしいものばかりです。それぞれの曲には、コンテキストが多かれ少なかれあります。それは曲が、アニメの中で、印象的な使われ方をすることが多いことに起因しています。各キャラクターの持ち歌的意味を持つこともあれば、時にはチーム・ユニットとしての意味を持ったりと、アニメを見ていると「ただ曲を聞くこととはまた別の、愛着」というものを無意識の内に持ってしまいます。
アイドル活動という曲は、アニメ第1話で流れた曲です。いちごちゃんが、初めて自分でカード(コーデ)を選んで、初めてアイカツシステムを利用して、あの素晴らしいBGMと共に変身をして、そして初めてのステージに上がった時に歌った曲なんです。
まだダンスCGもこなれてなく、結構骨々した感じであり、またいちごも初々しさを残したあどけない感じで……だけど、私はこのアイカツ1話、そして変身シーン、ライブシーンを見て、「あぁ、このアニメはもうすごい」と100%の確信を得たことを覚えています。
そして。第16話「ドッキドキ!!スペシャルライブPART1」、第17話「ドッキドキ!!スペシャルライブPART2」。この2つの話で、星宮いちごはトップアイドル神崎美月と同じステージに立つことを許されます。今でこそ星宮いちごはアイドルとしてかなり「上」の方へ来ていますが、当時は片鱗を表しつつあったとはいえまだまだ美月ちゃんの足元にも及びませんでした。そんな星宮いちごと神崎美月とのデュオで使用された曲は、アイドル活動でした。アイドル活動が流れだした時、私はもう、色んな感情が押し寄せてきて泣きそうになったことを覚えています。いちごちゃんを私が育ててきたわけではないことは重々承知していたとはいえ、でも、あのいちごちゃんが、美月と並んでステージに立ち歌っているのです。そしてその時にチョイスされた曲がアイドル活動……分かっている、分かりすぎているのです。アイドル活動と言う曲は、私にとってのアイカツの原点であり、またいちごにとっても原点だと(少なくとも私は)思っています。だからこそ、初めての美月との共演でこの曲が使われて、子供を見守る親のように、本当に嬉しかったことを覚えています。
このように、アイカツの楽曲は、アニメを視聴することでコンテキストが付加されていき、それぞれの視聴者に様々の思いを抱かせてくれます。アイドル活動以外の曲についても同様に様々の想いを持っていますが、その中でもアイドル活動は私の中ではちょっと質が違うというか、特別感があるのです。
全く閑話ではないですが休題。
ステージを選択します。少なくないステージがあったのでまずそこに驚きました。「あぁ、これからまだまだたくさん遊べるんだなぁ」って。
その中からアイドル活動を遊べるステージを探しました。後から気づいたのですが、実はステージ選択の際には画面上に楽曲名が表示されています。だから画面を見て選択すれば一番わかりやすいのですが、その時はテンパっていて、ステージ選択した時に流れる曲を聞き分けていました(筐体の設定場所や設定によっては音が聞こえづらい場合が多々あるそうで、その時は少し聞き取りづらかったことを覚えています)。
そしてアイドル活動を見つけ出し、決定ボタンを押しました!
それが終わると、コーデのお時間です。今更説明する必要がないのかもしれませんが、書いておきます。データカードダス アイカツでは、以下の5つの種類のカードがあります。
- アクセサリー
- トップス
- ボトムス
- シューズ
- トップス&ボトムス
またカードのタイプとして、
- キュート
- クール
- セクシー
- ポップ
があります。
コーデの画面では最大で、
- トップス、ボトムス、シューズ
- トップス&ボトムス、シューズ
1または2の組み合わせに加えて、アクセサリーカードを読みこませることが可能で、カードに従って画面上のキャラクターがコーデされます。
それぞれのカードにはアピールポイントという得点が設定されていて、そのポイントの合計が、プレイスコアに関わってきます。実際のカードの画像と簡単な説明を見たい方は、公式サイトのこちらを、また得点計算式に興味がある人はこちらwikiなどをご覧ください。
察しの良い方は予想されているかと想いますが、同系統のタイプで揃えるとアピールポイントが加点されたり、また各ステージには上述した4つのタイプのどれかが設定されており、そのタイプのカードを使用すると加点されたりします。
細かい話はもっとあるのですが、ここでは割愛します。追々、書いていこうと思います。
さて、初めて使用するカードは、前回の記事でも書いた
星宮いちごNEWスクールドレスセット!!
http://www.aikatsu.com/goods/cardset/
もっとアップで写すと以下の画像です!
やばい、壮絶に可愛い。前回、5分くらいずっと触ったり眺めたりで愛でていたと書きましたが、その意味が上の画像からだけでもお分かりいただけるでしょう。
さて、上記カードを読み込ませていきます。
まずはアクセサリーカードを読み込ませました。
「アクセサリーカード!」
「トップスカード! このステージにピッタリだね」
自分「!?」
などと驚いていますが、実際は事前に調査をしているので知ってはいました。ただ、自分で実際にカードを選んでそれを読みこませる、という行為を経るとまた感じ方が違うのです。あぁ、自分は今コーデしているんだな、と。
全てのカードを読み込ませて、OKボタンを押すと、いよいよステージでのダンスとなります。
そして画面上に曲名が表示される。
アイドル活動!(Ver.Rock)
自分「!? Ver.Rock?ロックバージョン??」
まさにはてな状態!
アイカツ好きを自称しているくせに、いろいろと忙しく、2年目まで追いつけていなかったthun2。さて、アイドル活動のロックバージョンは、アイカツ2年目第1話、通算第51話「ロックなあの娘はドリーム☆ガール」が初出となります。どちらかと言えば「可愛い」に分類されていたアイドル活動が、ロック調にアレンジされていて、中々かっこい仕上がりとなっています。
ロックバージョンも知らなかったthun2は、いちごちゃんになじられるべきかもしれませんね。
「れれれ、冷静になるんだ」と冗談でなくテンパりました。ロックバージョンって何? データカードダスオリジナル?……などと様々な思考が巡りました。でも、焦る必要なんて無かったんです。だって、曲は、アイドル活動なんだもの。
音楽ゲームをプレイし始めたら、大分と冷静になれました。「え、ギターアレンジカッコいいじゃない」とかつぶやけるぐらいには。
リズムマークが流れてくるので、サークルと呼ばれるマーク部分にそのマークが重なった時に、リズムマークの色と同じボタンを押していきます。もちろん曲のリズムと重なっているので、画面のダンスを見ながら、音楽を聞きながら、一体感を持って楽しむことができます。ハイスコアプレイなどはまた別の話ですが、よほど音楽ゲームに自信がない人でもクリアすること自体は難しくないと思います。
楽曲の難易度は、
- かんたん(★☆☆)
- ふつう(★★☆)
- むずかしい(★★★)
個人的な感覚としては、「むずかしい」が一番楽しいです。適度に難しく適度に音楽もダンスも楽しめるというのが大きいです。
そうやって順調にプレイしていた私を襲ったのは、突然の「アピールチャンス」でした。
曲をプレイしている最中、最大で3回のアピールチャンスが与えられます。前述したような「サークルにリズムマークが来たらボタンを押す」という通常モードから一瞬離れ、限られた時間内で特定のコマンドを入力したりタイミングよくボタンを押したりすることが必要で、成功すればアピールを出すことができます。
実は、これまで事前調査していた際にはこの「アピールチャンス」を見逃していました。「なんかそれっぽいのがある」程度の認識だったのです。
「トップスアピールチャンス!」
「え、なになに、何するの」
「タイミングよくボタンを押してね!」
「ちょっと待って。タイミングよく押してねって言われても、どうすればいいんだ。」
本日2回目のテンパリ具合。というか、結構焦る。
「ボタンが表示されているぞ。とりあえず押せばいいのか! ええい、ままよ!」
カイジ「奇跡なんて望むな! 「勝つ」ってことは…そんな神頼みなんかじゃなく…具体的な勝算の彼方にある…現実だ…! 勝つべくして勝つ…!」
「ミス ミス」(ピロン、ピロンという音楽とともに)
画面に表示される、無常の「ミス」の文字。
「ミス! アピール失敗」(筐体から凄く残念な声で)
ああああああああああああああああああああああああああ
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いちごちゃんがこけたあああああああああああああああああああああ
いちごちゃんをこかしてしまった……それだけが無念でした。アピールの種類にもよるのですが、失敗すると転んじゃいます……。心のなかでずっと「いちごちゃんごめんなさい」って謝っていました。
プレイを終えて
いろいろありましたが、無事合格できました。なんだろう、凄く達成案がありました。
自分の好きな女の子を選択し、自分の意思でコーデして、そのキャラクターで戦う。素晴らしい楽曲に素晴らしいダンス。あぁ、アイカツは素晴らしい、これは女児の心を掴むわけです。私の心も鷲掴みされました。
ICカードの書き込みが終わり、筐体から離れました。胸がドキドキしていました。「あぁ、楽しかった」と心の底から思えました。アイカツ筐体がある時代に生まれてよかったなと思いました。ありがとうアイカツ(まだ終わってないけど)。
次回予告
アイカツおじさんへの道、次回「アイカツ特典カード編」。お楽しみに。
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