オープニングアニメーションが素晴らしい
フォントも良いですね。曲調が少し不安定なので、不安定なときに見れば不安定になれますし、そうでないときに見てもメランコリーになるのでお勧めです。
主人公がギャルゲーにハマっているということで、全体的に電子世界(二次元の世界)をイメージしていると思われるのですが、色合いといったらいいのか、実に電子っぽくて良い。そして動きがあって良い。さらに曲が映像とマッチングしているのも良い。個人的に最も良かったのは、半分より後よりでテンポが変わる所。何ともいえない気持ちにさせてくれます。
ちびキャラのエルシィが素晴らしい
合間合間の場面転換で、ちびキャラのエルシィが画面を流れます。それがかわいいのです。場面転換以外でもちびキャラ化するのですが、それに比べても3割増くらい可愛い。
ちなみに、エルシィ以外もちびキャラになります。
主人公の桂木桂馬が素晴らしい
いわゆる「媚びているように感じ無い媚びさ」が心地良いのです。
多くのハーレム設定キャラ、具体的にはエロゲ・ギャルゲ(的)主人公は、非常に媚びたような描写をされますよね。具体的には「俺モテナイんだけど〜」って言いつつも周りからメッチャモテてる、とかそういうのです。
この作品では、主人公が「2次元しか見えない」というのを貫いているので、媚びさが見えにくい、もしくは感じにくいのだと思います。
徹底的に貫いているのに、不可抗力でなっちゃいました!は許されるどころか、好感さえ覚えるのです。
もう一つ。最初はどうであれ、最終的には女の子を落とすために桂木桂馬は超真剣になるところは好感が持てる。誠実さって大事ですよね、ということです。ヘタレな主人公は皆、死んでしまえば良いと思う。眞一郎とか。
多分、原作も面白い
超勝手な想像ですが、神のみぞ知るセカイは、ストーリーを大きく変えないようにアニメ化されているような気がする。つまり、アニメを楽しめた人は原作を読んでも楽しめる、むしろもっともっと楽しめるようになる、ということです。