隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

2024-01-01から1年間の記事一覧

最近のこと

昨日久々にブログを書いていたのですが、下書き保存する前にページを閉じてしまって消えてしまいました。 戯言な内容で、数千文字以上の感想とかではなかったのでよかったですが、それでも書こうと思った気持ちが潰された感じがして悲しくなりました。とは言…

たとえば『さよなら妖精』を読みたいという気持ちがずっとあること

『さよなら妖精』という米澤穂信さんの小説がある。 米澤穂信さんといえば、自分の中では古典部シリーズから知った人で、TVアニメ「氷菓」が2012年に放送されていたときにアニメから原作者を知った、そのような出会い方だった。氷菓の原作である古典部シリー…

「ノンブレス・オブリージュ」 良すぎる

www.youtube.com この曲はめちゃくちゃ良い曲なんです。 最近仕事がうまくいかなくて、久々に毎日胃が痛い状況なのですが、この曲を聞くと少し救われます。 さんはい 「この世には息もできない人が沢山いるんですよ」 さんはい 「この世には息もできない人が…

環境が人を救っていく――ニーゴ「そしていま、リボンを結んで」を読んで

瑞希と絵名、ふたりとも人生のどん底ともいえる辛かったときに奏の曲に出会い救われた、そんなニーゴとの出会いが描かれるのが本ストーリーでした。 瑞希の過去が徐々に描かれ始めたことが嬉しいのと、絵名と瑞希のカップリングはこのころから最高だったんだ…

最初から駄目だったんだ――ニーゴ「迷い子の手を引く、そのさきは」を読んで

キーストーリー「灯のミラージュ」にて、幼少のころにまふゆが体調を崩してしまったときの、母親の態度を見て以下のように書いていました。 ただただ母親から愛され愛情を熱心に受けることができた時代もあったのだとわかり、ほっとしました。 一方で、親の…

諦められないからこそ、悩む――ニーゴ「空白のキャンバスに描く私は」を読んで

絵名は、誤解を恐れずにいうと、等身大の悩みが描かれていると思います。画家として生計を立てられる父親を持ち、その姿を見ながら生きてきて、将来は絵の道に進むと疑わず進んできたけれども、その父親に、真正面から才能が足りないと言われ自分の将来を勝…

未来灯す一筋の光――ニーゴ キーストーリー「いつか、絶望の底から」を読んで

奏が、絶望の中の一筋の光、希望を見出そうとしていることがあらためてわかり、とても安心しました。 一方で、当初からそういう曲作りをしようとしていたものの、完璧にはいかず、あと一歩のところでまふゆの答えに近づけていなかったともいえる構図が素敵だ…

インプットとアウトプットのバランス

最近プロセカのキーストーリーを読んでは、感想記事を上げています。 それはとても楽しいことで、今の自分の生きる意味の一つといっても過言ではないのですが、少しアウトプットに傾倒しすぎているとも感じています。定期的にやってくる哲学的な問いなのです…

自分が自分であること、それを伝えるために必要な勇気と恐怖――ニーゴ「ボクのあしあと キミのゆくさき」を読んで

話すことで楽になれることばかりではない、なんてことはずっと分かっていたはずなのに、あらためて突きつけられると自分の心は苦しくなりました。 瑞希の過去のことは微細には語られていないけれども、自分が自分であるということを周りに受け入れてもらえな…

まふゆに必要な、愛と温もりと甘えと助け――キーストーリー「灯のミラージュ」初見感想

なんか、震えました。 いつもの悲痛な、叫んでるみたいな言葉もあるけど――、 その底に、誰かを想うような、あたたかい感じがある気がする なんだろう、ここ最近一気にニーゴのストーリーを読み進めながら、奏がどんな曲を作っているのかそしてその曲を聞いた…

たくさんの人の想いを受け止める存在だからこそ、その難しさを描ききってほしい――プロセカ キーストーリー「Color of Myself!」初見感想

「ここからRE:STAET!」に引き続き、モモジャンのキーストーリー「Color of Myself!」を読了しましたので初見感想を残します。 thun2.hatenablog.jp 本格的な活動開始となりフリーのアイドルとしての露出を生配信メインにしていこうと決めたものの、生配信ゆ…

寄り添うことと幸せは違うものなのか――キーストーリー「カーネーション・リコレクション」初見感想

「お悩み聞かせて! わくわくピクニック」に続きまして、ニーゴのキーストーリー「カーネーション・リコレクション」を読了しましたので、感想を書き残します。thun2.hatenablog.jp 主題はまふゆに戻りまして、奏の曲作りに焦点が当たりました。 ここ最近の…

息抜きするために普段の環境とは別のところに行くことって大事――映画『魔女の宅急便』を久しぶりに見て

昨日22日の金曜ロードショーでジブリの『魔女の宅急便』がやっていたので、久々に見ました。魔女の宅急便は子どものころから飽きるほど見ているので、もはや血肉となっている作品ともいえるのですが、それでも年齢を重ねてあらためて見てみると感じ方が変わ…

絵名の人間らしさが感じられるさまが好き――キーストーリー「お悩み聞かせて! わくわくピクニック」初見感想

タイトルが内容をそのまま表しているようにも思うし、もっと深い意味で難しい話であったとも思うし……というわけで「シークレット・ディスタンス」につづいてニーゴのキーストーリーを読了しました。 thun2.hatenablog.jp過去のニーゴの記事:25時、ナイトコ…

瑞希と同じくらいニーゴのメンバーも瑞希を見てくれている――キーストーリー「シークレット・ディスタンス」初見感想

ニーゴのキーストーリー「シークレット・ディスタンス」を読了しました。ここ最近はモモジャンに激ハマりしていたのですが、直近のイベントで奏のストーリーがあったことで、読みすすめないと最新のイベントが永遠に読めないことに気づき久々にニーゴのスト…

桃井愛莉:オリジン――プロセカ キーストーリー「ここからRE:START!」初見感想

「MORE MORE JUMP!」にハマってしまい、キーストーリー2作目も読了いたしましたので初見感想を残します。1作目が元アイドルの3人がスタートラインに立つまでを描いたとすると2作目はタイトルのとおりリスタート、いよいよアイドルデビューに向けて始動した内…

アイドルになった原点を思い出せ――プロセカ キーストーリー「MORE MORE JUMP!」初見感想

「MORE MORE JUMP!」のキーストーリー、読了しました! 以前ワンダショ(こう略すんですね)の体育祭イベントストーリーを読んだときに、桐谷遥さんが気になっていたのでついつい読んでしまいました。 まず一言、最高でした。ご存知のとおり「MORE MORE JUMP…

あなたが必要である――キーストーリー「満たされないペイルカラー」初見感想

「囚われのマリオネット」に続いて、ニーゴのキーストーリー「満たされないペイルカラー」を読みました。 25時、ナイトコードで。 カテゴリーの記事一覧 - 隠れてていいよ 本ストーリーは東雲絵名の掘り下げストーリー。やっときたか、という感じ。 ニーゴの…

坂柳有栖はスタートラインに立つことができたのか――ライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編11』初見感想

4ヶ月ぶりに最新刊が発売されました、ライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編』の初見感想を書いておきたいと思います。過去記事:ようこそ実力至上主義の教室へ カテゴリーの記事一覧 - 隠れてていいよ 後書きで作者の衣笠先生がおっしゃって…

まずは理想から考えるえむが心地よい――「走れ! 体育祭! ~実行委員は大忙し~」初見感想

ワンダーランズ×ショウタイムのイベントストーリー「走れ! 体育祭! ~実行委員は大忙し~」を読了しましたので、初見感想を残します。過去記事: ワンダーランズ×ショウタイム カテゴリーの記事一覧 - 隠れてていいよ 25時、ナイトコードで。 カテゴリーの…

仲間と居場所を再確認――「全力! ワンダーハロウィン!」初見感想

ワンダーランズ×ショウタイムのキーストーリー2作目の「全力! ワンダーハロウィン!」を読了しましたので、初見感想を残しておこうと思います。 1作目の感想は以下Xと、記事にございますのでよろしければぜひ!プロセカ「ワンダーランズ×ショウタイム」初見…

ストーリーは起承転結バッチリ、えむはヤバさと真面目さが同居してそう――「ワンダーランズ×ショウタイム」初見感想

プロセカのストーリーを徐々に読み進めており、直近はニーゴのストーリーをまず全部読もうかと思っておりました。 が、ニーゴのストーリーは重く、言いたいことも多すぎて毎回記事をガッツリ書いて読み進めていると時間が足りないので、ちょっと寄り道して「…

もっと心に近づきたい――キーストーリー「囚われのマリオネット」初見感想

先日からプロセカをプレイし始めまして、現在はニーゴのシナリオを徐々に読み進めております。何もないはずのセカイにあった曲――プロセカ「25時、ナイトコードで。」初見感想 - 隠れてていいよ 楽譜は演奏する人によって表現が変わる――「VIRTUAL SINGER 誰も…

楽譜は演奏する人によって表現が変わる――「VIRTUAL SINGER 誰もいないセカイ編」初見感想

先日からプロセカをプレイし始めまして、「25時、ナイトコードで。」初見感想を書きました。 thun2.hatenablog.jpまずはニーゴのシナリオを順番に読んでいこうということで、古い順に読み進めております。 今回の記事では、「VIRTUAL SINGER 誰もいないセカ…

何もないはずのセカイにあった曲――プロセカ「25時、ナイトコードで。」初見感想

始めるならお正月休み最後のこの3連休しか無いと思い、プロジェクトセカイをインストールして始めました。 正式には『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』という、スマートフォン向けアプリです。前から少し興味はあったのですが、いつ…

明日から仕事始め―2024年に向けての思い

第74回NHK紅白歌合戦のプレイリストを聞きながら、この記事の筆を執り始めました。いつもブログを見ていただいている皆様、また普段は見ていないけれども存在は覚えてくださっている皆様、そしてはじめましての皆様、昨年はありがとうございました。 気づけ…