隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

『ゾンビランドサガ』 最高のアニメをありがとう!

明けました。今年もよろしくお願いします。

この記事は、約5週間前に書こうと思った記事です。
下書きを見返すと当初は「今期アニメも中盤に差しかかかっている今、みなさんはどのアニメに熱中されているでしょうか。」とか書いてましたが、気づいたら大体のアニメが最終回を迎えてしまいました。仕方ないね。

なぜこんなにも伸ばし伸ばしになってしまったのかというと、忙しかったからもあるのですが、記事を書こうとアニメを見返していたらその都度見入ってしまっていたからもあります。あります。あるんです。


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画像は公式サイトより


このアニメ、どんな作品かはOPテーマ『徒花ネクロマンシー』のイントロの口上を聞いてもらえれば分かります。

死んでも夢を叶えたい いいえ 死んでも夢は叶えられる
それは絶望 それとも希望 過酷な運命乗り越えて
脈がなくても突き進む それが私達のサガだから



この記事で言いたいことの半分ぐらいはもう言い終えました。オープニングが最高。こんなに元気にさせてくれるオープニングも久々。活力が湧いてきます。
すぐ上に貼りましたがノンクレ版OPがYoutubeで配信されていますので、アニメを見る気がなくてもオープニングはぜひ一度聞いてみていただければと。
オープニングに台詞が入るアニメは名作、オープニングにSEが入るアニメは名作。


改めて、この記事は約5週間前に書こうと思っていたので、これからゾンビランドサガにハマる人を増やしたいという意図で、紹介的な内容を多めにするつもりでした。
最終回も終わった今その必要はないのかもしれませんが、作品を振り返るという意味でも、せっかく書いたのでその部分も残しておきたいと思います。
さて前置きが長くなりましたが、最終回も終わったゾンビランドサガについて、私の中で「終わった!」と叫びたい気持ちを書き綴りたいと思います。

イントロダクションなんていらねぇ! っていう方は、少しスクロールしてもらえると各話感想があるので、よければそちらをどうぞ!
そこそこ長いので、ゾンビランドサガをまったり振り返りたいときなどのお供に!

イントロダクション

このアニメの面白さってなんですか、と言われたらいろいろありますが、

  • 時代を超えたアイドルたちのストーリー
  • ゾンビという設定を活かしたストーリー

の2つは他のアニメには無い面白さと言えましょう。ゾンビ×アイドルという響きがもう面白い。

本作のヒロインズがアイドルグループ「フランシュシュ」は、時代を超えたメンバーが集まっています。

源さくら
  • おそらく2008年に亡くなったと思われるアイドル志望の高校2年生
  • 本作のヒロイン
二階堂サキ
  • 1979年5月15日生まれ、1997年8月30日没の享年18歳
  • たまごっちが好きな不良
  • 好きな色はオレンジ
星川リリィ
  • 1999年10月6日生まれの2011年11月30日没の享年12歳
  • 伝説の子役
  • 好きな色は黄色
水野愛
  • 1992年3月7日生まれ、2008年8月4日没の享年16歳
  • トップアイドルグループ「アイアンフリル」不動のセンター
  • 好きな色は青
紺野純子
  • 1964年9月2日生まれ、1983年12月9日没の享年19歳
  • 80年台のアイドルブームの火付け役
  • 好きな色は白
山田たえ
  • 誕生日不明、没年不明、享年29歳
  • 伝説の山田たえ
  • 好きな色は紫
ゆうぎり
  • 1863年11月23日(文久3年10月13日)生まれ、1882年12月28日(明治15年12月28日)没の享年19歳
  • 伝説の花魁
  • 好きな色は赤

生きていたときにやっていたことはもちろんのこと、時代まで違うわけで、つまり価値観の違いが発生します。ただでさえ十人十色な性格なのに。

顕著なのは6話・7話でクローズアップされた、求められるアイドル像の違いでしょう。
【第6話】だってセンチメンタル SAGA、【第7話】けれどゾンビメンタル SAGA という2話を跨いでのシリアス回は控えめに言って神回なので、見ていない人は今クール損してると煽りたいくらい良かった(もう終わっちゃいましたけど)。
詳しくは、後述する各話印象に残った場面で取り上げる予定ですが「耐えきれないのーーーー」からの純子ちゃんが愛ちゃんの手を撮ろうとしながらの「大丈夫、私がフォローしますから」は発狂しそうになるレベルでやばい。


結局このアニメはアイドルアニメなのだろうか、と言われたらアイドルアニメなんだと思います。
メンバー同士のすれ違いなど困難な問題にぶつかりながらも、時には突き放し時には助け合いライブを成功させる、ファンを楽しませる……王道を外れていない。
まさかゾンビランドサガに対して、アイドルアニメがどうとかそういう感想を書く日が来るとは1話のときには思っていませんでした。マジで。

ゾンビギャグアニメからゾンビアイドルアニメへ

この作品の面白さの軸みたいなものがだんだんと変わっていった要因は、やはりフランシュシュの成長だと思います。
各々のメンバーが、自分の過去やトラウマと向き合いながら戦っていくその様は素直に尊い。メンバーそしてグループが成長していくに連れ、巽幸太郎からメンバーへの、そしてメンバーから巽幸太郎への接し方が変わっていくことが心地よい。視聴者から見れば巽幸太郎はふざけたやつだという感じなのですが、信頼関係ができ始めたころから、ふざけていても愛を感じるようになってしまいました。
故に、地下牢コントは減り、アイドル活動の枠が増えた。

巽幸太郎自体は、無能だと思いきや初期から仕事をちゃんとしている描写があったりはします。露骨な描写としては、製薬会社への営業など。ふざけているように見えて、一貫してフランシュシュそしてさくらを応援し、前に進めようとしていたわけです。

「巽有能説」が実感を持って視聴者に決定づけられたのは【第7話】けれどゾンビメンタル SAGA における、純子への叱咤激励であったとは思います。ストレートに描写されたおかげで、「巽有能なのでは?」から「巽有能だった」とスイッチが切り替わりました。
「お前たちはゾンビィだがロボットではない。この時代に、昭和アイドルの矜持を持って活動するその姿を、メンバーやファンたちに見せてやれ」など、一連の純子へのメッセージには心打たれる。思い出しただけで「もう一回みたい」と思わせるぐらいには。

アイドル像の今昔そしてメンバーのトラウマを取り上げた【第6話】だってセンチメンタル SAGA、【第7話】けれどゾンビメンタル SAGA の2話が、この作品の大きな転換点になったのではと個人的には思います。

各話印象に残ったシーンまとめ

時間があれば1話ずつ丹念に感想を書いていきたいのですが、そうも言っていられないので、各話ごとに印象に残ったシーンをダイジェストでお伝えできればと思います。
話数単位で記事にしたいほど濃い話がたくさんあるのですが、まずはこの形でお届けできればと思います。

第一話 グッドモーニング SAGA

第1話で一番衝撃を受けたのは、以前の記事にも書きましたが首の骨が折れてるシンクロヘドバンです。
こんなライブ見せられたら、正直2話以降も見ようと思ってしまいますもん。ゾンビだからできるという観点でこのライブは本当に素晴らしいと思いました。
thun2.hatenablog.jp

ゾンビだけど、結局アイドルものだろ? っていう批判がこのアニメにはつきまとうと思っていたのですが、1話から全部ふっとばしてくれたのは正直爽快でした。


第二話 I♡HIPHOP SAGA

第2話はもちろんタイトルにあるとおり、ラップにつきます。ストーリー的にも流れ変わったな感ある大事な2話。
「できっこないとか言ってんじゃねぇよ 最高の才能持ってるくせしてなんも しねぇで諦めちゃただの敗北」とか最高。愛と純子も、少し意識変わった感ありますよねこれで。


www.youtube.com

ちなみに、巽幸太郎のヒューマンビートボックス(ボイパ的なあれ)は宮野さんではなくDaichiさんという方が担当されています。
【Daichi】ゾンビランドサガ 第二話にてビートボックスを担当しました!|News|吉田正樹事務所


第三話 DEAD OR LIVE SAGA

「バカ、歌い続けなさいよ!」の愛ちゃんのセリフが大好きな3話。ゲリラライブに至るまでの純子と愛の葛藤、そしてライブでのフォロー……さすが元アイドルやでと思わせてくれる二人のパフォーマンスは圧巻。
「歌詞出てきて、出てきて」からの愛ちゃんと純子ちゃんの登場シーンは本当に何度見返しても好き。

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このシーンの純子ちゃんマジ天使

そして「目覚めRETURNER」ですよ。この曲めっちゃ好きなんですよね。はい。間奏のロボットダンスっぽい動きも良い。


第四話 ウォーミング・デッド SAGA

純子ちゃんご乱心な回。アイドルやっていた当時は、遊ぶどころか温泉なんて行けないぐらい忙しかったのだろうかと思わせるぐらいには目がキラキラしていましたよね。
徐々にグループの結束が固まっていくのもこのあたり。みんなで観光しながら楽しんで、足湯ではお互いの思っていることを伝えて……とアイドルものっぽい匂いがしましたね。


第五話 君の心にナイスバード SAGA

とっりっ! ドライブイン鳥とガタリンピック回。5話はなんというか、安心感がある。突出してないけど、フランシュシュがそれなりにまとまって何かに取り組もうとしている様が描かれるので。
たえちゃん空中分解からの全員泥まみれほふく前進は笑える。


第六話 だってセンチメンタル SAGA 第七話 けれどゾンビメンタル SAGA

この2話は相当に好き。一番見返しているかもしれない。
純子と愛が素晴らしいのはもちろんのことなのですが、サキちゃんのリーダーっぷりというか、姉御肌がよく見えるのも好き。ベタだけども、雨が降る公園内で愛を慰めるシーンは名シーン。「お前も相当気合はいってたんだな」の優しすぎる声。優しいぶっ殺すぞ。

そして7話の伝説のライブシーン(当社比)。このライブシーンの見どころはなんと行っても、純子ちゃんのフォローですよ。
6話の愛の「大丈夫、私がフォローする」に対する返答シーンはマジで涙です。
当たり前のように降ってしまう雨は、その後の雷を否が応でも予想させてしまう。緊張しすぎる愛の様子を描写する観客がリアル。怖がりながら歌うという愛の素晴らしい演技、素晴らしいからこそ感じる辛さ。
うまく歌えない踊れない、それを見て私がフォローしなければと決意する純子。

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この後姿だけでご飯3杯行けます。後姿だけでなく前からの表情もその後に描写されるのですが、後ろ姿を見ただけですべてを察することができるんです。あぁ、今強い意思を純子は持ったんだなって。
そして「耐えきれないのーーーー」からの「大丈夫、私がフォローしますから」!!! 思わずエクスクラメーションマークをつけたくなるくらいの鳥肌シーン。



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ステージ演出が、この瞬間パッと光り輝いて虹色になるんですが、何度見返しても涙が出そうになる(上の画像の瞬間です)。パっと、一瞬だけ明るくなるんですが、もうタイミングが最高です。見返してみてください。

そして雷ドカーンからの「目覚めRETURNER」。最後まできっちり踊れて、観客を楽しませることができた。駅前ゲリラライブのリベンジも達成。さくらにとっても最後までやり遂げることができたわけで、そりゃ泣くわという。その後描かれたさくらの持ってないパワーから考えると、この成功は本当に嬉しかったのだろうなとも思ってしまう。


第八話 GOGO ネバーランド SAGA

8話は、何度見ても泣いてしまいます。ヒゲが生えていることにショックを受けて死亡という、ここだけ見るとギャグっぽくも思えるのですが、過労と心労が祟っての精神性ショック死だと思うと相当重い。

リリィのお父さんが、若くして奥さんを亡くしていて一人リリィを育てていた、そんなお父さんはテレビを見るのが好きで、テレビを見て楽しんでいるお父さんを見るのがリリィは好き。もしリリィがテレビの中からお父さんを喜ばせることができたらと始めた子役の仕事だったけど、お父さんはテレビの中のリリィばかり見ている。過労でクマができていることにも気づかない(我々視聴者が気づいているという構図)。
加えて避けられない第二次性徴により体に変化が起こり、これまでの可愛いままでいられないという葛藤を抱えるリリィ。
冷静に考えるととてつもなく重いシチュエーションが重なっているのだけれども、直接的に描くと重すぎるので、ヒゲをうまく入れてきたのだと思う。これがないと本当にただ辛いだけの描写になってしまう。

顔を知っている人との接触というストーリーのラストは、気持ちの整理・区切りをつけて前に進んでいくという前向きな終わりでした。お父さんに贈った「To My Dearest」という曲も、ストーリー全体の構成も、過去にとらわれるのではなく、これからの未来を前向きに生きていこうというメッセージ性を全面に押し出しているのが本当に素晴らしいし心地よい。

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フランシュシュみんなでリリィを後押しする姿も相まって、最後のライブシーンは涙なしには見られない。曲を、巽が作ったのだろうと推測されるのも熱い。憎いね。1話の完成度が高すぎる8話でした。

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大好きだよ……冗談ではなく涙で前が見えなくなった


第九話 一度は尽きたこの命 なんの因果か蘇り 歌い踊るが宿命なら 親友への想いを胸に秘め 貫くまでよ己のSAGA

9話は、個人的にはラストのライブがすべて。

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いや、もちろんサキちゃんの過去話なんですけど、最後のライブが好きすぎてそれどころではなかった。
「九州制覇から全国制覇 笑うようなやつはぶっ殺すぞ」「拳で語れや お前だけのポリシー」とか歌詞が刺さる。みんな大好きぴょんぴょん愛ちゃんももちろん好き。
そして、サビで拳を突き上げるシーンがめっちゃ好きです、歌詞もメロディーも好きなのですがダンスも合いすぎていて、後ろ姿を見ると本当に神々しい。

ダンスの最後、サキちゃんが驚いた顔をしてからニコッと微笑むのもいいですよね。諸説ありますが、アイドルとしてみんなを本当の意味で喜ばせることができたと感じた、という解釈は好き。縁の下の力持ち的な役割が多かったサキちゃんだったので、センター張ってバシッと決めて、お客さんが喜んでいたら自然と笑顔になるのではという。

第十話 NO ZOMBIE NO IDOL SAGA

さくらが空回りし始める10話。なんだかんだこれまで巽の無茶振りや冗談に、みんなちゃんとノッてきていたのに、さくらがマジレスでズバズバ突っ込みのがすごく笑えた。

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このあたりの一連の突っ込みがめっちゃツボる。
「そうやなくて、違うよね。私達が今向き合わんといかんとは、ライブであってイノシシじゃないよね。浴びないかんとは声援であって、よだれじゃないよね。もう日にち無いとに、こやんかところでこやんかことしよったらいかんよね」
私見てわからんですか。こんなんで何かつかめるわけなかやないですか。ライブ前なのになんで山なんですか、なんでイノシシなんですか、意味がわかりません」


結局周りが見えていなかったのはさくらの方だったのだ、というオチにはなるのだけれども、このあたりからさくらの持っていない感が出てきていると思う。フランシュシュのメンバーと疎遠になるだけで大体うまく回らなくなっていく。やっとメンバーの大切さに気づけたと思ったらトラックにドーン、である。

ちなみにメンバーの大切さに気づくきっかけとなった、フランシュシュメンバーのダンスレッスンですが、その曲目が「FLAGをはためかせろ」なのは熱い。最終回を見たあとにこのシーンを見返したのですが、ちょっと泣いた。
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第十一話 世界にひとつだけの SAGA 第十二話 グッドモーニング アゲイン SAGA

この2話は、さくらが記憶を取り戻して失って、そして取り戻すお話。
11話で描かれる、さくらが持っていないというストーリーは結構心が痛い。共感性羞恥に近い感情が来る。努力して努力して万全にしたのに、自分の力ではどうにもならないようなことに阻まれ、一生に一回を逃してしまうことが連続して続くという描写。
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受験のために3年間、プライベートも趣味も全部投げ出して勉強だけに打ち込んだのに、試験当日の不運に阻まれ全部おじゃんは本当にきつい。持ってない持ってない、とさくらがネガティブになるのも分かる。
最後は、アイドルになりたい、愛ちゃんのように「強くなりたい」という思いでアイドルを目指そうとする第一歩のところでトラックにドカーンである。

「頑張ったあげくに死ぬ女なんです。そこまでもっとらん人間なんていますか」と巽に激高するのも分かる。ただ、さくらは私を巻き込まないでと言うけれども、それは私を巻き込むとみんなまで不幸になるということの裏返しでもあって、やっぱり優しい子なんだなと思う。

だからこそ「俺が持っとるんじゃあい。いくらお前がもってなかろうが、俺が持ってりゃええんじゃい」「だから、俺は、お前を絶対に見捨ててやらん」という巽の言葉が出るのだと思う。さくらと巽のやり取りは屈指の名シーンだと思う。巽が一度帰ったと思いきややっぱり戻って「って思うじゃん?」って言ってからの見捨ててやらん、は格好良すぎる。始めてみたときは、巽が一度去ったときずっとドキドキしてましたよ。そして帰ってきたときの安心感というかなんというか。
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からの12話はもう、なんていうか、すごいね。語彙がなくなってきたのですけど、あまり理屈で説明したくない感じ。
巽にあれだけ言われたとしても、やはりそう簡単には変われないさくら。一気にお涙頂戴な展開にならないところがグッド。
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「さくらはん、もうこれ以上逃げないでおくんなし。あんたには、わっちらを励ましてきた責任っちゅうもんがある」からのゆうぎり姐さんの言葉はかっこよくてですね。「さくらがいないステージよりも、一緒のステージで失敗するほうがいい」ってすごい力強い言葉ですよね。

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「ヒビ入っちまったな」 きゃー、かっこいー、抱いて!



さて、この記事のために12話をまた何度も見返しているのですけれども、なんというか言葉にするのがもったいないくらい感動してしまってですね。
一連のライブシーンは、もう言葉にできない。

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まず、ステージがぶっ壊れ始めても歌い続けるシーンがめっちゃ好き。音楽がちょうどかっこよくてですね、上の1枚目の画像の部分、サビ前の曲の盛り上がり最高潮で、会場ぶっ壊れかけてるのに激しく移動するダンスをやってって最高じゃないですか。そして、本当にサビ前の、愛に合わせてみんなが動くシーンもたまらなく好き。今すぐにでもステージが物理的にもステージ的にも壊れるかもしれないっていうドキドキとすごくマッチしている。


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やっぱり持っとらん……かーらーのー
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よーみーがえれえええええええええええええ

さくらは絶対に立ち上がってくるっていう自信満々のメンバーの顔。かーらーのー、さくらの雄叫びに近い復活! これは燃える、誰でも燃える。
12話見てきたからこそのカタルシスだし、ご褒美だと思う。確変突入ですよ。


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どうでもいいけど(よくないけど)、このアニメ、後ろからのカットがすごい良いのが多い。というか自分が後ろカットフェチなのかもしれん。


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やっぱり後ろからのカット良いね。画像でも良いって分かるね。動画でも見てね。


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たえちゃん本当に良かったねシーン。リアルタイムで見ていたときはリアルで「よかったねぇ……」っておばあちゃんみたいに喜んでしまっていた。
結局たえちゃんの謎は投げっぱなしだったけど、2期に期待しましょうね。



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個人的には、「FLAGをはためかせろ」のサビ前のこのシーンがベストシーンかもしれない。
「人生一回きりなんだよ」の歌詞に合わせて、体を左右に揺らしながら右手をくるんくるんと回すシーン。相変わらず後ろからのカットなのだけれど、体を捻って角度がつく瞬間、胸のラインが顕になってフェティシズムを感じる。エロいというよりは、なんというか、神々しいという言葉のほうが似合うと思う。光の反射加減、完璧すぎない?


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サビの、FLAGをはためかせる振り付けも大好き。みんなニッコニコで、見てるこっちも元気になる。まさに大団円にふさわしい。最後まで見てきてよかったと思わせてくれる、最後の最後のアンコール。
サキちゃんの笑顔超素敵。わかってもらえるだろうか。


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そして最後、「おーはようございまああああああすっ」で終わるの、本当しびれる。挨拶は基本。さくらちゃんは挨拶ができる。故にさくらちゃんはスーパーアイドルなのである。
巽へのリスペクトも感じられる。これをラストに持ってきた人有能すぎると思う。みんなでポーズで終わりも十分に考えられたけど、見終わったあとだとこの終わりしかないと感じる。

終わりに

ゾンビランドサガは神アニメということなのである。すべての謎は残念ながら明かされなかったけれど、明かされなさ具合は許されるレベルだと思う。バランスが良い。
というか、全部謎解きしてたら1クールじゃ絶対に足りないってみんな分かってたよね、えぇ。

最後の終わり方も2期への含みを持たせていましたし、どうとでも料理できる。

今期は、このアニメに勇気をもらっていました。久々にというと失礼かもしれませんが、毎週が楽しみで楽しみで、ネタバレを見る前に絶対に自分の目でまず見る、というのを徹底した作品でした。
1話では肌に合わないかなと思いましたが、2話以降徐々に体にフィットしてきて、いつの間にか無くてはならない存在に。1クールという短い作品でしたが、私の心にはゾンビランドサガが強く刻まれました。
刻まれすぎてもうロスってます。

素晴らしいアニメをありがとう!



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  • 発売日: 2018/12/21
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