隠れてていいよ

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『妖狐×僕SS』最終話の凜々蝶様と御狐神くんのやり取りと絶対領域が素晴らしかった

凜々蝶は「りりちよ」、御狐神は「みけつかみ」って読むんですって、奥さん。

さて、割とダラダラ見ていた『妖狐×僕SS』ですが、最終回をいつの間にか迎えていました。凜々蝶様の成長物語でもあったのでしょう、最終話に近づくに連れ、段々とシリアス調になってきていました。
最終話もずっと暗いままなのかなぁとビクビクしていたんですが、見終わった時にはニヤニヤでした。


何よりですね、タイムカプセルの勘違いの部分から公園でのキスシーンまでの流れが神すぎて、うひゃあああってなってました。特に公園内での、凜々蝶様の絶対領域描写……あまりに気合が入りすぎていてスタッフに土下座するレベルでした。特に電話を話しながら、コンクリートの山の中にトンネルがある遊具での凜々蝶様ですよ。

トンネル内なので若干光が差し込むだけで結構暗い。すると、絶対領域部分も確かに暗いんです、だけども心眼的な意味っで絶対領域は、光り輝いていましたよ。これは誇張でもなんでもなく、凜々蝶様の絶対領域が余りに生かされていて泣きそうになっていました、可愛すぎて、エロすぎて。

そもそも絶対領域(ニーソ)は神聖なるもので、いかなる属性との組み合わせでも映えると私は思っているのですが、特に映える他の属性との組み合わせというのは確かに存在します。例えば旧スクにニーソという組み合わせだとかブルマにニーソという組み合わせは、定番ながらも破壊力がある。

こういう「属性同士」の組み合わせは多数あれども、シチュエーションレベルでのニーソ映えと言う意味では、『妖狐×僕SS』最終話の、公園内でのトンネル内でのニーソの描き方(厳密には、陰影、つまり光の当たらない暗い部分での絶対領域)が本当に素晴らしかった。

繰り返しになりますが、トンネル内なので当然全体的に画面は暗いです。そして、絶対領域部分も暗いです。だけど、だけどもそんな暗い中でも絶対領域は主張を潜めるどころか、暗いのに輝いているんです。一体これはなんなのか。素晴らしいとしか言いようがありません。

終わりに

というわけで絶対領域ばかり語りましたが、本作品を通して思ったのは、原作付きのアニメ化はやはり難しいなぁということでした。
例えばシリアス調に持ち込まず、単に凜々蝶様・かるた萌え・SMキャラ押しで最終回まで突っ走っても良かったわけです。もちろんシリアス調に入っても凜々蝶様が可愛いことに変わりはないとは言え、です。
しかし、これは推測ですが、本作品においては原作の大事な部分をちゃんとアニメ化しないといけない、という部分が働いたのでしょう。「最後までギャグ調でやっていれな名作になっていた」などと主張するのは後付けであり、実際ギャグ調で押し通していたら「原作の重要な部分を蔑ろにしている」と言われていた可能性もあったわけで、無難な構成だったなぁと思います。

どちらにしても、凜々蝶様という素晴らしいキャラクターに出会えて私は大満足でした。1話を見た時から「凜々蝶様の可愛さが異常」と思っていましたが、最後まで見てもその気持ちは変わりませんでした。

凜々蝶様に幸あれ。