隠れてていいよ

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フミカが普通の子で良かった

5話(猫のお話)と6話(いじめのお話)を続けてみたのですが、5話で癒され6話で欝になってしまうという落差が激しい2話でした。特に、6話の救えなさはかなりのものだったと。何が一番欝になるかといえば、誰も救われない所なんですよね。特にずっと続くというのがとても怖い。たとえば地獄少女などはわりと勧善懲悪的な話が多く、最後にはほとんどの場合しっかりと悪役が地獄に流されていました。しかしこのシゴフミでは、「え?それで終わりかよ」と思ってしまっても仕方がない終わり方が多いですよね。6話はとても後味が悪いお話でした。ただ個人的にはこういう救われないお話も好きではあります。どろどろしてるのは良いですよね。
さて、5話の猫のお話。もう一人の配達人のチアキとともに、猫へシゴフミを届けようとするお話。この話で一番感じたのは、無機質なフミカでないフミカがたくさん見れたということ。配達人になる前はみな人間だったということですが、やはりその人間っぽい感情が出てくると親近感が沸くというか、「普通の子」って感じがしますね。猫が苦手で、それにおびえる様子なんて、まさに人間っぽい仕草。当初は、フミカは無口で感情をあまり表に出さず、黙々と任務をこなしていくタイプかと思っていたので、5話のような普通の仕草を見せてくれると安心してしまいます。
これからどういった方向に話が動いていくのかが気になります。フミカの過去をだんだんと掘り下げつつもいろんな事件が起こる、というのが妥当な進み方でしょうか。癒されたり欝になったりと面白いアニメだと思います。