隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

転校生が来て、都合よく席が空いているというシチュエーションを打ち破れ!

GOSICK4話は、アブリルという留学生がやってきて一波乱、という内容でした(超意訳)。
さて、アブリルが座るのは都合よく空いていた主人公の隣の席でした。先生「それじゃあ席は…久城くんの隣が空いてるわね!」……またこのシチュエーションか!

転校生がやってきて、都合よく席が空いているというシチュエーションは、もはや様式美といっても過言ではないでしょう。アニメ・漫画・ラノベ・エロゲ…溢れすぎており、突っ込まれることは殆どありません。しかし、こういう所を突然考えたくなるのが性分でして。是非是非、お付き合い下さい。

なぜ席が空いているのか?

リアルを思い出してみます。小中高と通ってきた私ですが、転校生が来たことは何度かありました。ですが、実は記憶がぼんやりしていて席がどうやって決まったか覚えていないのです。席がないと座れないわけですから、席が存在する理由が必ずあるはずです。
そこで、「転校生の座る席が存在する」というのを分解してみました(一般的に、ロジックツリーと呼ばれるフレームワークです)。
“転校生の座る席が存在する理由”をロジックツリーで分解した図
ロジックツリーについては最近学び始めたので、切れ味が悪いかもしれません。ちなみに、この図はXMindというフリーウェアのソフトを使用して作成しました。オススメです。

この図を参考に、アニメなどの作品を考えてみましょう。なお、最初に仮説を立てておいたほうが分析しやすいとのことなので、仮説を立てます。

仮説:転校生の座る席が存在する理由は、人数よりも多めに用意されているだけである。

では、順に考えていきましょう

余分な席なのか、一時的に居ないだけなのか?

これに関しては、転校生が空いていた席をずっと使用し続けている事が多いことから、「一時的に人が居ない」可能性は低いでしょう。席が余分に存在していたと考えるのが普通でしょうか。

事前に準備されていたのか、元から多かったのか?

多くの先生は、「それじゃあ、転校生の座る席は…お、一番後ろの席が空いてるな」と言います(なお、「一番後ろの席」は「主人公の隣の席」等にも置き換え可能です)。つまり、先生の物忘れが酷くない限りは、事前に席を用意していたとは考えにくいです。元から多かったと考えるのが普通でしょうか。

転校?死亡?人数よりも多めに用意されていただけ?

これも先生の発言から読み取れます。例えば、「あー、その席は○○の席だったな…」と発言すれば、一時的に人が居ないということでしょうし、「えーっと、席は…あ、そういえば最近転校したやつがいたんだったな」となれば、転校したということでしょう。

何が言いたいかというと、アニメ作品などでは「理由もなく席が空いている」ということなのです。つまり、単純に、人数よりも多めに席が用意されていた、と考えられます。

ここまで考えておいてなんですが、抜けや漏れが有るような気がします…。是非、みなさんの考えもお聞きしたいです。

なぜ違和感があるのか?

これは、リアルとの乖離だと考えます。つまりリアルでは、意味もなく「人数よりも多めに席が用意されている」ことが、少ないのではないでしょうか。だからこそ、多くの人が「何で都合よく席が空いているんだ」と感じるのではないでしょうか。
しかし、そうではないのです。意味もなく席が多く用意されていることがアニメ作品などでは普通なのです。ほら、納得できたでしょ!……なぜかシックリこない。

メタ的に考えてみる

ここからは余談なんですが、先生や生徒がメタ的な行動をしていると考えると面白いです。つまり、先生が事前に転校生が来ることを知っていて席を増やしていたり、生徒が席を増やしているという考え方です。先生「そろそろ新キャラ来るから1つ席増やしとくかー」みたいな。
もしくは、生徒たちの間でこんな会話が繰り広げられているのかもしれません。「今度新キャラ来るらしいぜ。」「マジかよ、絶対俺の隣の席にするからな!」「何言ってるの!私の後ろの席に決まってるでしょ」。本編の見えないところでは、生徒同士の血みどろの戦いが繰り広げられているのかもしれません。

最後に

今回こんな記事を書こうと思ったきっかけは、twitterでした。以下にその関連ツイートを引用しておきます。






独只眼さんのおかげで、良い記事を書くことが出来ました。ありがとうございます。