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これはゾンビですか?10話、そんな尺の使い方で大丈夫か?

本記事の概要

リアルタイム視聴後は、「10話は失敗だなぁ」と感情的になっていたのですが、少し時間をおいて考えていると、そうでもなかったなぁと思いました。ちゃんちゃん。

そんな尺の使い方で大丈夫か?

原作を知っている身としては、Aパート前半のゆるりとした展開(具体的には夜の王と歩が出会うシーンくらいまで)には、もやもやしました。「早くしろー。尺が足りなくなってもしらんぞー」と。
その不安は的中し、Aパート終盤からBパート、そして終わりにかけて非常に詰めこまれているように感じました。原作の盛り上がるシーン・イベントをつまみ食いしたイメージ、でしょうか。

深夜リアルタイムで見た直後の感想は「良くない10話だった」のですね。そして、「スタッフは本当に大丈夫か?」等とネガティブシンキングしてました。ですが一晩経ってから、10話を何度も見返してみると、そんなに悪くないと思いました。

大丈夫だ、問題ない。

例えば、「シリアスなのにギャグっぽく見える」軸は、本当に一貫しているよなぁ、とか。
今、これゾンのストーリーは、まさにクライマックスなわけで、超シリアスなわけです。足がちぎれる、腕は飛ぶ、血は出る。ユウの気持ちもよく分からない。もうシッチャカメッチャカなわけなんですよ。
そんな厳しいストーリー展開だと、普通はギャグの入り込む余地なんてないわけです。エロなんてもってのほかです。ですが、これゾンは違います。
ギャグパートを挟んでくるのはもちろんのこと、シリアスなシーン、例えば10話の爆弾解体シーンも笑いに変えてくれるんですよ。爆弾って言ったら、緊急事態、エマージェンシーですよ。なのに呑気に爆弾の押し付け合いをしていたり、コードをスッパリ切ったり、挙句の果てには歩が「俺、ゾンビだから死なない」と言って、爆弾抱えて空中へ飛び出したり。凄いですよね…(爆弾抱えて飛び去る歩は、シリアス分が多めですが)。

というわけで「10話がメチャクチャ面白かったか?」と言われるとそうではないんですが、「つまらなかった」とは、今は思っていません。リアルタイム視聴後というのは、得てして感情的になりやすいですね。

最後に

これゾンは安定しているなぁと、改めて思いました。


さて今後の展開としては、11話で夜の王編に片をつけ、12話は日常編に戻して終了、ですかね。もしかしたら、2期を匂わすような描写があるかも、と今から楽しみです。
ちなみに、BD1巻は既にアマゾンさんでポチリまして到着を待つばかりです。久々のマラソンになりそうです。