今年の4月から、TOKYO-MX、とちぎテレビ、群馬テレビ及びニコニコチャンネルでアニメ「かんなぎ」が再放送されています。ニコニコチャンネルでは2011年5月11日現在、1話及び6話が無料配信されています。
本放送は2008年の10月ですので、2年以上前の作品の再放送なわけです。当時、2話まで視聴した際の感想を一部引用します。
山本寛監督演出作品、いやでも楽しみにしてしまうわけですが、2話を見終えてもう虜なわけです。
ヌルヌル動くキャラ、まずこれは魅力ですよね。見ていて癒されるというのは重要な要因です。それから、まだ登場キャラクターがかなり少ないですが、十分ストーリーが成り立っているのも良いですねぇ。そしてなんと言っても、ナギのキャラがかわいい。大雑把に言うと、神の子でありながらも、子供っぽい面や優しい面が表れるなど感情の起伏が激しいのが良いですね。特に「なんでじゃー」ってセリフが好きです。また、そのキャラの良さを出せる演出がうまいんだと思います。演出が良かったからこういう感想を持てるのでしょう。
山本寛監督をべた褒めしています。私は山本寛さんについて詳しいわけではありませんが、アニメ「かんなぎ」がとても面白いと自信を持って言えます。
ところで最近Twitterのタイムラインを眺めていると、こんなツイートがありました。
昨日のかんなぎもそうだったけど、肌が綺麗だよね。ただ白いだけじゃねえか、と言われるかもしれないけど、そういうふうに見える。だから太ももに穢れとして黒い蟲が這ったりすると「ああ、こりゃ汚しちゃいかんな!」と思うわけで。
このツイートにはとても共感しました。
ただ白いだけじゃねえか、と言われるかもしれないけど、そういうふうに見える。
。
そう、本当にそう見える、感じるんです。
ナギは神々しい
かんなぎを見た方ならご存知かと思いますが、ヒロインのナギは御神木を依代として顕現した「神」という設定です。
神という言葉に対してどういうイメージを持つかは人それぞれだと思いますが、ここでは「神々しい」という表現を取り上げます。この言葉の意味は、以下のようです。
気高くておごそかである。神聖で尊い。
こうごうしい【神神しい】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
かんなぎという作品は、それなりに「ギャグ・エロい要素」が詰め込まれています。ナギというキャラも例外ではなく、突然「なんでじゃー」と叫んだり、ものすごい顔芸をしたりします。
これだけを聞くと、神とは程遠い存在だと思った方も多いでしょう。ですが実際にアニメを見ると、「ギャグ・エロ」要素は確かに存在するものの、他キャラと比較して圧倒的に「神々しい」と感じるのです。
この神々しさはどこから来るのか。普通に考えると、ナギの「立ち振る舞い、考え方」でしょうか。
ナギは生き方に芯が通っているのです。どんなに悪ふざけしていても、やるときはやるのです。この辺りに「凄み」を感じ、それが「さすが神様だなぁ」という思いに繋がるのではないでしょうか。
…と、つい最近まではここで思考が停止していたのですが、今回は上ツイートを参考に「肌の白さ」という要素も考えてみました。
それに加えて肌が白い
多少感情論になって恐縮なのですが、私はナギの肌が白いと感じるのです。ナギ一人が立っていようが、他ヒロインが横に並んでいようが、圧倒的に白いのです。まるで、後光がさしているかのように白い。もちろん実際には後光はさしていません。ですが、そう感じさせる何かがあるのです。
そして上のツイートでも述べられていますが、だから太ももに穢れとして黒い蟲が這ったりすると「ああ、こりゃ汚しちゃいかんな!」と思うわけで。
となるんですよ。あぁ、神々しい!
もう少し踏み込んで言えば、「ナギが神々しく見えるような演出」がされているのではないか、と思わざるをえないのです。しかも直接的ではなく、「何となくそう感じさせる」演出ではないか、と思うのです。
「いや、ただ白いだけじゃね?」って言われたら確かにそうなんですが、でも、絶対に何か、あるんですよ。是非、ご自身の目で確認いただければと思います。
まとめ
今回はナギの「神々しさ」について取り上げましたが、「メタ的な発言」「ヒロインの関係」等々、かんなぎについては他にも書くことができます。機会があれば、また書こうと思います。
やっぱりヤマカン作品は好きだ。