イカちゃんの今までの回再度見直したけど、イカちゃん泣いているシーン多いな。人は涙の数だけ成長する。人はだが。
yoshi017さんのツイート。140文字以内のツイートで、実に素晴らしい内容で、刺激されました。イカ娘が面白い理由を、喜怒哀楽の面から軽く書きかき。
イカ娘の可愛らしさは子どもを見ているようだ
なぜイカ娘にこんなにも癒されるのかなと、考えだすと様々な理由が思い浮かびます。ストーリーが笑えるからだ、テンポがサクサクだからだ、イカちゃんが可愛いなど…。ただ、それ以上の理由を考えようとすると、実は中々に壁があると思うのです。
理由は、「イカちゃんが可愛い」という所で止まってしまうからです。何でイカちゃんって、こんなにも可愛いんだろう…と考えて、ホンワカしてしまうので止まってしまうのです。
だからこそ、yoshi017さんがツイートされたように「泣いているシーンが多い」という観点に着目されたのは凄いと思います。そう、泣いているシーンも含め、イカ娘は我々が思っているよりも喜怒哀楽が激しいのです。というよりも、四六時中、いや、登場したらずっと何かしらの表情をしているのです。
いや、そりゃ表情は変わるだろって思ってるあなた
祝わなイカ?(2話2つ目のお話)で、栄子からツッコミが入ります。「飛び上がったり、へたりこんだり忙しいやつだな」。せわしない挙動に対してのツッコミなんですが、実はこのセリフはイカ娘の特徴を端的に捉えていると思うのです。
喜ぶ、泣く、笑う、怒る、汗を垂らす、自信満々になる、とぼける、怖がる、探す、驚く、上から目線になる、料理を美味しそうと思う、ゲームをして喜ぶ、風呂に入ってリラックスする、…。分かるでしょうか。喜怒哀楽が激しい、という一言でまとめられないくらい、イカ娘の表情の変化は凄まじい。
涙の数だけ、成長する。※
冷静に考えると、普段から涙をよく流すキャラクターっていうのは、少数派なんじゃないかなと(要検証)。イカ娘が流す涙は、どちらかと言えば、心のそこから悲しくて流す涙とは少し違うと思う。というのは、例えばクラナドに代表されるような作品で、クライマックスで流される涙とは違う、という意味合いです。
少数派なら目立ってもいいはず。でも個人的には「イカ娘が泣くキャラである」という評価は少ないように、感じる。
作品を見る視点を変える難しさ
こうやって少数派の部分に気づけることは、その作品の根幹を語るときに、とても重要だったりする。イカ娘に限らず。アニメを見る視点を変える、変わることは、とても難しい。どうしても、固定された考えを貫いてしまうことが多い。乃絵派とか比呂美派とか。まなびストレートのももの立ち位置とか。などなど。
まとめ
- 喜怒哀楽が激しい、という言葉では足りないくらいイカちゃんの表情は変化する。
- 涙を流すキャラクターは、実は少数派なのかもしれない?(要検証)
- イカちゃんを泣きキャラだとみなすように、一般的には少数の意見を見出すことは難しいと同時に、作品を深く理解する上では欠かせない。
- イカちゃん可愛い。