隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

種子島に行ってきた。素晴らしかった。そして心が折れた。『言の葉の庭』を見た。落ち込んだけどもうちょっと頑張ろうと思った

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写真は、種子島の中山海岸。この海岸は、アニメーション作品『秒速5センチメートル』の第2話「コスモナウト」のヒロインである澄田花苗がサーフィンの練習をしていた場所。


旅行に行ったのか、聖地巡礼に行ったのか、どちらが主目的なのかは分からないけれど、種子島に行って来ました。今、種子島ではロボティクス・ノーツ色が強いようで、高速フェリーから降りると、すぐにロボティクス・ノーツのポスターが迎えてくれました。

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本記事ではですね、記事タイトルにもあるように、皆さんが期待しているような聖地巡礼レポが書かれるわけじゃないんですよ、すみません! そういう内容は、また精神が落ち着いたら書きたいと思います。

早速だらだら書きます。ちなみに長いし、アニメもあんまり関係ありません。オナニー記事です。

いやーやっぱり素晴らしかった

種子島では、秒速5センチメートルだけを目的に行ったわけではないですが、そうは言っても以下はマストでした。

アイショップ石堂大平店

ここは、皆さんご存知、ヨーグルッペが印象的な店舗。遠野貴樹と澄田花苗が学校帰りに必ずよって、ヨーグルッペとデーリィコーヒーを購入するというあの印象的なシーンの場所。

種子島内にアイショップは数店舗ありますが、秒速5センチメートルでの舞台はアイショップ石堂大平店。ちなみにロボティクス・ノーツはアイショップ永井店です。永井店は国道58号線上にありますが、石堂大平店は県道75号線上。石堂大平店を見つけた瞬間「すっげー普通に存在してるな」とつぶやいていました。普通の田舎にぽつんとあります。花咲くいろはの西岸駅(作品内ではゆのさぎ駅)に巡礼した際も同じような感覚を受けていました。本当に、すっと、存在しています。
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中山海岸

中山海岸とは、冒頭にも説明したとおり「コスモナウト」のヒロインである澄田花苗がサーフィンの練習をしていた場所。
地元の人がもうサーフィンしてました。下にはっつけているグーグルマップのコメントにも書きましたが、この中山海岸へのルートが分かりにくいし地図にも載っていないという。当然カーナビでも検索できず。ホテルで貰った地図に小さく書いてあった「中山浜」という地名と、各種聖地巡礼レポの情報をかき集めて行ってみたら、ちゃんと有りました。今後、行く人のためにグーグルマップ作っときましたので、参考にしてみてください。ちなみに、秒速5センチメートルのコスモナウトの聖地巡礼レポはたくさんあるんですけど、地図があんまりないんですね。だから、余裕があれば、以下のグーグルマップは充実させていきたいです。


より大きな地図で 秒速5センチメートル コスモナウト聖地巡礼メモ を表示

旧中種子高校

コスモナウトにおいて、主人公たちが通っていた高校のモデルである中種子高校。平成22年3月をもって閉校しており、現在は種子島中央高等学校という形で存在しています。当然なかに入るわけには行きませんのですが、前の通りを車で走ると、正門を見れますしそしてあのカブが止まっている駐輪場も見ることができます。それだけ10秒ぐらい車から眺めて満足しました。







種子島宇宙センターにも行って来ました。道を走っているといきなりJAXAの敷地内に入るんです。びっくりしました。ロケット発射場も見ました。佇んでいました。最近宇宙兄弟にハマって、宇宙にこれまで以上に興味が出ていたのもあって、全てが素晴らしかった。以下の2枚の写真、両方共センターの敷地内なんですよ。


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カーモリの峯からの眺め


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ロケットの丘展望所からの眺め




1泊2日の強行旅行だったけど、すっごく楽しかった。会社も一日休みを取って行ったった。楽しかった。楽しかったけど、でも、やっぱりリフレッシュできたかと言われたら、正直、できなかった。常に心の何処かでは、頭の隅では、仕事のことが離れなかった。また、あの毎日に、辛い毎日に戻らなければならないのかと、旅行中に考えてもしかたがないはずなのに頭から離れなかった。初日にホテル、疲れているはずで、温泉も入ってゆっくり眠ればよかったのに、中々寝付けなかった。



旅行から帰ってきて、月曜日まで一日猶予があった。その日は、本当に動けなかった。吐きそうだった。ここ最近、慢性的に胃が痛かったけど、それがもうこれまでの比じゃないくらい押し寄せてきた。死にそうだった。何もする気が起こらなかった。一体自分は何のために仕事をやっているんだ、何でこの仕事を続けなければならないんだろうとずっと考え続けていた。


月曜日、初めて会社を休んだ。朝起きて、スーツに着替える事ができなかった。自分で言うのもなんだけど、これまで会社にかぎらず、サボるっていうことをしたことがなかった。だけど、この月曜日だけはもう、どうしようもなくどうしようもなく、もうどうしようもなく動けなかった。休んだのだから寝ればいいのに、全く寝付けず、秒速5センチメートルを無意識に再生していた。

金曜日まで、何とか前向きに自分を鼓舞し、立て直すことが出来た。「甘え」という言葉がずっと自分の頭から離れなかった。



アニメ、最近見れてないんです。正確に言うと、見ても楽しめないので、本当に本当に「大丈夫なやつだけ」を繰り返してみてたりする。はたらく魔王さま! はその一つ。このアニメには今期、本当に救われている。PCをつけている時は、ニコニコで繰り返し再生している。鎌月鈴乃さんまじかわいい。あのSuicaドヤっのシーンとかもう頭に刻み込まれていつでも再生してニヤニヤできる。あとゴルゴ13とかも安心できる。なぜならちょっと流し見してても、義務感に苛まれないから。まぁゴルゴ13ならちょっと目を話してしまっても、例えばブラウジングしながらながら見してもまぁいいかな、って自分の中でラインが何とか引ける。そういう意味でこういうアニメも貴重。
それからレヴィアタン。このアニメも最高に良い。中身の無さ加減がたまらん。最近、総集編みたいな、声優さんとかも登場する特番みたいなのはあったけど、それの冒頭、◯分で分かるあらすじ、みたいなやつで、明らかに数話分全くあらすじに絡んできていないのにあらすじとして成り立っている加減に爆笑して、さらに好きになった。



今日、新海誠さんの新作、『言の葉の庭』を見に行きました。同時上映された作品も、そして本編の『言の葉の庭』も、自分の心を本当に抉った。実は、本編よりも同時上映された作品のほうですでに泣きそうになっていた。あまりに自分に重ねるところがありすぎて。そして、登場キャラクターが、仕事が辛いながらも無理をして「大丈夫だよ」って振る舞う姿を見て、あまりに辛すぎて目を背けたくなったけど、でも頑張って直視して、そして泣きそうになっていた。
本編も同じだった。「学生としての青春、夢」というものと「社会人としての辛さ、現実」が対比されていて、もうどこに感情移入したらいいんだろうか、見ていてずっと悩んでいた。悩みながらでも、色々と感情移入して泣きそうになっていた。精神が安定しなかった。雨が本当に良かった。どうして今日、雨が降っていないんだろうと、空に向かって苛ついていた。当初は今日は東京は天気予報は雨だったでしょう? 何で雨振らなかったんですか、とホンキで思った。


アニメの中で、アニメの中でさえ、キャラクターたちは苦しみながらも現実に立ち向かい、何かしらの決断をして、毎日を過ごしている。それを見て、辛く思いながらも、やっぱりもう少し頑張らなければと思った。もう、本当にしんどい。この記事も、ビール飲みながらなんとかかんとかアウトプットしてる。でもアウトプットしないと多分明日もやばそうだから、無理やりアウトプットしている。
最近思ったのは、ネガティブスパイラルに入って、ブログにさえもアウトプットしなくなったら本当に死ぬということ。なぜなら、なんだかんだ言って、ブログは承認欲求を満たしてくれる。本当にこれは本当に。だから、私の場合は、生活習慣の一つとしてブログを書かなければならない気がする。このブログに書く気になれず、増田にもいくつか書いたけど、それだけでも承認欲求が少し満たされて、ちょっとだけ心が助かった。




最近、来期、つまり夏アニメ一覧みたいな記事タイトルを見つけて吐きそうになった。あぁ、今期も結局殆どアニメ見れなかったなと。あんなに頑張って、視聴環境整えたのに、結局HDDには、見ることが出来ないアニメが延々と溜まっていている状態で、本当にアニメを創っている人に申し訳が立たない。もっと全てのアニメを見て、全部のアニメを素晴らしいって、記事にしたりTwitterでつぶやいたりして、楽しみたいのに、それも出来ていない自分にもイライラしてもうどうしようもない。
アニメが見れないからどうなるかっていうと、やっぱり本に逃げてる。最近は神様のメモ帳を読み返している。この作品は、本当に本当に、辛い時の気持ちを全て受け入れてくれて、私の辛い心を癒してくれる。みんな、守るべき場所を守るために頑張っている、そんな意思が私を助けてくれる。もうちょっと頑張れって後押しをしてくれる。助かる。


政治なんて利害の塊なんだから本人の信念はどうあれ、現実的な利益を国民に与えたりいろんなことうまく調整すればそれで勝ちかもしんないけどさ、でもナマの人間としての信念はそう簡単に動かせないよ。俺だって知ってるよ。体力ない人間は使えねえよ。シフトに穴あけられたらこっちが死ぬよ。バカはバカだよ。成功したきゃ12時間くらいぶっ通しで働いてみせろとかよく知ってるよそんなことは。限界まで追い込まれないと人間そう簡単に力出せるもんじゃねえってことくらい知ってるよ。現にそうやって前の社長に叩きこまれたからこそ現在の俺があるんだってことも知ってるよ。そういう意味では感謝すらしてるさ。

 でも、それが本当に正しいのか?

 俺においては正しかったろうさ。確かに俺はモチベーション低かったし、給料泥棒みたいな社員だったし死ぬことばっか考えてたし体の半分二次元に浸って現実逃避ばかっか考えてて、そういう人間を使いものにしたきゃ縛り付けて働かせるしかねえよ。それでしかわかんなかったことあるよ。

「疑わない」という怠惰について - 24時間残念営業



Tumblrで、よく回ってくる、そしてもう定番となった以下のフレーズがある。

「死にたい……」「そうじゃないだろ?」「楽して生きたい!!!」「そうだ。それでいい」

これの本質は、「楽して生きたい」と発言すること、想うこと、周りに伝えること……そういったことを悪いことだと思わないことなんだと思う。甘え甘えって世の中言うけど、でも、ちゃんと自分の本心と向き合って「楽して生きたい」と思えることが大事で、この思いすら持てなくなったら、多分本当に心が壊れる5秒前なんだと思う。全部自分の中で抱え込んで、自分が全部悪いんだ、自分ができないから周りに迷惑がかかるんだ、と思い続けると死ぬ。今の私がそうだから。


皆さん、死にたいですか? 私はここ数ヶ月毎日死にたいなぁと思いながら生きています。