隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

11話 百合とかそういうレベルじゃない

シリアス回なら今までで一番だったかもしれません。結果的には、こういう解決の仕方しかなかったのかもしれません。でも、電車に乗る前の、朱里と修輔の笑顔を見ていると、これで良かったんだと思いました。
冒頭、いきなりあさみがとんでもない事を言い出すので焦りました。手紙を出したのがあさみだという、そしてなぜそんな事をしたのかが事細かに語られるシーンはまさに狂気の沙汰としか思えませんでした。10話の時点で、朱里は大変な目に遭いすぎだということを言っていましたが、今回でさらに、さらにどん底へ落とされました。だからこそ、最後で笑って(正確には泣いてましたが)終われて、朱里は良かったと思います。心の底では、修輔がもっと頑張って現実的に問題を解決してくれるのかなと期待していたのですが、でも、こういう終わり方でも満足です。
最後の、佐菜が修輔たちを追いかけるシーンですが、最初はちょっと蛇足かなぁと思ったんです。というのは、今までの佐菜の言動から、佐菜にあまり感情移入がしにくいんですよね。で、最初はそう思っていたんですよ。自転車を借りて電車を追うところでもまだ思ってました。でも、最後の最後、電車の音で聞こえない佐菜の叫び。そこで入る、修輔が昔佐菜と別れたときの回想、この回想で完璧にやられてしまいました…。この回想はちょっと卑怯だと思います、そのくらい良かった。ジーンとなってしまいました。このシーンが、今回で最も良かったシーンでした。